手打ちうどん つるやは観音寺駅徒歩約15分の橋に位置するうどん屋で、40年以上の歴史があります。適度な弾力がある中太麺が出汁とよく絡み、昔ながらのうどんとなっていました。
- 巡りやすいエリアとそうではないエリア
- 観音寺周辺を巡ろうと思う
- 徒歩15分が30分くらいに感じた
- 夜まで開いている貴重な店
- 昔ながらのうどんだった
- 手打ちうどん つるやについて
- このブログのイチオシ記事
是非こちらもご覧ください
巡りやすいエリアとそうではないエリア
うどんは香川を代表する名物であり、産業であり、それだけでなく今や観光の目玉にもなっています。「うどん県」を名乗るだけあって県内のうどん屋の数は多く、「さぬきうどん全店制覇攻略本2024-25年版」によると何と565軒あるそうです。
香川県は面積では「日本一狭い県」ですが、これだけの数の店が均等に散らばっていると食べ歩きをするのも大変です。巡りやすいエリアとそうでないエリアが発生してしまうのは仕方がありません。
観音寺周辺を巡ろうと思う
高松を拠点にして食べ歩きをした場合、車を1時間少々走らせてたどり着く三豊市の須崎食料品店くらいが限界で、それ以上西に行こうとする気が失せてしまうのが通例でした。そのためその少し先にある観音寺市はこれまでおろそかにしてしまっており、今回の旅ではこの周辺の店を重点的に食べ歩くつもりです。
初日は車を使用せず高松に着いたらまず電車で津嶋神社の夏季大祭に向かい、その後は観音寺駅周辺の店を巡りました。
観音寺のすぐ手前にある店
徒歩15分が30分くらいに感じた
「つるや」は観音寺駅から徒歩15分くらいの場所にある店です。予讃線の線路に沿った道を高松方向に進めば程なく着くだろうというイメージで歩き始めたのですが、いくら歩いてもそれらしきものが見つかりません。覚悟はしていたものの香川の暑さは東京の比ではなく、15分の距離が30分くらいに感じられたほどです。
こちらの看板を見つけた時は心底ほっとしました。二軒目に予定していた店はさらに遠方にあり、その後ちゃんと駅まで戻れるだろうかという心配はありましたが、とにかく一刻も早く冷房が効いた店内に入りたい一心でした。
夜まで開いている貴重な店
つるやは1983年に創業された比較的歴史のある店で、軒下に吊るされた赤い提灯が印象的です。午前から昼過ぎまで営業というのがほとんどの讃岐うどんの世界において20時まで開いている貴重な店で、夜うどんが食べられると有難がれています。
2014年に放映されたTVアニメ「結城友奈は勇者である」に登場するうどん屋のモデルとなった店です。アニメ中でヒロインが食べていたのは「肉ぶっかけ」ですが、看板メニューは黄金うどんだそうです。釜あげうどんに生卵を載せてオリジナルだし醤油で食べるもので、生卵を銭形に例えて「お金が貯まるように」という意味を込めています。
昔ながらのうどんだった
店内はテーブル席のみだったと思います。とにかく暑かったので一番涼しいであろう一番奥の席に陣取りました。
看板メニューは黄金うどんということですが、今回はかけうどん(小)を注文しました。カツオ節がかかっているのが珍しいと思います。
ジャガイモのおでんは初めてですが、辛めの味噌と合っていました。牛筋は徹底的に煮込まれており、ドロドロになった脂身と言った方がいいように思えたほどです。
麺は中太で表面はなめらかに仕上がっていました。適度な弾力があってのど越しも良好です。柔らかでありながらしっかりとコシもある麺がカツオ風味の強いイリコ出汁とよくからみ、オーソドックスな昔ながらのうどんになっていたように思います。
美味しく完食しましたが、冷房が効いた店を出て次の店まで歩かなくてはいけないと思うと気が重いです。
手打ちうどん つるやについて
主なメニュー
かけうどん 小270円
冷やしうどん 小310円
ざるうどん 小330円
釜あげうどん 小330円
黄金うどん 小280円
地図
店舗概要
営業時間10:00~20:00
定休日 火曜日
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。