「うどん038(ゼロサンハチ)」は蒲田の駅前商店街店に位置する店で、「店内自家製麺」を最大の売りにした立ち食いの店です。麺も出汁も両方とも満足できるうどんでした。
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近代化と昭和の雰囲気が両立する蒲田
蒲田はJRに加えて東急と京浜急行が乗り入れる東京を代表するターミナル駅で、羽田空港の機能強化に伴って近年は重要度が著しく増しているエリアです。箱根駅伝における「蒲田の踏切」で知られた京急蒲田駅は立体交差化により2012年に全面リニューアルされ、以前とは見違えるような姿となりました。JR蒲田駅に接続している東急も京急の空港線に接続できるよう延伸する構想もあります。
そのような近代化が進行中の街でありながら、一方で蒲田は商店街と飲み屋街が混在していて昭和の下町の雰囲気を残す街並みとなっています。どちらかというと居酒屋のイメージが強く、その中でも羽根付き餃子は特に有名です。
そんな蒲田(JR蒲田の方)の駅前商店街の中に位置しているのが「うどん038」です。
「自家製麺」で店内は激狭
うどん038はJR蒲田駅西口から日本工学院専門学校を結ぶ工学院通り商店会の中に位置する讃岐うどんの店です。
小規模でリーズナブルな店が並んでいることから周辺の街並は雑然としており、初めて来たときは店に気付かず行き過ぎてしまいました。
店がオープンしたのが2015年10月で、一貫して「店内自家製麺」を最大の売りにしています。麺を最高のコンディションで出すため「切りたて・ゆでたて」にこだわっており、そのため店内に製麺所まで併設しています。
それほど広い店でない上に半分くらいのスペースを使って製麺しており、店内は激狭です。
2人用のまことに小さなテーブル席が3卓ある以外はカウンター席であり、狭い空間を有効活用しています。
東京の讃岐うどんの店(記事は下に続きます)
ツルツルの極太麺がのどに流れていく
かけうどんの大盛で、おろししょうがはセルフサービスです。厚く切られたネギは香川県産の「さぬきの青ねぎ」を中心に千葉県産・埼玉県産のネギを使用しており、ネギの甘みが出汁とよく絡むよう3㎜の厚さにカットしています。
トッピングはとり天とちくわ天をとりました。
讃岐うどんの出汁といえば瀬戸内海に浮かぶ伊吹島産のイリコが一般的ですが、うどん038ではそれに加えて北海道産の昆布や鹿児島産の枯本節まで使用しています。確かに一般的な讃岐うどんのあの独特な風味とは違い、関西風のバランスの取れたなんとも優しい味に近いように感じます。
麺はモチモチとしていながらもしっかりとした弾力があり、重量感もあって食べ応えがあります。ツルツルとした食感で口当たりも良く、極太麺でありながらのどを何の摩擦もなく通り抜けていきました。
とり天はジューシーであり、ちくわ天はちくわそのものがいい味を出していました。
麺も出汁も両方満足できるうどんだった
うどん038は6年ほど前に一度だけ訪れたことがある店で、その後は蒲田に来る用事がなくそれっきりになっていました。
当ブログを立ち上げた初期の頃に入った店が気が付くと閉店していたという事例が相次いでいただけに、うどん038が昔と変わらず続いていて安心しました。麺も出汁も両方満足できるうどんだったと思います。
うどん038について
主なメニュー
かけうどん 480円
ぶっかけうどん 480円
かけ大 580円
かけ特大 700円
特製極み出汁うどん 850円
地図
店舗概要
うどん038
東京都大田区西蒲田7-1-9
営業時間
8:00~23:00(平日)
8:00~22:00(土日祝)
定休日 なし
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