高松市の中西うどんは70年以上の歴史をもつ有名店で、「エッジの効いた」極太麺で知られています。おすすめメニューのかけうどんは食べてみると柔らかくてしっかりとしたコシもあり、見た目とのギャップは相当なものがありました。
スケジュールを組む際に最優先した店
中西うどんが創業したのは1950年で、もともとは一宮で自治体や神社等の催事や地域の病院やお店にうどん玉を卸す製麺所としてスタートしました。現在の地に移転してきたのは2012年で、広々とした店内は早朝から賑わいを見せています。昨年の12月に讃岐うどんの食べ歩きをした際にも訪れた店ですが、定休日を勘違いしていてあいにくお店は閉まっていました。
中西うどんはHP上で「独立を目指して修行されたい方、大歓迎です!!応援します!!」と謳っているだけあって県内外の多くの名店のルーツとなっており、特に埼玉県ふじみ野市の「讃岐うどん條辺」の店主がプロ野球を引退した際に修行した店として知られているようです。
そんな店を飛ばしてしまったのは誠に勿体ないことであり、今回は中西うどんを最優先にスケジュールを調整しました。
今では珍しい完全セルフ
中西うどんは高松市の中心部を南北に貫く超幹線道路の近くに位置しており、しかも朝の7時というかなり早い時間から開店しています。そこでサンライズ瀬戸で高松に着き、駅前でレンタカーを借りて真っ先に訪れる店に選びました。
店は大きく駐車場も広々としていて入りやすい店なのですが、降り続く雨のせいか看板が真っ黒くなってしまっていたのが残念です。
超有名店らしく、店内には多くの著名人のサインが飾られていました。
中西うどんは完全セルフの店です。うどんの大か中か小のどれかを店員に告げるとどんぶりにうどん玉を入れて渡され、客は受け取った麺を手前に吊るされたテボも入れて自分で湯煎して温め、奥にあるタンクの蛇口をひねって自分で出汁を注ぎます。
1990年代は香川県内のほとんどの店がこのやり方でしたが、今ではすっかり珍しくなってしまいました。
讃岐うどんの名店
極太なのに柔らかくコシもあった
かけうどんの小です。角のしっかり立った太めの麺が中西うどんの最大の特徴で、讃岐うどん界ではこういう麺を「エッジが効いている」と表現します。
牛筋煮込みも2本取りました。
渡された麺は真っ白な極太麺でいかにも硬そうだったのですが、湯がいて出汁を注ぐと見るからに優しそうな見た目となりました。食べてみると極太麺なのに滑らかな口当たりで柔らかく、それでいてしなやかなコシがあります。見た目とのギャップはものすごいものがありました。
出汁は旨味がたっぷり詰まったスッキリとした味わいです。麺にモチモチ感がなかったのですが、それによりスッキリとした出汁がよく絡んでいたように思います。
牛筋の柔らかくなるまでしっかりと煮込まれており、極上の味わいでした。
中西うどんについて
主なメニュー
カレー(1玉) 510円
かけ(1玉) 290円
肉(1玉) 540円
しっぽくうどん 480円
地図
店舗概要
中西うどん
087-885-1568
営業時間7:00~15:00
定休日 火曜
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