全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

甚三(浜松町)の看板メニューは鶏天と豚バラ入り「スペシャル」うどん

浜松町の甚三(じんざ)は讃岐うどんの店では珍しく肉うどんのメニューが充実している店で、看板メニューは鶏天と豚バラ入りの「スペシャル」だと思われます。唐辛子やブラックペッパーをかけて食べることが奨励されており、驚いたことに全く違和感がありませんでした。※2018年9月11日作成。2024年6月24日改定。

是非こちらもご覧ください

全国の御朱印を制覇したい!!

世界の蒸留酒を制覇したい!

「我が道」を究めたい!

「丸香」で修業した店主が開いた「肉系」讃岐うどんの店

甚三は名店として知られる神保町の丸香(個人的には東京で一番の店だと思っている)で修業した店主が平成27年にオープンさせた店で、香川の製粉会社から取り寄せた粉を使って店内で製麺し、だしをとる煮干しは瀬戸内海産、醤油やねぎまで香川から空輸したものを使っており、まさにこだわりの塊のような店となっています。

甚三

甚三は「自家製讃岐うどんと肉」と強調しているように、肉うどんに力を入れた店になります。

こちらでは安全にもおいしさにもとことんまでこだわって育てた、千葉県産の銘柄豚である林SPF豚のバラ肉を使用しています。

豚は出産で母親の産道を通る際に豚特有の病原菌に感染しますが、林SPF豚では子豚を帝王切開で取り出すことにより病原菌を遮断するため、安全で健康な豚を育てることが可能になります。

またビタミンのたっぷり入った専用飼料で育てており、その分だけ脂身が美味しい肉になっています。

香川県内の店以上に香川産にこだわっていた

壁に貼られた甚三のメニュー

今回は牛肉うどん≪冷≫中盛を注文しました。

甚三の行列ランチタイムのピークを少し過ぎた時間でしたが、それでも行列に並ばなければなりません。

ルールを書いた貼り紙ちなみにこちらでは最初に食券を買ってから列に並ぶというルールになっています。

食券の自販機「温かいうどん」「冷たいうどん」がそれぞれ別の食券になっています。また右下あたりにあることが多い「大盛」「中盛」のボタンが最上部にでかでかと存在しています。

産地表「香川で食べるさぬきうどんに少しでも近づけるように」ということで、何から何まで「香川産」を使用しています。和三盆糖とは香川・徳島でとれる本来なら和菓子用の砂糖であり、うどんに使うという話は聞いたことがありません。甚三の香川県産へのこだわりは県内の店舗以上ではないかと思います。

東京の讃岐うどんの名店

kakeudon.hateblo.jp

kakeudon.hateblo.jp

kakeudon.hateblo.jp

牛肉うどんとブラックペッパーは驚くほど調和していた

甚三流肉ありうどんの食べ方

店内には「甚三流肉ありうどんの食べ方」がでかでかと掲示されていました。

一、まずはそのままうどんの風味を味わうべし

二、卓上の唐辛子、ブラックペッパー、天かすを入れ、パンチを効かせて食すべし(うどんにブラックペッパーと思われるかもしれないが、これがよくあう)

番外、余裕があるときはご飯を追加すべし(残った出汁にご飯を入れて天かすを加えると天茶漬けが楽しめる)

と書かれています。

牛肉うどん≪冷≫中盛を

申し訳程度に肉が載っている一般的な肉うどんと違い、何とドンブリの表面全体を肉が覆っています。丸香のだしは一口飲んだだけで「ウォ!」と思いますが、甚三の場合はそこまで強烈ではなく、マイルドで優しい味わいとなっています。うどんはつるつるモチモチとした食感でどちらかというと強めのコシになっており、軟らかく煮込んだ牛肉と絡めると誠に美味でした。

天かす、唐辛子、ブラックペッパーを投入した牛肉うどん

ある程度食べ進んだので、いよいよ天かす、唐辛子、ブラックペッパーを投入します。価値観を根底からひっくり返すような「ガツン」と来る味わいを予想していたのですが、拍子抜けするほど調和がとれた味わいで全く違和感がありませんでした。

看板メニューは鶏天と豚バラ入り「スペシャル」

後日再び芝を訪れる機会があり、今度は温かい「スペシャル」を注文してみました。

温かいスペシャル

スペシャル」には豚バラ肉の他に鶏天が三個載っています。食べてみると鶏天はジューシーで豚バラは驚くほど肉の甘さが感じられました。

甚三の麺

麺は冷たい牛肉うどんでは強めのコシを感じましたが、温かいうどんでは食感も舌触りも柔らかでありながらモチモチとした弾力がある、ちょうど私好みのうどんとなっていました。甚三の看板メニューは恐らくこの「スペシャル」ではないかと思います。

ブラックペッパーのミルテーブルに置かれたブラックペッパーのミルが異彩を放っています。

ブラックペッパーをかけたスペシャルうどん

ある程度食べ進んだのでブラックペッパーを投入します。うどんにブラックペッパーというのは全国でも恐らくこちらだけではないかと思われますが、麺にも出汁にも肉にも合っており、妙なバランス感がありました。実に不思議な取り合わせです。

自家製さぬきうどんと肉 甚三 大門店について

主なメニュー

かけうどん        300円

ぶっかけうどん 450円

肉かけ                700円

カレーうどん        640円

スペシャル         740円

地図

店舗概要

東京都港区芝大門2-6-10 コンフォート芝大門1F

営業時間

11:00~15:30(月~金)

11:00~14:00(土曜)※玉切れ次第終了

定休日 日曜日・祝日

このブログのイチオシ記事

kakeudon.hateblo.jp

 www.goshuinbukuro.com 

 

「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。