「鎌倉美水(かまくらみすい)」は小町通りのメインルートからは一本裏側に入った場所に位置していますが、いつ訪れても行列ができているかなりの人気店です。「美水」という店名の通りうどんもだしも水にこだわって作られており、モチモチ感のあるうどんを楽しむことが出来ます。
集客には誘導看板が欠かせない鎌倉美水
小町通りは鎌倉駅東口を出てすぐの所から若宮大路と平行に「鉄の井」まで延びている道です。
グルメ・ショッピング・アートの各分野で洗練されたおしゃれな店が並ぶ商店街で鎌倉を代表する繁華街となっています。平日・週末を問わず常に混み合っていますが、恐らく鶴岡八幡宮を訪れる参詣客の大半が若宮大路ではなく小町通りを通っているのではないかと思います。
鎌倉美水は小町通りのメインルートからは一本裏側に入った場所に位置していますが、鎌倉小町通商店会にも加盟しているようなので小町通りの店としてご紹介します。
裏側の道に面しているため、小町通りから客を呼び込むためには誘導看板が欠かせません。
かなりの人気店のようでいつ行っても行列ができています。
神奈川のそば
うどんもだしも水にこだわって作っている
美水という名前に示されたように水にこだわっていて、うどんを打つのに使用する水もだしを取るための水も特別な浄水器を使用して富士の湧き水と同じ成分にしたものを使用しているそうです。
店内の50席がほぼ全て埋まっているような混み方でありながらそれほど待たずに出てきたところをみると、注文を受けてから茹で始めるのではなく讃岐うどんや伊勢うどんのようにあらかじめうどんを茹でおきしていると思われます。客はどんどん回転しているようなのでほぼ茹でたての状態で出されているでしょう。
モチモチとした食感とのど越しがたまらない
鎌倉小町通商店会のホームページではうどん専門店を名乗っていますが、メニューの主体はご飯ものや天ぷら類とセットになった「〇〇御膳」です。
私はあくまでうどんを味わいたかったので季節限定メニューの神楽美水を注文しました。
冷たいうどんに揚玉、ネギ、ワカメ、鰹節、海苔、肉そぼろ、大根おろし、卵黄がトッピングされています。
レモンを絞りかけてひたすらかき回しました。うどんは少し細目で讃岐うどんや水沢うどんのあったようなずっしり感はありませんが、半透明のうどんがピカピカしていていかにも美味そうです。食べてみると決して硬くなく、それでいてモチモチしたコシがあって口の中の粘膜にまとわりついてくるような食感で、飲み込むときののど越しが何とも言えません。揚玉と肉そぼろがうどんの淡白さにこってり感を加えていて、これなら暑くて食欲がないような時でもいくらでも食べられそうです。
庶民的な店だった
同じ小町通り周辺の「みよし」が若干の高級感を売りにしているのに対し「美水」はそれと対極の庶民的な店でしたが、「みよし」と同様にこれからも来てみたいと思うような店でした。
鎌倉 美水
住所:鎌倉市小町2-9-22
営業時間:11:00~17:00(平日)
11:00~17:30(土日祝)
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。