善通寺市の白川うどんは田園風景の中にある「手打ち手切り」の店です。おすすめメニューの特上えび天かけうどんは麺も出汁も天ぷらも素晴らしく、讃岐うどんの奥深さを感じさせられました。
善通寺市の田園風景の中にある店
手打ちうどん白川は善通寺市の東部にあるうどん店で、丸亀と琴平を結ぶ県道206号線の近くに位置しています。
ただナビに指示されるがままに車を走らせていると街中から急にあぜ道に引っ張り込まれてしまったという感覚で、畑の中を抜けていくと遠くの方からどう見てもうどん屋という建物が近づいてきます。店は大企建設㈱の社屋と倉庫の間に挟まれた場所にあって駐車場は共有しているように見えます。そうは言っても何やら無断駐車しているような感覚に終始付きまとわれました。
てっきり会社とうどん屋の間には何らかの血縁関係のようなものがあると思ったのですが、いくら調べても何も出てこなかったので両者は単なるお隣さんなのかもしれません。ちなみに白川うどんの屋根の改修工事は大企建設㈱が請け負ったようです。
手打ち・手切り・天然素材にこだわった店
白川うどんの創業は2002年と比較的新しく、機械は一切使用しないで職人の手作業のみでうどんを打っています。今や県内でもほんのわずかしかない「手打ち手切り」の店で、こうすることにより麺にねじれや太さのムラが発生し、出汁とよく絡む素朴で懐かしい味わいのうどんが出来上がります。
30分以上麺を作り置かないよう品質管理は徹底されており、出汁も化学調味料は使用せずイリコや鰹節等の天然素材のみ仕様しています。
店内は他のうどん店とは一味違った明るい雰囲気となっており、そのせいか映画のロケ地として度々選ばれているようです。
周辺の名店
麺も出汁も天ぷらも素晴らしかった
事前に入手した情報でおススメとされる特上えび天かけうどん(小)を注文しました。てっきりセルフでうどん玉とえび天をとってあとは自分でやるものだとばかり思っていたのですが、店員の「えび天ね!」という声に合わせて店の奥で天ぷらを揚げる音が聞こえてくるではないですか。
番号札を渡されてしばらく待ち、番号を呼ばれて渡されたのは思っていたのとは全く違うものでした。うどんと天ぷらは別々で、えび天だけでなくナスやカボチャといった野菜の天ぷらもあります。
抹茶塩も付いてきました。
トッピングとして牛筋煮込みも一本取りました。
うどんにネギをかけるのを忘れていました。モチモチふわふわの中太麺で、柔らかくて歯にやさしいのにちゃんとコシもあります。食べていて口の中が気持ちよく、飲み込むのが快感でした。
透明感のある出汁は適度な旨味で飲みやすく、うどんの美味さを引き立てていたように思います。
揚げたての天ぷらと抹茶塩の組み合わせも素晴らしいものがありました。
讃岐うどんは奥が深い
一昨年より始めた讃岐うどん食べ歩きで香川県内のうどん屋は40件以上巡りましたが、昨年の年末の時点で全く存在を知らなかった中にこんな店があったことに驚いています。
讃岐うどんの世界はまだまだ奥が深そうです。
白川うどんについて
主なメニュー
かけうどん(小) 200円
特上えび天かけうどん(小)600円
カレーうどん(小) 450円
ざるうどん 270円
地図
店舗概要
手打ちうどん白川
0877-64-0687
営業時間9:30~15:00
定休日 火 第三水
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。