高松市の「手打ちうどん ますや」はぶっかけうどんの名店で修業した店主が一人で打つ極太麺が人気の店です。おろしぶっかけうどんはヌメヌメ・モチモチした「剛麺」の美味さをほんのりと甘い出汁が引き出していました。
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香川での最後の1軒に選んだ店
香川での讃岐うどん食べ歩き最終日は高松空港発20:50発のJetstar便に搭乗予定で、これなら丸丸一日動くことが可能です。当初は最後に5軒くらい回りたいと思っていました。
しかし「ひさ枝」で巨大唐揚げを食べた後に「はりや」のかしわざるうどんで鶏天を6個食べたことにより、早くも腹具合が限界に近づいたようです。カンカン照りの中で40分並んだダメージもあり、どう頑張ってもあと1軒が精一杯という想定外の状況となってしまいました。
高松駅周辺には暑さをしのげそうな場所はなく、予定を大幅に変更して次の店を出たら車を返してさっさと空港に向かうことにしました。今回の食べ歩きで最後の店として選んだのがますやです。※空港でも大して涼めませんでした。
「手打ちうどん ますや」は高松市の東部にある人気店で、屋島に向けて国道11号線を進み、新川の土手に設けられた道に入るとすぐの場所にあります。
屋島の手前ですから中心部からそれほど時間をかけずにたどり着けそうです。
「はゆか」で修業した店主は「冷たいうどんが好き」
ますやの創業は2011年で、綾川町の「はゆか」で修業した店主が独立して開業した店です。セルフの店としてスタートして途中で一般店に形態を変更し、2018年に再びセルフに戻ったそうです。
ますやでは店主が一人でうどんを打っています。一時期腰痛で店を休んでいたこともあるということで打つ量も限られるため、麺が売り切れになり次第店を閉めてしまうのは仕方ありません。
はゆかはぶっかけうどんが看板メニューの店で、麺は温か冷か、出汁は濃口か薄口かを選べます。そんな店で修業したのですから店主はどうしたって冷たいうどんが好きになってしまいます。そのためますやでは冷たいうどんが基準となっており、ぶっかけやざるで食べるのが一番美味いと言われています。
ぶっかけうどんが看板メニューの店
王道のセルフの店
ますやは店の奥が厨房となっており、一番左の注文口で順番にうどん注文して受取り、途中で天ぷら等のトッピングを取って最後に支払いを済ませるセルフのうどん屋です。天ぷらの種類も豊富で、「きつねあげ天」や「高野豆腐天」、「厚焼き玉子の天ぷら」等々、珍しい天ぷらもあります。
中央にテーブル席が並び、写真では切れている手前側がカウンター席となっていました。
冷たいうどんと温かいうどんの両方に対応できる、まさに王道の讃岐うどんといった感のあるメニューです。
モチモチ・ヌメヌメした「剛麺」
「はゆかで修業した店主による、ぶっかけが看板メニューの店」という知識はこの時点で持っておらず、ただ「ぶっかけならあと一杯くらい食べられるな」という一心で「おろしぶっかけうどん」を注文しました。白くピカピカした麺、少し赤みがかったぶっかけ出汁、上に載せられた大根おろし等々、言われてみればはゆかのうどんにそっくりです。
多種多様な天ぷら類をじっくりと見る余裕もなく、トッピングとして選んだのはド定番のちくわ天でした。
しっかりとかきまぜていざ実食です。
高松で「剛麺」といえば必ず名前が出る程、ますやのうどんは極太として知られています。しかし決してゴリゴリした感じではなく程よい弾力とコシがあり、噛むとプチンプチンと切れました。表面はヌメヌメしていながら全体としてはモチモチしており、のど越しの良さも素敵です。
ぶっかけ出汁は決してしょっぱくはなく、ほんのり甘さも感じる程で、麺の味わいを良く引きだしていたと思います。
「手打ちうどん ますや」について
主なメニュー
かけうどん(小) 270円
ざるうどん(小) 340円
おろしぶっかけうどん(小) 350円
釜あげうどん(小) 340円
肉うどん(小) 510円
地図
店舗概要
営業時間 11:00~玉切れ終了(13時頃)
定休日 日・祝・第三土曜日
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