「大地のうどん博多駅ちかてん」は博多駅博多口に直結した人気のうどん屋で、東京にも進出しています。透明でコシのある麺とドンブリを覆い隠すほど巨大なごぼう天が印象的な店で、うどんの奥深さを感じさせられた店でした。
是非こちらもご覧ください
名前だけは知っていた「大地のうどん」
「大地のうどん」は2005年8月に福岡市西区上山門で誕生したうどん屋で、現在では東京を含めた8店舗を展開するまでになっています。高田馬場にある東京馬場店は数多くの媒体で紹介されており、私も名前だけは以前から知っていました。
独自の製法で熟成させた生地を切りたて茹でたての状態で提供しており、天ぷらも揚げたてを味わうことができます。博多を代表するトッピングである「ごぼう天」は薄切りのごぼうを渦巻き状に揚げており、約25㎝の大きさで食器からはみ出るほどです。
福岡県北九州にある「津田屋官兵衛」を盟主とした「豊前裏打会」の構成員としても知られています。透明でしなやかな麺はグループの特徴であり、茹で上げ時には必ず指で麺の状態を確かめることで麺の個性を最大限に活かしています
博多駅直結だが地下街は迷路だった
福岡を訪れるのはこれで三度目で博多駅構内と周辺のうどん屋は巡り尽くした気でいましたが、何とも意外なことに大地のうどんが漏れていました。
「博多駅ちかてん」は博多駅直結の朝日ビル地下2階に位置しており、昼だけでなく夜も営業しています。福岡で二泊する内、初日の夕食の場として訪れることにしました。
「博多駅直結」といっても不慣れな観光客にとって博多駅の地下街はほぼ迷路であり、地上から朝日ビルを目指した方がいいと思います。(私は地下街からはたどり着けなかった)
店内は活気があった
博多駅博多口の朝日ビルは地下街から行こうとすると迷路ですが、地上からならすんなりとたどり着くことができます。

大地のうどん博多駅ちかてんは地下2階の一番端にありました。「どうぞどうぞ営業中」という看板が何ともユニークです。

入ってすぐの場所にある自販機で食券を購入し、一番奥のカウンター席に座りました。夜営業の開店直後という時間帯であり、まだまだ店内は空いています。
私のすぐ横に生地を熟成するケースが置かれており、そこに一人の店員が新たな生地を入れていました。またカウンター内では別の店員が切った麺を鍋に投入しています。注文してからうどんが出てくるまでそれなりの時間がかかっており、注文が入ってから麺を茹で始めているようです。
巨大なごぼう天と弾力のある透明な麺

注文したのは肉ごぼう天うどんで、渦を巻いた形状のスライスした巨大なごぼう天がドンブリを覆い隠しています。

東京・新宿御苑前の「うどん萬田次郎」を思わせる、芯まで透けて見えるような透明の麺が印象的です。ツルツルしていて、コシや弾力もしっかりありました。

ごぼう天を半分くらい食べてようやく麺と肉が見えるようになります。うま味たっぷりの和風出汁に天ぷらのコクが加わり、味にふくらみが増しています。
一般的な博多うどんのイメージとは少々異なっていたように思いますが、その分だけうどんの多様性や奥深さを感じられました。
「大地のうどん博多駅ちかてん」について
主なメニュー
かけうどん 400円
きつねうどん 500円
ごぼう天うどん 600円
肉うどん 650円
肉ごぼう天うどん 800円
地図
店舗概要
営業時間 10:30~16:00 17:00~21:00
定休日 無休
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。