全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

〖改定版〗讃岐うどんランキング!実際に食べて選んだ県内の46店

香川県内で讃岐うどん食べ歩きをするための完全ガイドとして、私が現地で実際に食べた店から厳選した46店をまとめました。おすすめ度に応じて3段階にランク分けしています。※2023年3月25日作成。2024年1月31日改定。2024年9月13日改定。超長文です。Contentsを表示するとランキングの全体像が一目でわかります。

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讃岐うどんランキング、ランク分けしてまとめてみた

うどんは全国的に有名な香川県の特産品で、現在では単なる名物という存在を飛び越えて観光の目玉となるほどの存在となっています。

実際に訪れてみると確かにうどん店の数は多く、香川のうどん店を可能な限り紹介した「さぬきうどん全店制覇攻略本(2024年~25年版)」によれば県内のうどん店は565店なのだそうです。

ここで、2021年7月から2024年8月にかけて私が実際に食べ歩いた店の中から厳選した46店を☆から☆☆☆まで3段階にランク分けしてご紹介します。

讃岐うどんの中にも実は様々なタイプがあって人それぞれ好みが分かれるもので、当然ながら今回の記事には私の好みが色濃く反映しています。詳しい方なら「こいつはこういう店が好みなんだな」とお分かりいただけるのではないかと思います。

香川県内のうどん店の特徴

3タイプの店があるというのが香川県内のうどん店の特徴です。

一般店

通常の飲食店と同じで、席でメニューを見て注文すると席までうどんを持ってきてくれます。マニアックな店が多いと思われがちな香川県のうどん店ですが、実はこのタイプが最も多いそうです。

一般店でもおでんだけはセルフで取るという店も多いようなので、このタイプの店に入ったら店内をぐるっと見渡しましょう。

セルフ

注文する以外に客がいろいろと自分で動かなければいけないのがセルフの店です。

はなまるうどん」や「丸亀製麺」のようにカウンターの最初で注文し、天ぷらやおでん、いなり等を取りながら進むとその先で完成されたうどんが出てくるというタイプがさぬきうどんでも主流で、現在ではこれが「セルフ」と呼ばれています。

テボ

しかし本来の「セルフ」はどんぶりにうどん玉だけ入れて渡されるもので、客は「テボ」と呼ばれる深いザルに入れて湯煎して麺を温め、出汁をかけて薬味も自分でとらなければなりませんでした。

www.youtube.com

セルフの代表格である「なかむら」での一連の動きをまとめた動画です。

「なかむら」に代表される細麺で5秒、「中西うどん」「うつ海うどん」に代表される太麺で10秒が目安です。

製麺

製麺と麺の卸が本業という店です。

製麺所の横にテーブルと椅子が置かれてそこで食べられるようになっている店が大半ですが、中には本当に製麺と卸ししかやっていないという店もあります。その場合、客は持参したマイどんぶりに麺を分けてもらい、店先で「勝手に」醤油をかけて食べます。

本業に支障をきたさないよう、毎日1時間だけ食べることができるという店もあります。

香川でうどん食べ歩きをする際の注意点

車がないとほぼ無理

香川では約600ものうどん店が県内全域にほぼまんべんなく散らばっています。その一方で公共交通機関が充実しているとはお世辞にも言い難く、日本一狭い県といえど食べ歩きをするには車を利用するしかありません。

私はレンタカーを利用しました。高松駅前にはレンタカー店がいくつもあり、サンライズ瀬戸が到着して30分後の8時には店は開きます。ほとんどのうどん店がナビに登録済みであり、電話番号を入力すれば案内してくれます。

午前中が勝負

讃岐うどん店の営業時間は9:00~14:00という場合が最も多く、この場合特に何か書かれていなくても「麺が無くなり次第終了」であることは暗黙の了解となっています。人気店の場合13時を過ぎたら閉まっていることがほとんどで、はっきり言って午前中が勝負です。

「全店制覇攻略本」は必携

さぬきうどん全店制覇攻略本

香川県でうどん店の食べ歩きをする際に「さぬきうどん全店制覇攻略本」は必須です。県内のうどん店565店中526店を掲載しており(2024~2025年版)、住所・営業時間・電話番号等を確認する際に便利です。(ナビで検索する際に使用します。)

全店制覇攻略本最新版

添付してある地図も使いやすく、食べ歩く店の順番を決める際に重宝していたのですが、最新版からは店ごとにQRコードから読み取るWEBマップに変わってしまいました。

食べて選んだ46店、本場の讃岐うどんランキング

私が実際に香川県で食べたうどん店の中から46店を厳選し、一つ星~三つ星の三段階にランク分けしました。店の場所・営業時間・定休日等の詳細については添付している記事をご覧ください。

このためだけに香川まで行く価値があるうどん店☆☆☆

私が食べて感動した店です。「こちらのうどんを食べるためだけにサンライズ瀬戸に乗る」それだけの価値があります。

手打ち麺や大島(セルフ)

住宅街の真ん中にある大島

「手打ち麺や大島」は高松市を代表するベッドタウンの真ん中の店で、自分で麺を温めて出汁をかけるだけでなく食器の片づけまで自分でやる「真のセルフ」です。

うどんの湯煎をする場所

渡されたうどん玉をテボに入れて湯煎して温め、自分で出汁をかけます。

食器を片付けるシンク

食べ終わったら右端の紙袋に割り箸を捨て、残った出汁はその隣のかご、そしてどんぶりと皿はシンクの中央に沈めます。

手打ち麺や大島のかけうどん

麺のモチモチ・ヌメヌメ感が最高で、口の中の粘膜に吸い付いてくるような食感です。

手打ち麺や大島の麺

コシや弾力もちょうどよく、イリコの旨味が程よく凝縮された出汁とともに啜りこむと最高の美味さでした。

これまで食べてきた中で最も美味い店だったように思います。

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須崎食料品店(セルフ)

須崎食料品店の外観

暖簾も看板もない古い木造2階建ての建物の4分の1ほどのスペースを使ってうどんを出しています。(4分の3が食料品店)マスコミの取材をすべて断っている店で、こちらだけが「さぬきうどん全店制覇攻略本」に掲載されていません。

関西のとんでもないセレブがヘリコプターに乗って食べに来た店としても知られています。

調味料と薬味と玉子が置かれたテーブル

メニューはしょうゆうどんの温・冷と大・小の4通りで、うどんを受け取ったらこちらで自分流に味付けします。好みの味に仕上がったら店の外に並べられた椅子に座って食べましょう。

ネギとしょうゆだけかけた冷たい麺

卵を加えたうどん

温かいうどん小

冷たいうどん(上)、冷たいうどんと玉子(中)、温かいうどん(下)です。モチモチ感、コシ、のど越し等全てベストで、通常は念入りに味を吟味しながら食べるようにしている私がついつい一気食いしてしまうほどでした。味が薄まってしまうので玉子は入れない方がいいというのが私の印象です。

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なかむら(セルフ)

小屋にしか見えないなかむらの店舗

「客が裏の畑へ行って自分でネギを抜いて刻む」という伝説的なうどん店ですが、さぬきうどんブームで客が押し寄せるようになった現在ではさすがに刻んだネギが置いてあります。それでも受け取った麺を客が自分でテボを使って温める「これぞセルフ」というような仕組みが残っています。

自分でうどんを温めている人

細麺なら5秒、太麺なら10秒くらいが目安で、湯切りの際にテボから落ちる湯でどんぶりも温めたりしていると上級者のふりをすることができます。

なかむらの店内に置かれた薬味を入れた容器

好みの天ぷらを取ってレジで会計を済ませ、こちらで薬味をかけて出汁をかけます。なかむらのかけうどんにしょうがは必須です。

感動的美味さだったなかむらのかけうどん(小)

最高の麺、異次元のだし、それに天ぷらが組み合わされたかけうどんは感動的な美味さです。

かけうどん小

もう芸術的と言っていい美しさではないでしょうか。うま味も香りも素晴らしいものがありました。

色が変わらない釜たま

釜たまはしなやかな細麺でフワフワしていながらほんのりとしたコシがあります。ただ、かけうどんを食べた時のようなあの感動はなく、少々物足りなさが残りました。なかむらはかけうどんに限ると思っています。

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がもう(セルフ)

がもうの店頭

看板と人混みが無ければただの平屋住宅ですが、これが超人気店のがもうです。

傘の下でうどんを食べる人々

この日は本降りの雨だったにもかかわらず、皆さん傘の下でうどんを食べています。

がもうの店内の様子

店内はもう激狭です。8席しかないのでほとんどの人は外で食べるしかありません。

出汁と薬味が置いてある奥の小部屋

どんぶりを持って奥の小部屋に進み、こちらで出汁とネギをかけます。

がもうのきつねうどん

こちらではかけうどんにあげをのせたきつねうどんがおすすめメニューです。エッジが効いた麺はふわふわモチモチしていて柔らかいのにしっかりとしたコシと弾力があります。程よいイリコ風味の出汁は味も香りも心地よく、大判の上げも程よい甘さで美味でした。麺、あげ、出汁の美味さが重なり合い、「これぞ讃岐うどん」とでもいうような味わいとなっていました。

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手打ちうどん上田(セルフ)

日曜朝の手打ちうどん上田

ことでん太田駅のすぐ駅前に位置する店で、近隣の人々により開店直後から行列ができています。

手打ちうどん上田の店内

店内はテーブル席とカウンター席で、かなり狭めです。うどんのメニューとしては小と大と特大の3種類で、どんぶりにうどん玉を入れて渡されるだけです。自分で湯煎して温めて自分で出汁を注ぐ完全セルフの店です。

かけうどん小

麺はやや細めで、ツヤツヤピカピカしていていかにも美味そうです。このような見た目の素晴らしいうどんに騙されたことはこれまで一度もなく、今回も口当たり、歯ごたえ、コシ、のど越しのどれを取っても素晴らしいものがありました。

上田の麺

イリコが効いた出汁も美味く、最高のうどんだったのではないかと思います。

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おうどん瀬戸晴れ(一般店)

もともとはJR屋島駅の南方向にある高松市新田町にありましたが、2022年7月より高松市牟礼町に移転しました。

新しいおうどん瀬戸晴れの店舗

新しいおうどん瀬戸晴れはことでん八栗駅より徒歩5分くらいの場所に位置しています。

最大の特色は「柔らかいのにコシがある」と評されるしなやかで艶のある麺で、その独特な食感は「むにゅもち」・「艶モチ」・「モニュムチ」・「ふわっもちっむにゅ」・ 「むにゅむにゅ」・「ヌルヌル」と媒体ごとに様々な形容詞で表現されています。

かけうどんの小

王道のかけうどんです。

薬味と半熟卵天を投入したかけうどん

太麺ですがふんわりと柔らかく、それでいて弾力とコシもあります。表面がなにやらヌメヌメしていてその分だけイリコ控えめの出汁とよくからみ、全体として驚くほどの優しい味のうどんとなっていました。

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山越(セルフ)

釜から引き上げた麺に生卵をからめ、醤油かだしをかけて和風カルボナーラのようにして食べる「釜たま」発祥の店として有名です。

山越の店の入口

店の入口で注文すると間髪を入れずにうどんの玉を入れたどんぶりが出てきます。

開放的な広場

それを店の敷地内に設けた開放的な広場で食べます。

山越の釜たま

今まで釜玉はあちこちで食べてきましたが、そのどれと比べても明らかに格上だったと言ってよく、感動的な美味さでした。

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はりや(一般店)※店内撮影禁止

はりやは高松市郷東町の運転免許センターの手前に位置する超人気店で、間違いなく開店時間のかなり前に行って並んでいなければいけない店です。

はりやの外観

店内は細長くその大半をL字型のカウンターが占めており、当然ながら開店と同時に満席となります。それ以降の人は座った客の背後のスペースに並び、そこもいっぱいになるといよいよ外で待たなければいけません。

「かけ」や「しょうゆ」、「釜あげ」等も注文できますが、基本的にざるうどんと天ぷらが看板メニューとなっていて、ほとんどの客が「かしわざる」や「いか天ざる」を注文していました。

磁器の皿の上に置かれた丸いすだれに半透明でピカピカ光ったうどんと玉子くらいの大きさの鶏天が6個盛られています。麺もつゆも天ぷらも絶品で感動的な美味さでしたが、量が多いので油断しないようにしてください。

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手打ちうどんの田(セルフ)

田の外観

「田(でん)」は畑と住宅がほぼ半々という地域に何の前触れもなくいきなり出現します。

「手打ちうどんの田」の看板

看板が無ければ気付かないかもしれません。

角煮うどんが看板メニューという讃岐うどん界でも変わった店ですが、角煮うどんは「土曜日は15食、平日は10食以下」という厳しい数量限定メニューとなっており、どうしても食べたければ開店と同時に入らなければ無理のようです。

田のかけうどんの小

麺はツルツルしており、モチモチとした弾力もしっかりと残っています。太麺なのでのど越しや粘りも強烈ですが、決して硬いうどんではなく全体としてはしなやかです。

出汁はイリコの風味が強く旨味が凝縮していました。 麺も出汁も理想的で感動的な美味さでした。

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山下うどん(坂出・セルフ)

「山下」という名のうどん店は国分寺・坂出・善通寺香川県内に3店あります。

香川県の中部を流れる綾川

坂出の「山下」は香川県の中部を流れる綾川の土手沿いにある印象的なロケーションの店です。

土手から下りた場所にある山下

土手から下りた場所にある店からは怪しげな雰囲気が漂っており、これだけでワクワクしてくるものがありました。

山下のかけうどんの小

見るからに優しそうなうどんです。モチモチした麺の表面はツルツルしており、太麺でありながら柔らかさと弾力があり、のど越しも最高です。出汁は色も味も香りも濃厚で、太麺とよく合っていました。麺も出汁も完璧なうどんだったと思います。天ぷらは芝えびのかき揚げが人気メニューなのだそうで、皆様ぜひ味わってみてください。

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上原屋本店(セルフ)

上原屋本店の前の行列

上原屋本店はネット上でよく見る讃岐うどんの人気ランキングで必ずベスト10に入ってくるような人気店で、栗林公園の向かいで中央通りに面した場所に位置しています。

上原屋本店の厨房

完全セルフの店なので麺を湯煎して温めるのも出汁を注ぐのも全て自分でやらなければなりません。

上原屋本店のかけうどん小

王道のかけうどんで、口当たりは滑らかで適度なコシと弾力があり、表面はツルツルしていながらほんの少しぬめりのようなものを感じました。それにより、程よい旨味の詰まった出汁とよく絡んで極上の味となっていたと思います。

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香川を訪れたら遠回りをしてでも立ち寄るべきうどん店☆☆

感動するまでには至らなかったものの、十分すぎるほど美味しい店です。

中西うどん(セルフ)

中西うどんの外観

中西うどんは高松市の中心部を南北に貫く超幹線道路の近くに位置しており、しかも朝の7時というかなり早い時間から開店しています。完全セルフの店で、客は受け取った麺を手前に吊るされたテボも入れて自分で湯煎して温め、奥にあるタンクの蛇口をひねって自分で出汁を注ぎます。

中西うどんのかけうどん小

真っ白な極太麺でいかにも硬そうだったのですが、食べてみると滑らかな口当たりで柔らかく、それでいてしなやかなコシがあります。見た目とのギャップはものすごいものがありました。

出汁は旨味がたっぷり詰まったスッキリとした味わいです。麺にモチモチ感がなかったのですが、それによりスッキリとした出汁がよく絡んでいたように思います。

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白川うどん(セルフ)

白川の外観

手打ちうどん白川は機械を一切使用しないで職人の手作業のみでうどんを打つ「手打ち手切り」の店で、30分以上麺を作り置かないよう品質管理が徹底されており、出汁も化学調味料は使用せずイリコや鰹節等の天然素材のみ仕様しています。

かけうどん

モチモチふわふわの中太麺で、柔らかくて歯にやさしいのにちゃんとコシもあります。食べていて口の中が気持ちよく、飲み込むのが快感でした。透明感のある出汁は適度な旨味で飲みやすく、うどんの美味さを引き立てていたように思います。

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うつ海うどん(セルフ)

うつ海うどんの外観

うつ海うどんの創業は2016年で、超人気店の「さか枝」で7年以上修行した店主が独立して設けました。常に出来立てを提供するため、麺は15分以上の作り置きなし。出汁のタンクは火加減が難しくてどうしても煮詰まってしまうため、そういうことのないように工夫を重ねたそうです。

かけうどんの小

王道のかけうどん小で、めんが出汁を纏ってピカピカしており、見るからに美味そうです。極太麺ですが表面はモチモチしており、フワフワした食感でありながら強めの弾力もありました。イリコが効いたやさしい出汁と絡んでツルツルとのどに流れ込んでくる感覚は素敵なものがありました。

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大島うどん(製麺所)

大島うどんの外観

手打ち麺や大島の店主の実家が大島うどんで、1955年(昭和30年)創業ということですから実際は70年近い歴史のある店ということになります。製麺所直営のセルフの店で出来立てのうどんを食べることができます。

かけうどん小

太麺でありながら滑らかで口当たりがよく、ふっくらとしていながらしっかりとしたコシもありました。濃いめの出汁が絡んで麺の良さを引き出しており、ほぼ理想的と言ってもよいうどんに仕上がっているように思います。

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めりけんや高松駅前店(セルフ)

伝説の「連絡船うどん」を運営していた店です。その名の通り高松駅の真ん前にあり、最近では完全なる行列店になったようです。

めりけんや高松駅前店の行列

朝の7時から営業しているので、高松駅に到着して朝食をとる場所として適しています。サンライズ瀬戸であれ高速バスであれ、高松駅で下車して目の前にこんな光景があれば迷わず列に並んでしまうでしょう。

かけうどん小

麺は中太で透き通っており、エッジも立っていて模範的な讃岐うどんのようです。モチモチしていてしっかりとしたコシもあり、表面がねっとりとしていてイリコが効いた濃いめの出汁がよく絡みます。懐かしの連絡船うどんの味そのものでした。

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マルタニ製麺(セルフ)

マルタニ製麺の外観

客に出来たてのうどんを食べてもらうために作り置きはしないこととしており、「13時頃までに来店すれば常に出来立ての麺が食べられる」と様々な媒体で紹介されています。

マルタニ製麺のかけうどん小

ツルツルした食感の麺はフワフワとしており、全体としては柔らかいにもかかわらずコシと弾力はしっかりとあります。イリコの風味が強い出汁は旨味が強く、薬味として加えられたしょうがとネギが全体をうまくまとめていました。

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おか泉(一般店)

いかにも儲かっていそうなおか泉の店構え

おか泉は讃岐うどんの各種ランキングでは必ず上位に登場する人気店で、老舗店というイメージですが創業は1992年と意外と新しい店です。名店として知られた「かな泉」で修業した店主が独立開業しました。

ひや天おろし

客の大半が注文する看板メニューの「ひや天おろし」は麺の柔らかさ、滑らかさ、しっかりとしたコシの3要素が極限の所で並び立っていました。天ぷらは専門店級です。

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さか枝本店(セルフ)

さか枝の正面

さか枝本店は高松市の中心部に店を構える人気店で、香川県庁や香川県警本部、香川大学といった施設に近いことからサラリーマンや大学生に愛されてきました。

1960年の創業で、あらかじめうどんを茹で、客が出来立ての麺を自分で湯がいたり出汁を入れたりするセルフを確立した店とされています。

かけうどんの小

しょうがの香りが素晴らしく、やはり讃岐うどんには絶対に欠かせないものであるようです。ピカピカ光っていていかにも出来立てといった麺は滑らかな食感でありながらしっかりとした歯ごたえがあり、しっかりと足で踏み込んでいるという印象です。出汁も適度にイリコが利いていて美味でした。実にオーソドックスなうどんだったと思います。

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手打十段うどんバカ一代(セルフ)

うどんバカ一代の外観

手打十段うどんバカ一代はマスコミで取り上げられることも多く、テレビの旅番組やグルメ番組にはしょっちゅう登場します。また旅行のガイドブックでは前の方のページにでかでかと掲載されるのがいつものこととなっています。そんな店が瓦町駅から徒歩7分の場所にあり、しかも早朝から夜まで店が開いています。

釜バターうどん

看板メニューの釜バターうどんは釜あげうどんにバターを乗せ、黒コショウをたっぷりかけて供されます。

極太麺がモチモチの極みになっていました。のど越しが素晴らしく勢いよく啜りこむことができ、一方で噛んでみてもいい感じです。醤油によりバターの甘さが引き出され、黒コショウがいいアクセントとなっていました。

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日の出製麺所(製麺所)

日の出製麺所の店舗と巨大な製麺所

製麺業第一が徹底された店で、本業に支障をきたさないよう毎日お昼前後の1時間だけに限って食べることができます。

熱いだしを注いだ熱いうどん小

しなやかで弾力のある麺とイリコが効いたやさしい出汁の取り合わせが最高でした。

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長田うどん(一般店)

長田うどんの看板とソテツ

「満濃うどんトライアングル」とまで呼ばれた超激戦区に位置しています。かつて「西の長田、東のわら家」と称されたほどの店で、1954年の創業以来60年以上ほぼ釜揚げうどん一本で勝負してきた店です。一部の職人が店を出てオープンさせた別の長田が話題ですが、本家も出汁を改良して盛り返しています。

釜揚げうどん小

麺はなめらかでモチモチしていながらしっかりとした弾力やコシがあり、だしはイリコが効いたオーソドックスな味わいでした。「正統派の極み」という味になっています。

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ますや(セルフ)

ますやの外観

手打ちうどんますや」は高松市の東部にある人気店で、屋島に向けて国道11号線を進み、新川の土手に設けられた道に入るとすぐの場所にあります。創業は2011年で、綾川町の「はゆか」で修業した店主が独立して開業させました。ぶっかけうどんで有名な店で修業したのですから、ますやも冷たいうどんが中心になります。

おろしぶっかけうどん

極太麺でありながら決してゴリゴリした感じではなく、程よい弾力とコシがあって噛むとプチンプチンと切れました。表面はヌメヌメしていながら全体としてはモチモチしており、のど越しの良さも素敵です。

ぶっかけ出汁は決してしょっぱくはなく、ほんのり甘さも感じる程で、麺の味わいを良く引きだしていたと思います。

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うどん一福(セルフ)

うどん一福の外観

うどん一福は予讃線の線路沿いにある店で、神田の香川一福とは何の関係もないようです。もともと1976年頃から30年近くこの地で続いた店で、2005年にいったん閉店しますが、「中村うどん」で修業した現在の店主が屋号を受け継いで2007年に再びオープンさせました。

かけうどんの小

フワフワとしたシルクのような、それでいてしっかりとしたグミ系の細麺です。サイドメニューの牛筋煮込みは柔らかく口の中ですぐにほぐれ、エビ天もプリプリ感がしっかりと残って素晴らしいものがありました。

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カマ喜ri(一般店)

観音寺市のカマ喜riの創業は2012年で、会社勤めをしていた店主が脱サラして修行し、父親が経営していた電気屋をリノベーションして開店させました。

テラス席

目立つ看板のようなものは一切ないため最初はこれがうどん屋だとは全く思えず、周辺を車でウロウロすることになりました。

ドンブリ内の顔

驚くほどの極太麺が特徴の店で、それでいてゴリゴリ感は全くありません。モチモチつるつるした食感で、柔らかくてそれでいてしっかりとしたコシもありました。アゴ出汁を使用しているということで、すっきりとした甘さが感じられました。

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地上最強のウドン ゴッドハンド(セルフ)

ゴットハンドの看板

とんがっていたのは看板だけで、店主も店内の雰囲気も真面目そのものだったように思います。「地上最強のウドン」を名乗ることで思い切りハードルを上げ、それによって自分で自分にプレッシャーをかけているのです。

ゴッドハンドの釜あげうどん

ゴットハンドのかけうどん

モチモチしていながらしっかりとしたコシのあるうどんで、釜あげもかけも王道の讃岐うどんでした。

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香川県で特に美味しいうどん店☆

香川県内でも特に美味しい店です。

わら家(一般店)

わら家の建物は江戸時代の古民家を移築してきたもので、「県外から客人を迎えたときに連れて行くのに最もふさわしい店」と呼ばれています。釜あげうどんの人気店で、厳選した最高級の原材料を使って門外不出の製法で作られる出汁が有名です。

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吉本食品(セルフ)

店に最後に残っていた残り物の1玉でも美味かったので、再訪して茹でたての状態で食べたら素晴らしい味でした。

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長田in香の香(一般店)

長田うどんの先代が亡くなった際、出汁の取り方を受け継いでいたスタッフが独立して2002年にオープンさせた店です。「香の香」とは「香川の香り」を意味しています。王道の釜あげうどんで、出汁に厚みがあってザラザラしていました。

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手打ちうどん麦蔵(一般店)

香川県立中央病院と高松競輪場の間の三角形の空間で、ほっかほっか亭の隣に位置しています。大半の客が注文するかしわざるはざるうどんの上にかしわ天がゴロゴロしており、強烈なコシのうどんとあっていました。

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はゆか(セルフ)

看板メニューのぶっかけは、麺は温か冷か、出汁は濃口か薄口かを選べます。もちもちヌメヌメした食感の麺に出汁がよく絡み、実にぶっかけらしいぶっかけだったと思います。口当たりとのど越しの良さは最高で適度なコシもありました。

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竹清(セルフ)

創業時より出来立ての天ぷらを提供することにこだわっており、「半熟卵の天ぷら」発祥の店とされています。うどんは麺にしっかりとした弾力があり、出汁が大変に美味でした。

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うどん本陣山田家(一般店)

登録有形文化財の屋敷で極上のうどんを食べることができます。人気メニューの釜ぶっかけは太麺のずっしり感が素晴らしく、モチモチした口当たりと重厚なコシが感じられました。

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池上製麺所(セルフ)

さぬきうどん界の大スター「るみばあちゃん」の店で、柔らかめでふんわりとした麺が極上の出汁と絡んで素晴らしい味わいとなっていました。※池上瑠美子さんは2023年3月10日に90歳でお亡くなりになりました。ここに謹んで哀悼の意を表します。

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山とも(セルフ)

ブラタモリ」でタモリが食べた店です。日頃から「讃岐うどんは硬すぎる」と広言していたタモリが「イメージが変わった」と言うまでになるのですが、香川県民をモヤモヤさせていたタモリの発言を覆させる舞台として選ばれたのが山ともでした。

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小縣家(一般店)

田舎の時短料理だったしょうゆうどんを立派なメニューにまで育て上げた店で、茹で上がるのを自分で大根をおろしながら待ちます。麺が美味くないと成立しない食べ方です。

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山下うどん(善通寺・セルフ)

善通寺の山下うどんはぶっかけうどん発祥の店とされています。見るからに弾力のありそうな麺はモチモチしており、ずっしりとした重量感がありました。のどで味わうのではなく、ワシワシと噛みしめて食べるうどんのようです。

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宮武うどん(セルフ)

「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」で知られた伝説の名店を弟子が引き継いだ店で、機械を一切使わない「手切り」の店らしいうどんは強めの出汁とよく絡んでいました。

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麺処綿谷丸亀店(セルフ)

県内でも屈指の大型店でいかにも機械で大量生産したような麺でしたが、イリコの旨味が凝縮させたような出汁と絡んで大変な美味しさでした。

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西端手打上戸(セルフ)

香川県で最も西にある観音寺市の、その中でも西端の海を目の前に下場所に位置しています。燧灘のいりこをたっぷり使用して出汁をとっており、極太縮れ麺との組み合わせは最高でした。

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ひさ枝(セルフ)

工業団地の中にある倉庫にしか見えない建物の中で、とにかく明るい店主がうどんを茹でています。薬味類は小分けにしておいてあり、替玉をすることで様々な食べ方を試すことができます。見た目の美しい、麺線の綺麗なうどんを心がけている店です。

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うまじ家(一般店)

50年近い経験を持つ店主が20年以上も県内の有名店で修業を積み独立しました。手練り・手打ちにこだわる麺はすべて手作業で、5種類の小麦粉を季節に応じて配合を変えています。店内にはうどんの実演スペースがあり、客の目の前で手打ち手切りしています。

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川福本店(一般店)

「ざるうどんの元祖」として知られている店です。恐ろしいほど麺のきめが細かく表面が滑らかで、シルクの極みといった口当たりでした。どこまでもモチモチつるつるしており、柔らかでありながらしっかりとしたコシもありました。

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手打ちうどん よしや(セルフ)

機械を一切使用せず完全手作業でうどんを打つことにこだわっています。讃岐うどんとしては細めの麺はモチモチしていながら滑らかな口当たりで、しっかりとしたコシもありました。出汁はスッキリとしていて縮れた麺とよく絡み、バランスの取れた味わいとなっていたように思います。

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味庄(セルフ)

高松駅の目の前で5時から開いている店です。ふんわりとしていながらコシもあり、口の中に吸い付いてくるようなうどんでした。イリコの効いた出汁は強めで、優しい口当たりの麺と合わさってバランスの取れた味わいとなっていました。

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つるや(セルフ)

1983年に創業された比較的歴史のある店で、軒下に吊るされた赤い提灯が印象的です。20時まで店が開いており、夜うどんが食べられると有難がれています。釜あげうどんに生卵を載せてオリジナルだし醤油で食べる「黄金うどん」が看板メニューです。

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