本場の讃岐うどん
香川県内で讃岐うどん食べ歩きをするための完全ガイドとして、私が現地で実際に食べた店から厳選した46店をまとめました。おすすめ度に応じて3段階にランク分けしています。
高松市の「手打ちうどん ますや」はぶっかけうどんの名店で修業した店主が一人で打つ極太麺が人気の店です。おろしぶっかけうどんはヌメヌメ・モチモチした「剛麺」の美味さをほんのりと甘い出汁が引き出していました。
手打ちうどん はりやの店内は撮影禁止です。高松市内を代表する人気のうどん屋で、ざるが名物でうどんも天ぷらも絶品でした。営業時間が短く行列も長いのでスケジュールを組むのが大変です。
高松市のひさ枝は麺も出汁も、トッピングも注文の仕方も、そして店の造りに至るまで全ての要素が驚きで満ちていました。工業団地の中にあって外観は倉庫そのものなので、注意していないと通り過ぎてしまいます。
三豊市の「渡辺」は天ぷらうどんときつねうどんが看板メニューの店です。一度見たら絶対に忘れない形状の天ぷらうどんはオーソドックスとサプライズが混在していました。
大喜多うどんは観音寺市を代表する人気店で、四代60年に渡って守り続けられてきた店です。「ガチガチの剛麺」と評判の店であるらしく、しっかりとしたコシのある麺とイリコをふんだんに使った出汁を楽しめました。
観音寺市のカマ喜riはユニークな店名とおしゃれな雰囲気が特徴の店で、アクセスに難がありますが、その代わりに最上級の麺と出汁と天ぷらを味わうことができます。
観音寺市の西端手打上戸(じょうと)は香川県の最西端で愛媛県との県境の近くに位置する店で、燧灘の絶景が目の前に広がっています。手打ちした麺は極太ですが決してごつくはなく、強めの出汁とよく合っていました。
さか枝本店は高松市の中心部にある讃岐うどんの超有名店で、実にオーソドックスなうどんを味わうことができます。注文の仕方が少し変わっているので知っておいた方がいいでしょう。
手打十段うどんバカ一代は何ともとんがった店名です。高松市の中心地にあって営業時間も長い訪れやすい店で、看板メニューの釜バターうどんは黒コショウとバターがいいアクセントとしてうどんの味を引き立てていました。
観音寺市のうまじ家は機械を使わない完全手作りのうどん屋で、店内の客から見える場所に実演スペースも備えられています。手打ち手切りのため麺が不揃いで捻じれており、その分だけ出汁とよく絡んでいました。
手打ちうどん つるやは観音寺駅徒歩約15分の橋に位置するうどん屋で、40年以上の歴史があります。適度な弾力がある中太麺が出汁とよく絡み、昔ながらのうどんとなっていました。
「本格手打ちうどん 麺むすび」は香川でも人気の一般店タイプのうどん店で、作り立ての麺と天ぷらに特にこだわっています。初めてしっぽくうどんを食べましたが、見た目も味も素晴らしかったと思います。ただし肉しっぽくにすべきでした。
「手打ちうどん上田」はことでん太田駅のすぐ前にあるうどん店です。ガイドブックやネット記事等で取り上げられることは少ないみ店ですが、麺も出汁も最高で香川で五本の指に入る店ではないかと思います。
めりけんや高松駅前店はその名の通り高松駅の真ん前で早朝から営業しています。伝説の「連絡船うどん」を運営していた店で、久しぶりに懐かしい味を思い出すことができました。
川福本店は高松市の中心部にあるライオン通り商店街に位置しており、夕食をとるのに適した店です。「ざるうどんの元祖」と言われるだけあって麺の美味さが最高でした。
「麺工房 六車(むぐるま)」は東讃を代表する老舗の人気うどん店で、「釜ぬきうどん」が名物として知られています。茹で上がった麺にかつお節・生卵・ゆで汁を加えて醤油をかけて食べるうどんで、決して水っぽくなく何とも不思議な味わいのうどんでした。
吉本食品は徳島との県境に近い東かがわ市に位置するうどん店で、閉店間際の最後の一玉まで美味かった店です。早めの時間に行って食べた出来立てのうどんは最高でした。
「手打麺や大島」は麺も出汁も完璧で、間違いなく香川で一番美味い店だと思います。高松市を代表するベッドタウンの真ん中の店で、食器の片づけまで自分でやる「真のセルフ」です。
高松の太田うどんは製麺所に併設された店で、早朝から出来立てのうどんを食べることができます。駐車場が狭いので入店できるか否かは運次第かもしれません。
うつ海うどん(うつみうどん)は讃岐うどんの超人気店で長く修行した店主が独立してオープンさせた店で、交通の便の良い高松市の中心部で早朝から開いています。極太ながらフワフワした食感のうどんは見ただけで美味いとわかりました。
丸亀市の上田うどん店は飯野山の高松側の山麓に位置する珍しい店です。ぶっかけうどん専門でメニューは16種類あり、うどんと甘めの出汁とワサビの取り合わせが最高でした。
「純手打ちうどん よしや」は香川県の中でも讃岐うどんの激戦区である飯野山山麓に位置しており、機械を一切使わない完全手作業で打ったうどんが食べられます。
「おふくろ」は超個性派のうどん店が集まる香川県の中讃地方にする歴史のある店で、風格が感じられる店内ではおばあちゃんがワンオペで客に対応していました。全く無名の店であるものの麺も出汁も全ての面で一定以上のレベルであり、全体としてかなり美味し…
丸亀の「なかむら」は「客が裏の畑へ行って自分でネギを抜いて刻む店」という伝説的なうどん店です。しなやかなコシのある麺とイリコの味と香りが効いた出汁、サクサクした天ぷらの組み合わせは感動的な美味さでした。
須崎食料品店は香川で最もおすすめのうどん店です。メニューはしょうゆうどんの温・冷と大・小の4通りだけですが、麺は適度なコシと弾力、口当たり等素晴らしく、実に印象深い店でした。卵は入れない方がいいようです。
高松駅前で朝5時から開いている手打ちうどん味庄は優しい口当たりの麺と強めの出汁が印象的で、朝食におすすめの店でした。高松に着いて最初に入る店としていかがでしょうか?
「地上最強のウドン ゴッドハンド」はとんがった挑発的な店名で知られています。釜あげもかけもモチモチふわふわとした中にしっかりとしたコシもあり、「王道の讃岐うどん」と言ってもよい店でした。
上原屋本店おすすめメニューのかけうどんは口当たりは滑らかで適度なコシと弾力があり、旨味の詰まった出汁と絡んで極上の味となっていました。今年で創業50年の名店で、栗林公園の向かいというわかりやすい場所に位置しています。
おうどん瀬戸晴れでおすすめのかけうどんは太麺ですが柔らさとコシもあり、出汁と絡んで驚くほどやさしい味でした。以前は屋島駅の南方向にありましたが、最近になって八栗駅の北側に移転したので間違えないようにしてください。