「京うどん 生蕎麦 岡北」は京都風うどんの超人気店で、大変な行列ができることで知られています。おすすめメニューの「鳥なんば」は柔らかくてきめの細かい麺に昆布が効いた出汁があっており、感動的な美味さでした。
- 超人気店が隣り合う光景
- 1940年創業、3世代が厨房で味を受け継ぐ店
- スケジュールを組むのに苦労した店
- 土曜日の10時10分に並び始めた
- 感動的な美味さだった
- 京うどん 生蕎麦 岡北について
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超人気店が隣り合う光景
京うどん 生蕎麦 岡北は南禅寺から徒歩約10分、京都市動物園や京セラ美術館、岡崎公園に囲まれたような場所に位置する京都うどんの超人気店です。
同じく人気店の山元麺蔵に隣接しており、「京都一予約の取れないうどん店」と「京都一行列ができるうどん店」が隣り合う、全国でも恐らくここだけの光景を見ることができます。右側の山元麺蔵は完全予約制なので行列がないのはむしろ当然なのですが、事情を知らない人には超絶不人気店に見えたでしょう。奇跡的に山元麺蔵の予約がとれてこの地に初めて来た時、「超人気店に来たはずなのに」という妙な気分になりました。
こんな店の存在を知ったらぜひ行ってみたいと思うのは当然のことです。
1940年創業、3世代が厨房で味を受け継ぐ店
岡北の創業は1940年で、「出汁で食す」という京都うどんの伝統今日まで守り続けてきました。初代が17年の修行で習得した出汁の技法を二代目が50年かけて身に着けた技で仕上げ、唯一無二のうどんを提供し続けています。現在は2代目から4代目までの3世代が厨房に立ち家族の味を受け継いでいるといいます。
山元麺蔵とは対照的に予約不可であり、そのためどうしても列に並ぶことを覚悟しなければなりません。岡北の行列は開店前から終日途切れないことが多いようであり、特に連休や行楽シーズンは数時間待ちになることがあるといいます。
スケジュールを組むのに苦労した店
私が岡北の行列を目撃したのは2月の三連休の中日で、時刻は13時でした。あのような行列に巻き込まれてしまうと午後の予定が大幅に狂ってしまうため、一泊二日で再び京都を訪れることを決めた際に最も悩んだのが「岡北をスケジュールのどこに入れるか?」でした。
様々なパターンを検討した結果、「二日目にまず東寺をお参りし、その後すぐ岡北に向かう」というものに決めました。土曜日といえど開店の1時間前に行けば行列の先頭集団に加われるでしょうし、そうなれば第一陣として開店と同時に席に着けるでしょう。
そこの所さえ上手くいけば午後は地下鉄を利用してダイナミックに活動することができます。
関西のうどんの名店
土曜日の10時10分に並び始めた
東寺のお参りを終えてから近鉄と地下鉄を乗り継ぎ、岡北の前に来たのが10時10分頃で、既に二組の人が並んでいました。店はどうやら屋根の修理を実施中だったようです。並んでいると私の後ろの列がどんどん長くなっていきます。列の先頭にいたのは相当な常連客だったようで、「うどんもさることながら天丼がお勧め」と2番目の人に力説していました。
11時ちょうどに開店となり、目論見通り第一陣で店内に入ることができました。
店内はテーブル席のみ36席あり、京都の人気店らしく上品で落ち着いた雰囲気で満ちています。
感動的な美味さだった
注文したのはメニューにおすすめマークが付いていた「鳥なんば」です。
常連客がしきりに勧めていた「ミニ天丼」も併せて注文しました。
真っ白で少し細めの麺は滑らかな口当たりでふわふわしています。恐ろしいほどきめが細かく、隅々まで神経が行き届いているようでした。
昆布が効いた和風出汁もすばらしく、鳥肉はジューシーで弾力があります。「これぞ京都のうどん」という印象で、感動的な美味さでした。もちろん天丼も素晴らしかったです。
食べ終わって店を出ると、行列はとんでもないことになっていました。最後尾の人の待ち時間はいったいどのくらいになったのでしょうか。
京うどん 生蕎麦 岡北について
主なメニュー(そば・うどん)
きつね 930円
たぬき 1050円
しっぽく 1300円
鳥なんば 1250円
天とじ 1680円
地図
店舗概要
営業時間 11:00~17:00
定休日 火曜日・水曜日
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