秋田の「秋田長屋酒場」は郷土料理が人気の居酒屋で、「第十六代稲庭吉左衛門」の稲庭うどんを食べることができます。新幹線やホテルと同じタイミングで予約し、「幻のうどん」を味わってきました。
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どえらいものを見つけてしまった
秋田料理は数あれど、全国的な知名度という点では稲庭うどんときりたんぽ鍋が双璧ではないかと思います。せっかく秋田で一泊するのですから夕食はこの二つを味わいたいものですが、秋田駅周辺でうどん屋といえば無限堂・寛文五年堂・佐藤養助商店の三グループしかないことは知っていました。
そこで稲庭うどんときりたんぽ鍋の両方を味わえる居酒屋は無いかと探し、ようやく見つけたのが「秋田長屋酒場」です。そしてHP上でメニューを調べてみると何と「幻の稲庭饂飩『第十六代稲庭吉左衛門』」という記述があるではないですか。
どえらいものを見つけてしまったと思いました。
幻の稲庭饂飩「第十六代稲庭吉左衛門」
寛文五年(1665年)に初代稲庭吉左衛門がうどんづくりの製法を確立させ、門外不出・一子相伝で歴代の吉左衛門だけがこれを受け継ぎます。しかし万一の事態で製法が断絶することを恐れ、万延元年(1860年)に当時の吉左衛門が自分の四男で分家に養子に出ていた佐藤養助(二代目)に特別に製法を伝授しました。
ここから佐藤養助商店の歴史が始まり、七代目佐藤養助が秘伝の製法を公開したことで稲庭うどんは秋田の産業となります。
一方本家の方は十六代目の稲庭吉左衛門が一人による手作業を守り通し、生産量が少ないことから注文しても2~3年待ちになっているといいます。
地元の人でも手に入らない「幻のうどん」であり、旅行客では到底無理だと思い込んでいました。それが食べられるかもしれないのです。
宿泊日の1カ月前、秋田新幹線とホテルとともに秋田長屋酒場に予約を入れました。
稲庭うどん界の巨人「佐藤養助」とは?(記事は下に続きます)
秋田長屋酒場のメニューとは?

秋田長屋酒場は秋田駅から徒歩約3分で、ホテル・アルファーイン秋田の裏に位置しています。大きなナマハゲが目印であり、中央卸売市場でその日に仕入れた新鮮な食材を活かした郷土料理が自慢の店です。

店内には左下の小さなくぐり戸から入ります。茶室のにじり口のようであり、まさに非日常の入口そのものでした。

私は囲炉裏の周囲に設けられたカウンター席に通されました。本当に炭を焚いています。

この日は極寒で風が強かったこともあり、湯たんぽも出してくれました。

著名人のサインが並んでいます。「せっかくグルメ(赤)」と「モヤさま(青)」も来た店のようです。

まずはプレミアムモルツの中ジョッキから始めます。


お通し2種で、豚肉の鍋と湯豆腐です。豆腐の滑らかさが印象に残りました。

きりたんぽ鍋(小)。きりたんぽもさることながら野菜が素晴らしく、セリの根がこんなに美味いとは思いませんでした。

はたはたの焼き物にはプリプリの卵がいっぱい詰まっています。

ソイの刺身は身の弾力と甘さが素敵でした。

壱合徳利の熱燗です。銘柄は分かりませんが美味い酒でした。
「幻のうどん」を食べてみた
いよいよ締めでうどんに入ることにします。

秋田長屋酒場は「幻」とまで称される「第十六代稲庭吉左衛門の饂飩」正規仕入元となっているようです。分厚いメニュー表の中でしっかり一頁を費やしていました。

これが幻のうどん「吉左衛門(冷)」です。

稲庭うどんは麺の細さが特徴ですが、稲庭吉左衛門はそれが際立っていました。(ごく一部ですが太い麺も混ざっていました。)

佐藤養助よりも細い麺ですが、コシはこちらの方が強いようです。滑らかな食感に加えて味の濃さが印象的でした。
必ず事前予約して行こう
秋田長屋酒場は相当に人気の居酒屋のようです。江戸情緒を再現したという店内では純正の秋田弁が飛び交っており、私にとっては非日常の空間そのものでした。いい気分で店を出てホテルまで寒風吹きすさぶ中20分くらい歩いたのですが、それが全く苦になりませんでした。
私の背後に店の入口があったことから、予約無しの飛び込み客が全てその場で断られているやり取りがよく聞こえてきました。必ず事前予約してから行くようにしましょう。
秋田長屋酒場について
主なメニュー
きりたんぽ味噌田楽 759円
はたはた唐揚げ 1199円
まぐろ 1232円
きりたんぽ鍋(小) 1980円
吉左衛門(冷) 1034円
地図
店舗概要
秋田県秋田市中通4-16-17
営業時間 16:45~0:00
定休日 無
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