「本場さぬきうどん親父の製麺所」上野店は「めりけんや」の系列店の一つで、JR上野駅の5、6番線ホーム下にあります。ていねいにつくられたうどんで、おすすめメニューはやはりかけうどんでした。
あの「めりけんや」の系列店だった
本場さぬきうどん親父の製麺所上野店はJR上野駅構内で中央乗換通路5、6番線ホーム下にあるうどん店です。見たことも聞いたこともない名前だと思っていたのですが、調べてみると高松駅の真ん前に店を構えていることで知られる「めりけんや」の系列店でした。
JR四国の傘下にあるめりけんやは香川県のうどん文化を発信することを使命としており、1990年に設立されて以降は関西エリアに進出してきました。
2014年11月に「本場讃岐うどん親父の製麺所」として上野店がオープンしたことをきっかけに首都圏進出が始まり、武蔵小杉・秋葉原・大崎・浜松町・池袋と出店が続いています。(武蔵小杉店はその後めりけんやにリニューアル)
香川最強のうどんチェーン店
高松駅でサンライズ瀬戸や快速マリンライナーを下りると目の前にあるめりけんや高松駅前店については過去に一度訪れたことがあり、ツルツルとした口当たりの良い麺とイリコの効いた上品な味わいの出汁は「うどん県」の旅の出発点として印象深いものがありました。
かつて高松駅構内にあった「連絡船うどん」を運営していたのもめりけんやで、香川県内での最強のうどんチェーン店のようです。
ただ、同じチェーン店内のめりけんやと親父の製麺所とどう違うかについてはよくわかりません。
個性的なうどん店
上野駅の中2階の店
上野駅の構内図を見ると宇都宮線・高崎線・常磐線で上野止まりの13~17番線が1階、山手線や京浜東北線、上野東京ライン等の1~12番線が2階となっており、おやじの製麺所がある中央乗換通路は中2階ということになっています。
座席数は27席とこじんまりとしており、中2階のせいか天井も低めで若干の圧迫感があります。
そのため「頭上注意!」という他のうどん屋で見たことのないような注意書きがありました。
またレトロ感を出すためか壁がトタン板で覆われており、何やら坂出の山下うどんにいるような気分となります。
おすすめメニューはやはりかけうどん
今回は食べ歩きではないので「かけうどん大」を注文し、トッピングとしてちくわ天と半熟卵の天ぷらを選びました。
半熟卵天は丸亀製麺やはなまるうどんだけでなく、香川県内でも見なくなっていたので有難みもひとしおです。
麺は生麺ではなく乾麺を茹でたものであるように私には感じられました。モチモチ感やツルツル感は今一つだったように思いますが、しっかりとしたコシや弾力があり、のど越しも爽快です。
実はこの日は年末に香川で本場の店を14件食べ歩いて東京に帰ってきた直後だったのですが、かつて同じような状態で丸亀製麺に感じたような雑さは全くありませんでした。麺も出汁もていねいにつくられており、駅の構内で提供されるうどんとしてはこれで最高レベルではないでしょうか。(「大」にしては少なかった。)
本場さぬきうどん親父の製麺所上野店について
主なメニュー
かけうどん (小)230円
ぶっかけうどん(小)180円
ざるうどん 480円
きつねうどん 350円
店舗概要
東京都台東区上野7-1-1 JR上野駅改札内(中央改札口左中2階)
【営業時間】
(平日)7:00~22:30
(土)7:00~22:00
(日祝)7:00~21:00
定休日 なし
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