根津の釜竹(かまちく)のうどんは釜揚げとざるだけで、大盛もあるのでメニューは4種類です。屋敷跡に誕生した店はフランス料理店のような雰囲気で、釜揚げうどんは上品の極みでした。
うどん食べ歩き以外にもいろいろやっています
富豪の屋敷跡に誕生したうどん屋
「根津 釜竹」は文京区根津にあるうどん屋で、東京メトロ千代田線「根津」駅から徒歩3分くらいの場所に位置しています。

堂々たる佇まいのレンガ造りの藏が印象的で、高級老人ホーム「クラシックガーデン 文京根津」と同じ敷地内にあります。(蔵の隣の建物が老人ホーム)
もともとこの地は「旧田嶋邸」と呼ばれており、東海道線丹那トンネルの工事を請け負った田嶋浅次郎の屋敷があった場所です。約 500坪の敷地にレンガ蔵・本館・玄関棟等が立ち並び、庭園には池もあって木々や草花が季節の変化を映していました。

その後に様々な経緯があって屋敷は茨城県職員の宿泊施設となり、それが売却されて現在のような姿となっています。1910年築のレンガ藏を現在の場所に移築・改装し、庭園は残して他の建物は取り壊したようです。そして空いた土地に老人ホームが建てられました。
メニューは4種類だけ
釜竹は関西を中心に11店舗を展開する「釜たけうどん」の創業者の息子が暖簾分けして誕生させた店で、父の店が「かまたけ」なのに対して「かまちく」を名乗っています。
うどんの品質に対するこだわりは凄いものがあり、注文が入る度に生地を伸ばすところからはじめるというスタイルを貫いています。そのため茹で上がるまでにそれなりに時間がかかることを覚悟しなければなりません。
生地は気温や湿度によって水や塩の配合を変えるほど繊細で、茹でながら締まり具合やコシを丁寧にチェックしています。

うどんは釜揚げとざるの2種類のみであり、それぞれ大盛があるのでメニューは4種類だけです。一方で食前酒(麺前酒と呼んでいるらしい)として日本酒・ワイン・シャンパン・焼酎等々かなりの数を揃えており、「最小の品揃えながら最高の酒だけを取り揃えた」と豪語しています。
釜揚げが看板メニューの店(記事は下に続きます)
フランス料理店のような雰囲気のうどん屋

釜竹に着いたのは開店の30分くらい前ですが、既に長い列が出来ていました。列の先頭は外国人観光客と重われる一団で、彼らは一体どこでこの店の情報を入手したのでしょうか。

幸いなことに開店と同時に中に入ることができました。店内には14名が座れる大テーブルが一つ置かれており、更に奥のレンガ蔵の中にもいくつかテーブルがあります。

蔵の中はこれまで一度も入ったことがありませんが、木製の太い梁がいくつも渡された古民家のような造りとなっているようです。
スタッフの振る舞いは飛行機の客室乗務員のように洗練されており、クラッシック音楽が流れる店内の雰囲気はフランス料理店のようでした。こんなうどん屋は他では記憶にありません。
釜揚うどんの凄さを徹底紹介!

今回は釜揚うどんを注文したため、事前に薬味のセット(ネギ・おろしショウガ・七味・揚げ玉)が置かれました。対面の客はこの時点で日本酒を何杯もお代わりしています。

釜揚うどん(大盛)が登場しました。出汁は熱々のものを土瓶から注いでくれます。お代わり自由なようで、右隣の客はうどんが来る前にお椀を一度空にしていました。香川の「長田」と同じで、何かで割らなくてもそのままで飲めてしまえるのです。
薬味のネギとおろしショウガは多めに加えた方がいいようです。

麺は太く重量感がたまりません。決して硬すぎでも柔らかすぎでもない適度な食感であり、香り高い甘辛の出汁をまとってスルスルとのどにながれこんでいきました。この時の摩擦が実にいい感じです。
全体として上品の極みでした。

ちなみにざるうどんの場合はこのような様子になります。やはり出汁の味がすばらしく、冷水で締めることで弾力を増したうどんの味を引き立てていました。
主なメニューと店舗概要
主なメニュー
釜揚うどん 1200円
大盛釜揚うどん 1500円
ざるうどん 1200円
大盛ざるうどん 1500円
地図
店舗概要
根津 釜竹
東京都文京区根津2-14-18
営業時間
11:30~15:00 17:30~21:30(日曜以外)
11:30~16:00 17:00~20:00(日曜日)
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