飯能の浅見茶屋は選び抜いた1等級の小麦粉を使い、その粉と最も合う特別な塩で毎日「手ごね足ふみ」で練り上げられたうどんが評判です。子の権現へと向かう山道の中腹というような立地ですが、客足が途切れることがありません。ツヤツヤピカピカしていて見るからに硬そうなうどんでした。
- 吾野駅と子の権現の中間に位置する浅見茶屋
- 幕末に建てられた古民家を改装して昭和7年に創業した浅見茶屋
- 見るからに美味そうなうどんだった
- しっかりと噛んで食べるうどんの良さを知ることが出来た
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吾野駅と子の権現の中間に位置する浅見茶屋
浅見茶屋は吾野駅と子の権現の中間に位置しています。飯能の小殿バス停からスタートして「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」を歩き、竹寺と子の権現のお参りを終えて浅見茶屋を目指しました。
最初は車も通れるような舗装された道でしたが、途中から分岐してそれ以降延々とこのような下り坂が続きます。
山というものは登るのも大変ですが下るのも同じくらい大変で、勢いがついてしまう分だけ地面からの衝撃で足にダメージが蓄積し、途中から左太ももの前の方に痛みを感じるようになりました。気持ちははやれどもなかなか前に進まずどうなることかと思いましたが、途中から道も歩きやすくなったこともあってなんとか浅見茶屋までたどり着くことができました。
幕末に建てられた古民家を改装して昭和7年に創業した浅見茶屋
浅見茶屋は昭和7年にうどん屋として開業し、現在まで3代続く老舗となっています。店は幕末の1856年に建てられた古民家を改装したもので、もともとは林業と養蚕を生業としていたといいます。
外観は完全に山小屋風ですが店内はレトロ感満載の古民家カフェといった雰囲気で、椅子は畳敷きでした。
客のほとんどが登山客という店ですから、普通の店にはない苦労もあるようです。この日は多めにタオルを持っていたため、「当店からのお願い」に従って一枚畳の上に敷いて座ったところ、店員から無茶苦茶に感謝されました。
武蔵野うどんの名店
見るからに美味そうなうどんだった
この時期の看板メニューである肉汁つけうどん大盛です。ピカピカツヤツヤしていて見るから美味そうなうどんです。
じっくり煮込んで甘くなった玉ねぎに加え、群馬の上州豚がたっぷりと入った熱々のつけ汁に冷水で締めたうどんをくぐらせて食べます。うどんはコシがかなり強く力強い食感が特色で、甘からず辛からずのつけ汁を纏ったうどんを豚肉や玉ねぎと共にしっかりと噛んで食べることになります。
典型的な武蔵野うどんで、特有の力強い食感がつけ汁や豚肉、玉ねぎとよく合っていたように思います。
しっかりと噛んで食べるうどんの良さを知ることが出来た
讃岐うどんをきっかけとしてうどんにはまった私にとって、うどんは「喉で味わう」ものでしたが、そのような食べ方ではこの味わいは分からないかもしれません。浅見茶屋のうどんからはしっかりと噛んで食べるうどんの良さを知ることが出来ました。「絶対に硬い」というイメージからこれまで敬遠し続けてきた吉田うどんにも、そのうち挑戦してみようと思います。
浅見茶屋
営業時間:11;00~16:00
定休日:毎週水曜日、第4木曜日
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