全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

〖岡山駅〗新幹線ホーム上のうどん店はわさびとの取り合わせが最高!

「倉敷うどん ぶっかけふるいち」は岡山駅の新幹線上りホーム上にあるうどん店で、うどんとわさびの取り合わせが最高でした。『うどん天下一決定戦』で2年連続日本一になったうどんで、新幹線の車内にも持ち込むことが可能です。※2022年6月15日作成。2024年5月5日改定。

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岡山駅構内の新幹線ホームに気になるうどん屋があった

最近は寝台特急サンライズ瀬戸・出雲を利用した旅にはまっており、これまで「瀬戸」に5回、「出雲」に3回乗車しました。四国に行くにせよ山陰に行くにせよ帰りは岡山で新幹線に乗ることになる訳で、そうなると上り線のホーム上にうどん屋があることにどうしても気付きます。

最初のうちは最短の乗り換え時間で切符を手配してしまってホームに上がる時には既に弁当とお茶を購入済というのが常となっており、そうなると「またの機会があれば入ろう」と諦めるしかありません。しかし何回か繰り返せばさすがに覚えているもので、最近は「マリンライナー」や「やくも」に接続する便よりも一本遅い「のぞみ」を押さえるようになりました。これなら「例の店」でうどんを食べることも可能です。

倉敷うどん ぶっかけふるいち

ホーム上にあった「例の店」は「倉敷うどん ぶっかけふるいち」でした。

『うどん天下一決定戦』で2年連続日本一

麺に直接つけダシをぶっかけて食べる「ぶっかけうどん」は讃岐うどんの定番の食べ方の一つですが、岡山県倉敷市の名物料理の一つでもあります。

香川では「山下うどん」が発祥の店とされ、面倒くさがりの客がざるうどんのつけ汁を麺にそのままかけたのが始まりとされています。それに対して倉敷では麻雀をやりながらでもざるうどん食べられるよう、「ふるいち」創業者の息子がうどんを丼に入れて具をその上にのせ、たれを上からかけたことがきっかけでした。

ふるいち」のぶっかけが誕生したのが昭和30年代で、それ以降60有余年が経過して現在では倉敷のソウルフードになっています。

ぶっ掛けふるいちの社屋

寝台特急サンライズ出雲の右側の車窓にぶっかけふるいちが見えてくればそこはもう倉敷です。

全国から名乗りを上げたご当地うどんが大集結し日本一を目指す日本最大級のうどんイベント『うどん天下一決定戦』においては、2016・2017年と2年連続全国優勝しています。

全国的に有名な立ち食いそば屋

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うどんとわさびの取り合わせが素晴らしかった

倉敷うどん ぶっかけふるいち

うどんは店によって出されるまでの時間がかなり違いますが、1本遅い「のぞみ」にしたので恐らく大丈夫だろうと思います。

倉敷うどん ぶっかけふるいちのメニュー

さすが専門店らしくメニューも豊富です。

ぶっかけ三ヶ条

店内には「ぶっかけ三ヶ条」が掲げられていました。温ぶっかけにはショウガが、冷ぶっかけにはわさびが入っているようです。

冷たいぶっかけの麺大盛

冷たいぶっかけの麺大盛です。それほど待たずに出てきたので冷凍うどんかもしれません。

しっかりとかき混ぜたうどん

具とたれと麺が絡むようしっかりとかき混ぜました。わさびの香りが何とも新鮮です。

食べてみると麺がモチモチの極みで適度な弾力で歯を押し返し、それでいてある程度以上の力を加えるとプチンと心地よく切れます。甘めで味の濃いたれと絡まって口の中の粘膜に吸い付き、そして飲み込んだ時ののど越しも爽やかでした。

冷たいうどんとワサビの取り合わせも素晴らしいものがあったと思います。

とろろを加えても美味かった

ぶっとろ

後日、四国でさぬきうどんの食べ歩きをした帰りに再びぶっかけふるいちを訪れ、こんどはぶっとろを試してみました。

かき回したぶっとろ

うどんととろろというのは何とも絶妙な取り合わせで、つるつるな麺にぬめぬめしたとろろが絡まることによりさらにつるつるとなっていました。これはおおいに有りだと思います。

新幹線の車内に持ち込むこともできる

新幹線の車内にも持ち込めるという表示

こちらではぶっかけメニューに限り、新幹線の車内に持ち込むことができます。

車内持ち込み可の告知

先日は「やくも」と「のぞみ」の乗り換え時間が11分しかなく、店内で食べることを断念してこちらのサービスを利用しました。

専用容器に入れたぶっかけうどん

車内持ち込みの場合は専用容器に入れ、「行ってらっしゃい」という声とともに送り出してもらえます。ぶっかけ出汁が袋に入ったままか麺にかけるかを選ぶことが可能で、私は麺にかけてもらいました。

蓋を開けたぶっかけうどん

蓋を開けてワサビの封を切ってかけると海苔とワサビの香りが立ち上ります。隣の席が空いていて本当に良かったと思います。

しっかりとかき回したぶっかけうどん

味はホーム上の店内で食べた時と全く同じで、これだけのうどんを新幹線の車内で食べられるのは幸せなことです。しかし周囲に迷惑をかけることになりはしないかと心配になり、勢いよく啜り上げることはできませんでした。

倉敷うどん ぶっかけふるいち JR岡山駅新幹線上りホーム店について

主なメニュー

ぶっかけうどん  560円

おろしぶっかけ  670円

ぶっとろ     670円

梅おろしぶっかけ 730円

店舗概要

営業時間 7:30~20:30

定休日 無休

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