全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

手打ちうどん ひさ枝は全ての要素が驚きで満ちていた

高松市のひさ枝は麺も出汁も、トッピングも注文の仕方も、そして店の造りに至るまで全ての要素が驚きで満ちていました。工業団地の中にあって外観は倉庫そのものなので、注意していないと通り過ぎてしまいます。

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工業団地の中の倉庫にしか見えない店

ひさ枝はJR高松駅から西に3㎞ほど離れた、通称「木材団地」と呼ばれる一角に店を構えるうどん屋です。

この辺りは1963年に香川県の公有水面埋立事業により整備された地域で、当初は海上に設けられた貯木場とそれに隣接した製材業の工場地帯で成り立っていました。しかし林業の衰退に伴ってこの地域でも廃業する会社も出てきたようで、跡地がマリーナやフットサルコートとして整備されたりしています。

倉庫にしか見えない外観

そんな工業団地の中にある、どうしたって倉庫にしか見えない建物の中にひさ枝はあります。ナビによれば到着したことになっているのにうどん屋らしきものを発見できず、「ここだ」と気が付くまでこの界隈を車で3周くらいする羽目になりました。

大きな声では言えませんが、この辺りは路駐しても法的に問題ないエリアのようです。

瀬戸内の風景

次の店の開店時間までたっぷり時間があったため、食後に海沿いの場所に車を停めて瀬戸内海の美しい眺めをゆっくりと楽しむことができました。高松からは余裕で本州まで見渡せます。

店主は超個性派

ひさ枝の創業は2016年で、高松市を代表するうどんチェーン店「たも屋」の名物店員だった店主が独立してオープンさせました。朝7時から開店しており、二泊三日の最終日の朝食はこちらでとることにします。

ひさ枝の入口

駐車場に前向きに車を入れる際、店内でうどんを茹でている店主が左側の窓から見えました。うどん屋の仕事がもう楽しくて楽しくてしかたないといった雰囲気で、窓越しに目が合うとこちらが照れて恥ずかしくなってしまうくらいの満面の笑みで迎えてくれました。

ひさ枝の店内

ひさ枝の店内

店内はとにかくもうひたすらだだっ広かったです。

ひさ枝の注文の仕方

ひさ枝のレジ

正面で注文してうどんを取り、天ぷらを取って店主に金を払います。ネギやしょうがといった薬味は手前のテーブルの上に小分けにして置いてありました。開店当時は「かけ」と「しょうゆ」のみでしたが現在はメニューも増え、松茸うどん・牡蠣うどん・オリーブハマチうどんといった季節限定のメニューもあるようです。

一玉100円で替玉も可能であり、うどんを色々な食べ方で食べたい場合に割安で楽しむことができます。

高松市内中心部の店

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全ての要素が驚きで満ちていた

かけうどん

今回もかけうどんを注文しました。基本的に店主が修行していた「たも屋」のうどんを踏襲しており、見た目の美しい、麺線の綺麗なうどんを心がけているといいます。

出汁はイリコの風味が強く、いかにも讃岐うどんといった味わいでした。

小分けにされた薬味

私が知る限り、薬味を小分けにしているのはひさ枝だけです。

唐揚げとちくわ天

トッピングはいかにも美味そうに見えた唐揚げです。かなり大型サイズのものをこれくらい大丈夫だろうと思って取ったのですが、どうやらやりすぎだったようで次の店に行ってから大変なことになりました。

ちくわ天は店主が各テーブルをまわって無料で配っていたものです。これがいつもやっている事なのか、この時たまたまだったのかはよく分かりません。

ひさ枝の麺

麺は中太でまっすぐであり、捻じれやよじれもなく太さもそろっています。モチモチ感が素晴らしく、スルスルとのどに流れてきました。

麺も出汁も、トッピングも注文の仕方も、そして店の造りに至るまで全ての要素が驚きで満ちていた店でした。

手打ちうどん ひさ枝について

主なメニュー

うどん1玉 350円

うどん2玉 450円

うどん3玉 550円

替玉    100円

地図

店舗概要

香川県高松市郷東町796-53

営業時間 7:00~14:00

定休日 元旦のみ

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