「大阪うどん いなの路」はなんばグランド花月の近くにある肉吸いと肉うどんが看板メニューの店で、閉店した吉本芸人御用達の店の味を復活させています。ダウンタウンも絶賛した麺と出汁は素晴らしく、「大阪のうどん」のイメージそのままでした。
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「肉吸い」は千とせだけではなかった
肉うどんからうどんを抜いた「肉吸い」というメニューが大阪で大人気だという話はずいぶんと前から聞いており、具と出汁がそんなに美味いのならむしろその店の肉うどんを是非食べてみたいと長らく思っていました。大阪のうどん事情に疎い私は肉吸いは発祥の店である千とせ以外では食べられないと思っていたのですが、よく調べてみると今や大阪中の店で注文できるようなド定番のメニューとなっているようです。
一泊二日の京都旅行の宿をわざわざ大阪駅前で取ったのですから、初日の夕食を千とせだけで終わらせてしまうのは何とももったいないものです。そこで調べてみると肉吸いが名物の店がなんばグランド花月の近隣にもう一店ありました。それが「大阪うどん いなの路」です。
吉本芸人御用達の店を復活させた
いなの路は大阪市営地下鉄のなんば駅と日本橋駅の中間にある相合橋筋商店街の中に位置しており、なんばグランド花月から徒歩約5分で着くことができます。
もう少し先に行けばもうそこは道頓堀川です。大阪人は本当に観覧車が好きなようです。
まさに「これぞ大阪」というような風景を楽しむことができました。
いなの路はなんばグランド花月のすぐ近くにあった「信濃そば」の味を継承した店です。創業50年の信濃そばは多くの吉本芸人が思い出の味として取り上げるほどの名物店でしたが、2017年に惜しまれつつ閉店してしまいました。
店を再開しようにも細かなレシピが残されておらず、そこで親族が記憶を頼りに約4年かけて味を再現し、2022年9月オープンさせたのがいなの路です。現在でもダウンタウンの浜田雅功が仕事の合間にぶらりと立ち寄るような店なのだそうです。
関西のうどんの名店
狭くて居酒屋のような店だった
京都東山の寺社を巡り、大阪に移動して千とせべっかんで肉うどんを食べ、なんばグランド花月に隣接した「わなか」のたこ焼きをを食べ、それだけやってもいなの路にたどり着いたのは開店時間の少し前で、既に行列ができていました。
肉うどんと肉吸いが看板メニューの店のようです。
店は2階建てで1階にはカウンター席が5席のみ、2階にテーブル席があるようです。店は狭く居酒屋のようであり、こんなところに吉本の人気芸人がやってきたら大混乱になるんじゃないかと心配になります。
開店と同時に第一陣で中に通され、私が座ったのはカウンター席の4番目でした。
麺も出汁も素晴らしかった
第一陣でカウンター席に座った5人中、私を含めて3人が肉うどんを注文しました。袋麺を一玉ずつテボに入れてゆでており、また出汁も一人分ずつ小鍋で調理していました。
肉うどんが登場したのは注文して5~6分くらい後だったように思います。もうこの時点で甘い香りが漂い始めました。
中太の麺はふんわりとした食感で柔らかく、出汁を纏いやすくなっています。出汁はスッキリとしていながらしっかりとした甘さがあり、肉がすき焼き風に感じられました。
麺・出汁・肉・ネギのバランスが最高で、「大阪のうどん」に対して持っているイメージにぴったりだったと思います。
ダウンタウンの松本人志は「家の蛇口からここのつゆが出てきたら口をつけてなんぼでも飲める」と絶賛していたといいます。私も最後までしっかりと完食しました。
「大阪うどん いなの路」について
おもなメニュー
肉うどん 990円
肉吸い 990円
きつねうどん 770円
特製カレーうどん 1045円
天ぷらうどん 1210円
地図
店舗概要
営業時間 11;00~20:00
定休日 木曜日
※私が訪れた日は17:30より夜営業となっていました。日によって違いがあるのかもしれません。詳しくは公式Xをご覧ください。
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