きそば鈴一は横浜駅前にある立ち食いそば屋で、「横浜四大立ち食いそば」の一つに数えられるほどの店です。人気メニューの天ぷらそばはそばとつゆとかき揚げが見事に一体化していました。
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昔懐かしいスタイルを貫く店
きそば鈴一はJR横浜駅南改札からみなみ西口に進み、交番の前から地上に出た場所に位置する立ち食いそば屋です。相鉄ジョイナスの真ん前であり、相鉄から横浜地下鉄に乗り換える際はすぐ横を通ることになるので存在を知っている人は多いのではないでしょうか。
扉などなく開けっ放しの店内はカウンター席のみで椅子など一切なく、常に多くの人がむき出しの状態でそばを啜りこんでいます。周辺には出汁の香りが漂っており、多くの通行人を誘惑していました。
オープンしたのが1971年(昭和46年)というとんでもない歴史を持つ店で、当時はビルに張り出した軒下を借りて営業していたといいます。現在でも昔懐かしいスタイルを貫いたままで、エアコンが効いていて椅子が備えられている店が多くなった首都圏の立ち食いそば店の中では貴重な存在です。
「横浜四大立ち食いそば」の一つ
鈴一は関内の「相州そば」・桜木町の「川村屋」・東神奈川駅の「日栄軒」と並び、現在では「横浜四大立ち食いそば」の一つとされるほどの存在となっています。抜群の立地であることもあって人気が高く、「行列ができる立ち食いそば屋」として有名です。
私が訪れたのは雨の日曜日でお昼時にはまだ早い11時頃でしたが、カウンターはそばを食べている人で既に一杯でした。
雨で背中を濡らしながらこんな場所で食べている人もいるではないですか。
いかにも立ち食いそば屋というような王道メニューが並んでいます。そばとうどんだけでなく、きしめんもあるのが鈴一の特色と言えましょう。首都圏できしめんがメニューに入っている店は初めて見ました。
駅そばの有名店
そばとつゆとかき揚げが一体化していた
きそば鈴一では湯煎だけすればいいように袋詰めされた茹で麺を使用しており、そのため食券を出せばすぐにそばが出てきます。つゆは業務提携している製麺加工会社が製造したタレを店内でとった出汁で割っているそうです。
ほとんどの店で食べている天ぷらそばを今回も注文しました。エビの風味が強いかき揚げ天ぷらがつゆを吸って早くもしわしわになっています。つゆはいかにも関東とでも言うような真っ黒くて濃厚なもので、甘さ控えめで醤油がしっかりと効いていました。東神奈川駅ホームの日栄軒のつゆと同様に、しっかりとした主張が感じられます。
麺はもう完全に立ち食いそば屋そのもので、いい感じにほぐれた天ぷらや強めのつゆと見事に一体化していました。
生麺から茹でた高級志向の駅そばでは出せない味ではないかと思います。
きそば鈴一について
主なメニュー
かけそば 350円
たぬきそば 400円
コロッケそば 450円
天ぷらそば 450円
地図
店舗概要
営業時間 7:00~21:30
定休日 無休
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