「京都祇園 おかる」は四代百年続くうどん屋で、超一等地に自社ビルを構えることができる程の繁盛店です。人気のカレーうどんはあんみつとよく合っていました。
- 祇園に美味しいうどん屋が2軒あるらしい
- 四代で百年続く店
- 舞妓さんも訪れる深夜まで開いている店
- メニューは豊富で甘味まである
- カレーうどんとあんみつがよく合っていた
- 京都祇園 おかるについて
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祇園に美味しいうどん屋が2軒あるらしい
「最も京都らしい場所」に関しては人によって様々な答えがあると思いますが、「京都で最も栄えている場所」については京阪の祇園四条駅と阪急の京都河原町駅周辺で誰もが納得すると思います。
この両駅間は乗り換えも簡単で、京阪が京都の南北に強く阪急が東西に強いこともあって今回の旅ではこのエリアを何度も行き来しました。(JR京都駅はこの点で実に不便だと思います。)
この場所にうどんが美味しい店が2軒あることは随分と以前から情報を入手していましたが、2月に訪れた際も4月に訪れた際も予定に組み込むことがどうしてもできませんでした。今回こそは何とかしたいということで、一泊二日の今回の旅では初日も二日目も正午前後にここを通るようにスケジュールを組みました。
四代で百年続く店
「京都祇園 おかる」は四条大橋と八坂神社のちょうど中間付近で、四条通から北側に一本だけ入った場所に位置しています。
店の創業は1925年で、当時は祇園の甘味処としてお店を始めたといいます。その後は麺類や丼物を中心に提供するようになりましたが、現在もその名残であんみつやぜんざいなどの甘味も取り揃えています。
店名の「おかる」は歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」に登場する「お軽」に由来しています。また、かつての祇園にはおかると言う舞妓が実在しており、店が現在ある場所はおかるが住んでいた置屋があった場所だといいます。
現在の店主は四代目で来年は創業百年であり、押しも押されもせぬ老舗のうどん屋です。
舞妓さんも訪れる深夜まで開いている店
現地に到着したのが金曜日の11時頃だったのでまだ静かですが、夜になったらさぞ賑やかな場所なのだろうと思います。
店は「おかるビル」の1階にありました。京都を代表する一等地に自社ビルを構えることができるのですから、とてつもなく儲かっているのでしょう。
京都を代表する繁華街にある店ですから営業時間は長く、11時から15時と17時から深夜の2時半まで店は開いています。祇園という場所柄で、祇園の舞妓さんが訪れることも多いそうです。
京都のうどんの名店
メニューは豊富で甘味まである
赤い提灯が印象的な店です。
「おかるといえばカレーうどん」というイメージだったので、チーズ肉カレーうどんが名物というのは想定外でした。
店内にカウンター席はなく、テーブル席と小上がりのみとなっています。
店内には舞妓さんの名前が書かれた京丸うちわや著名人のサインなどが所狭しと並んでいました。
うどんだけではなくそばやそうめん、中華麺、丼物などメニューは豊富で、甘味もしっかりとあります。
カレーうどんとあんみつがよく合っていた
注文したのは肉カレーうどんです。つゆはサラサラしており、鯖とウルメ・鰹・昆布などからとったという出汁の風味が感じられます。意外なほどの辛さでしたが和風出汁とカレーが調和しており、肉の厚みと歯ごたえが素敵でした。
麺は中太で、箸でつまんで持ち上げると切れて落ちるほどの柔らかさです。つゆが強めの味でサラサラしており、このくらい柔らかめの方がよく絡むようです。つゆは最後まで飲み干しました。
せっかく甘味もあるのですから、今回はあんみつも注文しました。おかるのあんみつは寒天やあんこ、黒みつまでも自家製なのだそうです。あんとフルーツ、その中でも特にバナナの甘さがカレーの辛さに合っていたのが意外でした。
京都祇園 おかるについて
主なメニュー
肉カレーうどん 1040円
チーズ肉カレーうどん1220円
にしんそば 1260円
中華そば 900円
あんみつ 850円
地図
店舗概要
営業時間
月・火・水・木
11:00 - 15:00
17:00 - 02:30
金・土
11:00 - 15:00
17:00 - 03:00
日
11:00 - 15:00