さか枝本店は高松市の中心部にある讃岐うどんの超有名店で、実にオーソドックスなうどんを味わうことができます。注文の仕方が少し変わっているので知っておいた方がいいでしょう。※2022年9月12日作成、2024年8月23日改定。
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県外まで噂が広まった店
さか枝本店は高松市の中心部に店を構える人気店で、香川県庁や香川県警本部、香川大学といった施設に近いことからサラリーマンや大学生に愛されてきました。「高チョン族」と呼ばれる単身赴任で県外からやってきた会社員たちが毎朝の出勤前に食べた味が忘れられず、思い出話で触れ回ったことから県外にまで噂が広まるほどだったといいます。
現在では讃岐うどんの食べ歩きをする際に必須の「さぬきうどん全店制覇攻略本」の裏表紙に広告を出すような存在となっています。
1993年に初版が発行された讃岐うどんの伝説的ガイドブック「恐るべきさぬきうどん」では第1巻で早くも紹介されています。
「セルフの元祖」の店
1960年に初代が「坂枝製麺所」を開業し、1975年には現在の場所に「さか枝」をオープンさせました。あらかじめうどんを茹で、客が出来立ての麺を自分で湯がいたり出汁を入れたりするセルフを確立した店とされています。
二代目が高齢で体調が思わしくなくなったことから2019年5月に一旦閉店しましたが、現在は三代目が店を再開しており、本店の他に南新町店、春日店、仏生山店の計4店舗を構えています。
今回の旅では初日は電車で移動して車を利用するには二日目からと決めていました。レンタカー屋が開くのが8:00なので、その前に7時から開いているさか枝で朝食をとることにします。
訪れるのは2022年9月に次いで2回目で、店の様子は前回の時と全く同じでした。
感動的なうまさの店
さか枝本店の注文のしかた
開店直後だったということもあり、店内はまだ空いていて落ち着いた雰囲気でした。
さか枝本店はうどんを注文してから食べるまでのほとんどを自分でやらなければならない本格的セルフの店です。
こういう店はそれぞれ店特有の注文方法がありますが、要は前に並んでいる人がどう言っているか見ていればいいのであり、基本的には「うどん大・中・小」のどれかを言いさえすればうどんの玉を入れたどんぶりが出てきます。これを客が自分でテボを使って温め、出汁を注ぎ、最後にレジで精算します。
さか枝の場合は正面のレジ(中央奥の黒い服の人が立っている場所)へ直行してそこでうどんの玉数と天ぷらの数を告げ、最初にお金を払ってしまいます。その後うどんを湯煎し、タンクの蛇口から出汁を注ぎ、申告した数の天ぷらをとって席に向かいます。
麺も出汁もオーソドックスだった
いつも通りかけうどんの小を注文しました。しょうがの香りが素晴らしく、やはり讃岐うどんには絶対に欠かせないものであるようです。
トッピングは半熟玉子天とちくわ天にしました。ちくわ天のサクサク感が素敵で、こういうものはやはり開店直後に来た者だけが味わえる特権です。
ピカピカ光っていていかにも出来立てといった麺は滑らかな食感でありながらしっかりとした歯ごたえがあり、しっかりと足で踏み込んでいるという印象です。出汁も適度にイリコが利いていて美味でした。
実にオーソドックスなうどんだったと思います。
さか枝うどん本店について
主なメニュー
かけうどん(小) 290円
ぶっかけうどん(小)290円
ざるうどん(小) 290円
天ぷら 100円
地図
店舗概要
087-834-6291
営業時間7:00~15:00
定休日 土曜不定休・日曜・祝日
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