首都圏のうどん
讃岐うどん大使 東京麺通団は西新宿で20年以上続くうどん屋で、東京のうどんに絶望していた頃の私がひたすら通った店です。今回8年ぶりに訪れ、昔と変わらずちゃんとしたうどんを味わうことができました。
「TOKYO SUNFLOWER IIDABASHI」は飯田橋の中心部に位置する立食いの讃岐うどん店です。「おにやんま」で修業した東大アメフト部ファンクラブ会長が店主を務める店のうどんはさっぱりとした麺と上品なイリコ出汁が合っていました。
ウエストは博多うどんの老舗的存在の店で、博多三大チェーン店で最初に東京に出店しています。町田店は不便な場所にありながら近隣の人々で混雑しており、上品でありながら力強い味わいのうどんを楽しめます。
宮武讃岐うどん成田空港第3ターミナル店はチェックインを済ませて保安検査場に入る前のフードコート内にあります。かの有名なもう一つの「宮武」とは別系統の店で、高松行の早朝便に搭乗する前の朝食に最適でした。
神保町の丸香(まるか)はいつ行っても行列ができている超人気店で、東京に居ながらにして本格的な讃岐うどんを味わうことができます。基本中の基本である「かけ」は麺も出汁も力強く、間違いなく都内で最強のうどんだと思います。
浜松町の甚三(じんざ)は讃岐うどんの店では珍しく肉うどんのメニューが充実している店で、看板メニューは鶏天と豚バラ入りの「スペシャル」だと思われます。唐辛子やブラックペッパーをかけて食べることが奨励されていますが、驚いたことに全く違和感があ…
鎌倉みよしは小町通りに位置する行列店で、釜あげとざると天ぷらのみという本格的なうどん店です。ミシュランのビブグルマンにも選出されたことのある店で、神奈川でこんな正統派のうどんが食べられるとは思いませんでした。
町田の「山下本気うどん」の「鶏天タルタルぶっかけ」は最強レベルのコシの強いうどんと柔らかな鶏天、卵が利いたタルタルソースの取り合わせが見事でした。丸亀製麺の「タル鶏天ぶっかけ」と比べ、全体的に上品でうどんの味を引き立てていたようです。
溝の口の「路じ」は恵比寿と鷺沼に店を構える人気の蕎麦屋「初代」の系列店で、テレビ東京の人気番組「アド街ック天国」でも取り上げられた「白いカレーうどん」が看板メニューとなっています。白いクリーム状のものがドンブリの表面を覆った様子はケーキそ…
香川一福(いっぷく)は讃岐うどんの超人気店で、東京初進出の際は大変に話題になりました。色も香りも味も透き通った上品な味わいの出汁とふわふわとしていながらノビのある麺の組み合わせは素晴らしく、神保町の丸香と並び東京の讃岐うどんの双璧ではない…
銀座7丁目にある太常うどん(だいつね)銀座本店は江戸時代から続く老舗の八百屋が運営するうどん屋で、うどんだけではなくトッピングの野菜の天ぷらの美味さが大変に印象的でした。
「うどん038(ゼロサンハチ)」は蒲田の商店街でたまたま見つけた店で、「店内自家製麺」を最大の売りにした立ち食いの店です。出汁も麺も両方とも満足できるうどんでした。
王子の「うどん屋 清(せい)」は「隠れたラーメン激戦区」である王子で有名なラーメン一家が新たに手掛けるうどん屋で、関西風を思わせる優しい味の出汁が印象的でした。
水天宮前の「谷や」はミシュランでビブグルマンを獲得するような店ですが、人形町~水天宮前のメインルートから外れた場所にあるため私は最近まで存在を知りませんでした。讃岐に伝わる本場の手法にこだわった店で、口の中の粘膜に吸い付いてくるようなうど…
今回は登戸の「宗(むね)」をご紹介します。私にとって麺類不毛の地であった登戸にいつの間にかうどんの人気店ができており、先日仕事帰りに立ち寄りました。きしめんに似た平打ち麺や巨大なかしわ天など見どころは多いのですが、澄み切った味わいの出汁の…
目黒の「こんぴら茶屋」はテレビで何度も紹介されているカレーうどんの名店で、私もタモリ倶楽部でその存在を知りました。辛さは2種類から選べますが、辛口は私が長年愛し続けてきたレトルトカレーの名品そのものの味でした。
金刀比羅宮東京分社に隣接した水道橋麺通団は新宿の東京麺通団の流れを汲む店で、こちらでも高松の名店である「宮武」の指導を受けたスタッフの打ったうどんを食べることができます。東京のど真ん中にある讃岐そのものといった雰囲気を感じられる場所で食べ…
巣鴨の古奈屋は「とげぬき地蔵」として有名な巣鴨の高岩寺の隣にありますが、横丁のわかりにくい場所なので迷う人も多いかもしれません。有名なカレーうどんは想像していた以上にしっかりとした辛さで、食べていてご飯が欲しくなりました。
「おにやんま中目黒店」は五反田に本店を構える讃岐うどん店の支店です。とり天&ちくわ天ぶっかけの大盛で650円と立ち食いそば並みの値段でしたが、口の粘膜に吸い付いてくるモチモチ感が素敵でした。
渋谷の「やしま」は創業以来四代、約80年続く讃岐うどんの老舗で、独特な雰囲気の店内で完全手作りうどんを楽しむことができます。高円寺のとこ井で初めて見たうどん湯がこちらにもあり、醤油うどんのつゆを残らず味わうことができました。
根津の「釜竹」(かまちく)は隈研吾氏が手がけた店舗が印象的です。メニューは釜揚げうどんとざるうどんの2種類しかないこだわりの塊のような店で、さすが「釜揚げうどん専門店」を名乗っているだけあって、理想的なうどんでした。
「鎌倉美水(かまくらみすい)」は小町通りのメインルートからは一本裏側に入った場所に位置していますが、いつ訪れても行列ができているかなりの人気店です。「美水」という店名の通りうどんもだしも水にこだわって作られており、モチモチ感のあるうどんを…