「冨美家錦町店」は京都の錦市場内で80年続くうどん屋です。看板メニューの鍋焼きうどんはスッキリとした出汁が具材と麺の味を引き出しており、正統的な京うどんだったと思います。
うどん食べ歩き以外にもいろいろやっています
錦市場で80年続く店
京都を代表する観光スポットの一つに「錦市場」があります。

四条通から北に一筋だけ入った錦小路通にあり、寺町通から高倉通まで続く商店街です。東西400mの距離に生鮮食料品から京料理の食材まで約130軒の店舗が並び、暮らしに必要なものがほとんど揃う「京都の台所」的な存在となっています。

アメ横や築地とは一味違う京都らしさが感じられる場所であるせいか、最近は外国人観光客がひしめくような場所になりました。平日でありながら年末のアメ横や築地を思わせる混雑であり、ここにいる人の大半が外国人です。
そんな錦市場に80年に渡って店を構えているのが「冨美家(ふみや)」です。
鍋焼きうどんが看板メニューの店
冨美家の創業は1946年で、当初はなんと甘味処だったといいます。錦市場を訪れる人で大変に賑わいましたが、それに飽き足らず独自の看板商品を模索する中で目を付けたのがうどんでした。
当時まだ高価だった鍋焼きうどんを安価に提供することを目指し、店名を冠した「冨美家鍋」がメニューに加わったのが1963年です。利尻昆布と削り節を使用して出汁をとり、関西風のやわらかな麺や餅・天ぷらなどとともに土鍋で煮込んでいます。
こうして麺・出汁・具材が一体化した鍋焼きうどんは今に至るまで人気メニューとなり、冨美家は完全に京うどんの店となりました。
現在は本店と錦店の二店舗を構えるまでになっています。
鍋焼きうどんの記事(記事は下に続きます)
お昼どきを外しても混雑していた
横浜線の車内で「京の冬の旅」キャンペーンのポスターを見て発作的に京都日帰り旅行を思い立ち、急いでうどん屋の情報を集めていて引っ掛かってきたのが冨美家でした。

定休日と営業時間を調べて本店を訪れましたが、人の気配が全くありません。

「またしても臨時休業か!」と絶望しかかったのですが、すぐ近くに錦店(赤矢印)があってそちらは営業しているようです。(本店は3月よりしばらく休業のようです)


お昼時をかなり外して来たのですがそれでも錦店は混雑しています。店内に入るまで30分ほどかかりました。


店内はカウンター席とテーブル席が並んでおり、どうやら2階席もあるようです。
正統的な京うどんだった

いろいろと悩みましたが、鍋焼きうどんが看板メニューの店のようなので「えび天鍋焼きうどん」を注文しました。出汁がグツグツと煮えたぎっており、見るからに熱そうです。
スッキリとした出汁に煮込まれた具から様々な味が溶け出しており、甘さとコクが感じられました。えび天の衣が厚く、そこにしっかりと出汁がしみ込んでいます。

熱々の出汁で煮込まれたためか麺はふんわりとした食感で柔らかでした。しかし決してグズグズではなく、しっかりとしたものがあったと思います。
イメージしていた通りの味わいであり、正統的な京うどんでした。
冨美家錦店について
主なメニュー
きつねうどん 770円
冨美家鍋 935円
牛肉あんかけうどん 1155円
丹波鶏の鍋焼きうどん 1320円
えび天鍋焼きうどん 1320円
地図
店舗概要
京都府京都市中京区錦小路通堺町西入中魚屋町493
営業時間 11:00~17:00
定休日 火曜日
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