つけめんTETSUは太麺と濃厚なスープが特徴となっており、ぬるくなったスープを再加熱する「焼き石」で香ばしさも感じることができます。あざみ野店は田園都市線と横浜地下鉄の乗り換え口の反対側に位置しています。
- 冷たい麺を熱いスープで食べるつけ麺
- スープがぬるくなった時の切り札「焼き石」
- 焼き石でスープは熱く香ばしくなる
- 工夫をする店がもう少し出てきてほしい
- つけめんTETSUあざみ野店について
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冷たい麺を熱いスープで食べるつけ麺
つけ麺とは茹でて水で絞めた麺を熱く濃いスープにつけて食べるというもので、どちらかというと太麺の場合が多いように思います。麺とスープが別々の器に入っており、冷たい麺を別の器に注いだ熱いスープに一口分ずつ漬けながら食べるというスタイルが基本で、これは1955年に中野の大勝軒で山岸一雄氏が開発したといわれています。
その後何回かつけ麺ブームと呼ばれるような動きがあったようですが、私が食べるようになったのはぐっと後になります。冷たい麺を熱いスープにつけて食べるという感覚が理解できなかったからです。
讃岐うどんにも冷たいうどんに熱いだしをかける「ひやあつ」という食べ方がありますが、同様の理由でつい最近まで食べることはありませんでした。
スープがぬるくなった時の切り札「焼き石」
ともかく一度食べてみようと私がつけ麺に初挑戦したのが10数年前で、予想とは全く違って美味しく感じ、それ以降は普通に食べています。しかしつけ麺は熱いスープに冷たい麺を浸すのですから、食べ進むにつれてどうしてもスープが温くなってしまいます。
この点に関してはつけ麺というものはそういう食べ物であると思い込むようにしていましたが、一度冷水で締めた麺を温め直す「あつもり」という食べ方があるくらいですから、納得しきれていない人も多いのではないでしょうか。
この問題の切り札として一つの回答を示したのがつけめんTETSUの「焼き石」で、スープがぬるくなった時に温め直すために焼いた石を投入します。最近立ち寄る機会が多いあざみ野店で試してみました。
お勧めのラーメン店
焼き石でスープは熱く香ばしくなる
つけめんTETSUは2005年8月に千駄木にオープンさせた1号店からスタートし、現在では首都圏や愛知、大阪等に20店舗以上展開するまでになっています。
あざみ野店は田園都市線と横浜地下鉄の乗り換え口の真逆に位置しているためしばらく存在に気が付きませんでしたが、横浜方面への移動に地下鉄を多用する私は(座れる)あざみ野駅で乗り換える機会が多く、最近では頻繁に立ち寄っています。
つけめんTETSUのつけ麺です。麺がツヤツヤしていていかにも美味そうです。
やや茶色の太麺はどっしりとした重量感があり、何も付けずに食べてみると「小麦の味」というのはこういうことを言うのだろうと思えるまさにそんな風味でした。スープは魚だしとゲンコツ、鶏ガラのスープを合わせたものということで超濃厚で、麺と非常によく絡みます。あまりにもよく絡むため特盛サイズだと終盤にスープが無くなってしまうということになりがちなので、江戸っ子が蕎麦を啜るときのように麺は半分だけ浸すようにしています。
食べすすんでいる内にスープが冷めてきたようなので、ここで焼き石を頼むことにします。
直火で焼いていた石がすぐに出されました。
焼き石を冷めたスープに投入するとスープはすぐに煮立ち始めましたが、その勢いは想像以上でした。焼き石を投入することによってスープが再び熱々になったことに加え、味に香ばしさが加わったように感じられます。
最後はスープ割りを注いで締めます。
工夫をする店がもう少し出てきてほしい
つけ麺のスープが冷める問題については、多くの人は「つけ麺とはそういうもの」として自分を納得させていると思います。ネットで調べてみると、スープが冷めることを「風味が変化する」とより積極的に評価している人もいるようです。しかしやはりつけ麺のスープは最後まで熱い方が美味いと今回思いました。
以前入った町田の「ゴル麺。」では焼いた石鍋に入れることによりスープが冷めるのを防止していました。個々のテーブルに加熱用のIHクッキングヒーターを設置している店もあるようです。「つけ麺はだんだんスープが冷めるもの」という先入観にとらわれず、工夫をするような店がもう少し出てきてほしいものだと思います。
つけめんTETSUあざみ野店について
主なメニュー
つけ麺 940円
味噌つけ麺 1050円
辛味噌つけ麺 1080円
特製つけ麺 1290円
中華そば 900円
地図
店舗概要
営業時間11:00~23:00
定休日 無休
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