竹清(ちくせい)本店は高松市内の中心部に店を構えています。うどんはもちろんのこと、天ぷらにも力をいれており、半熟卵の天ぷら発祥の地となっています。柔らかさと弾力を兼ね備えた麺がだしの美味さを受け止めており、天ぷらも最高でした。
「元祖セルフうどんの店」を名乗る店
竹清は香川県高松市の本店を中心に東京・千葉・大阪・岡山・広島に計7店舗を構えるうどん店です。1968年創業という讃岐うどんの中でも歴史のある店で、インターネット上の人気ランキングでは必ず上位に挙がってきます。先代店主の「竹田清一」さんの「竹」と「清」から「竹清」と名付けたようです。
「裏の畑でネギを自分で抜いて刻む店」や「マイどんぶりに麺を分けてもらって勝手に食べる店」「せいろの中のうどん玉を取るところから全て自分でやらなければならない店」等々、超個性派の店がゴロゴロしているさぬきうどん界において「元祖セルフうどんの店」を名乗り、それで特に苦情が来ている様子はないので相当な自信と格式がある店なのでしょう。
「半熟卵の天ぷら」発祥の店
今では「うどんの友」といえば天ぷらが一般的ですが、私が高松に住んでいた1995年~1996年頃はおにぎりや稲荷ずし、おでんが中心でした。今では当たり前な「ちくわの磯部揚げ」「半熟卵の天ぷら」など池上製麺所を取り上げた2002年11月のよみうりテレビ「どっちの料理ショー」で初めて知り、「こんな食べ方があるのか」と驚いた記憶があります。
「竹清」は創業時より出来立ての天ぷらを提供することにこだわっており、「半熟卵の天ぷら」に関しては発祥の店なのだそうです。讃岐うどんの伝説的ガイドブック「恐るべきさぬきうどん」第1巻では「群を抜く天ぷらラインナップ」として紹介されています。
素晴らしき讃岐うどんの名店
初めてのシステムに戸惑った
竹清本店は高松市内の中心部で、香川県議会や香川大学教育学部付属小が位置する区画のすぐ向かいという比較的わかりやすい場所に位置しています。後になって気が付いたのですが「さか枝」のすぐ近所で、幹線道路に面した駐車場付きの店だったのでアクセスは楽でした。
「玄関を入って右に進み、そこでうどんの玉数とトッピングを伝える。」というのが店のシステムのようで、私の前の人までは注文が書かれたメモ用紙を渡され、名前を呼ばれるまで待機していました。出来立ての天ぷらを頂くためのようですが、私はタイミングを失してしまったのか流れから取り残されてしばし立ち尽くすこととなりました。
完全セルフの店で初めてだと多少の失敗はつきもののようです。うどんの玉を受け取ったら自分で湯煎して出汁を注ぎます。
うどんも天ぷらも素晴らしかった
竹清のかけうどんは柔らかめですが麺にしっかりとした弾力があります。出汁が大変に美味で、柔らかめの麺がそれをしっかりと受け止めていました。
それでも特筆大書すべきはやはり天ぷらでしょう。玉ねぎとちくわの天ぷらというのは全くの初体験で、様々な食感や味わいが混ざり合ってえもいわれぬ美味さでした。玉ねぎとちくわを組み合わせた人は天才だと思います。
竹清について
主なメニュー
1玉入り 200円
1.5玉入り 230円
2玉入り 260円
天ぷら類 120円
地図
店舗概要
087-834-7296
営業時間10:45~14:30
定休日 月曜
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