全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

かすうどん恵美須屋本店は麺と出汁と油かすの相性が抜群だった

かすうどん恵美須屋本店は大阪の象徴である新世界に位置しているうどん店です。かすうどんが看板メニューとなっており、カリカリの油かすと昆布出汁、そして柔らかでモチモチの麺との相性が抜群でした。

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「かすうどん」とは?

大阪のうどんといえば「きつねうどん」というのが長らく私が持っていたイメージでしたが、実際に大阪を訪れて食べ歩いてみると思っていたものとはずいぶんと違っており、「肉うどん」や「かすうどん」が定番の人気メニューである店が多かったように思います。

かすうどんの「かす」とは牛の腸をじっくりと揚げて脂を抜いた「油かす」のことで、食用の油脂を抽出した残りかすであることからこのように呼ばれています。大阪の南河内地方で昔から食されてきた郷土料理で、高たんぱく低脂肪でコラーゲンもたっぷりと含まれています。

この油かすをトッピングしたのが「かすうどん」で、外がカリカリで中がプリンプリンという独特な食感の油かすが関西風の出汁を吸って得も言われぬ味わいとなります。

このかすうどんを看板メニューとしているのが新世界の恵美須屋です。

大阪らしさの象徴である新世界と通天閣

普段東京で生活している私にとって、大阪の「新世界」は長らく神秘的な魅力を持った場所でした。

商店街越しの通天閣

商店街越しに通天閣を望む光景は大阪の象徴であり、ニュース映像等でこれまで何度も見ています。そのコテコテ感はまさに大阪らしさの極致であり、あれにくらべれば難波なんてまだ東京に近いと言ってもいいでしょう。そういう場所なら大阪らしいうどんが食べられるに違いありません。

通天閣は梅田からも難波からも見えず一体大阪のどのあたりにあるのかも知りませんでしたが、調べてみると最寄りが地下鉄堺筋線恵美須町ということで意外に近くにありました。

地下鉄出口から見た通天閣

新世界かすうどん恵美須屋本店は地下鉄の出口から地上に上がってすぐの場所にあり、通天閣の足元まで行ってしまうと道に迷うことになります。

あべのハルカス展望台から見た通天閣

また、そんな通天閣あべのハルカスの展望台に行けば上から見下ろすことができます。

大阪のうどんの名店

kakeudon.hateblo.jp

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びっくりするような外観だった

新世界かすうどん恵美須屋は新世界に多様な店を構えるHIROTAKAグループの一員で、本店の他に2号店があります。

恵美須屋本店

始めて恵美須屋本店を見た時、その外観にびっくりしました。店内は台形ででかい方にカウンター席が5席、小さいほうに小さなテーブル席があります。それ以外に店の外にもカウンター席とテーブル席があり、私が到着した時に外の席は外国人客で満席でとてもうどん屋には見えない光景でした。

恵美須屋本店のメニュー

かすうどんだけでも数多くのメニューがあり、それをいくつもの言語で記しています。

麺と出汁と油かすの相性が抜群だった

かすうどんの並

様々なメニューがありましたが、私はかすうどんの並を注文しました。見るからにカリカリな油かすが中央に浮かんでおり、レンゲに昆布がのせられているのが何とも斬新です。どやら出汁をとった後の昆布をうどんの具としても使用しているようです。昆布をベースとした出汁はあっさりとしており、そこに油かすの甘みと油分が加わって味に深みが増していました。

かすうどんの麺

やや細目の麺は柔らかいながらもしっかりとしたコシもあり、出汁の美味さを引き立てています。全体的にモチモチしていて口当たりの良さも素敵でした。出汁を吸ってしっとりとしてきた油かすとの相性も抜群だったと思います。

新世界かすうどん恵美須屋について

主なメニュー

かすうどん並             700円

カレーかすうどん      900円

天ぷらかすうどん      980円

牛肉かすうどん       980円

あさり汁かすうどん 1200円

地図

店舗概要

大阪府大阪市浪速区恵美須東1-22-1

営業時間 9:45~23:00

定休日 不定

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