蒲田の「うどん屋大作」は超個性派の店主がワンオペで運営する、打ちたて・切りたて・茹でたてのうどんを出す店です。注文が入ってから生地を延ばすうどんはムニュムニュ系で、だし醤油やワサビが味を引き出していました。
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「るみばあちゃん」の孫弟子の店
うどん屋大作はJR蒲田駅から徒歩約10分、京急蒲田駅からは徒歩約8分という場所に位置するうどん屋です。

横浜の「じょんならん」で修業した店主による店として知られており、ワンオペで運営しているにもかかわらず打ちたて・切りたて・茹でたての麺を提供しています。
「じょんならん」は六角橋にあった讃岐うどんの人気店で、店主は香川の池上製麺所で修業した後に六角橋に店を構えました。体調の関係で2017年に惜しまれつつ閉店し、同じタイミングでうどん屋大作がオープンしています。


池上製麺所と言えば讃岐うどん界で最大のスター「るみばあちゃん」の店であり、そのためうどん屋大作の店主は故池上瑠美子さんの孫弟子ということになります。
「エッジが立つ」うどん
全国のご当地うどんの中で、恐らく讃岐うどんにおいてのみ使用されているのが「エッジが立つ」という言葉ではないかと思います。
讃岐うどんは薄く延ばした生地を包丁で切って麺にするため、生麺の断面は正方形で四隅はもともと角が立っています。上手に打った麺を上手に茹でて冷水で締めるとこの角が失われずにしっかりと残り、この状態を『エッジが立つ』と表現するのです。
香川県民は麺のコシを視覚的に確認する手段としてこの「エッジの立ち具合」を特に重視しており、鋭いエッジは作り立てでコシのある麺の証拠とされています。逆に茹で置き時間が長くなって角が丸くなったうどんを「ゾンビ」と呼んだりします。

その「エッジ」にとりわけこだわっているのがうどん屋大作の店主であり、その麺には見事なエッジが立っていました。
独自の配合でブレンドした小麦粉を通常より多めの60%という水分量で生地を打っているといい、最新流行の「ムニュムニュ系」のうどんであることが予想されます。
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幸いにも待たずに入れた
いつも聴いているラジオ番組のイベントで蒲田に行くことになり、現地入りする前に立ち寄ったのがうどん屋大作です。この日の東京は練馬で最高気温35.6度を記録した日で蒲田の暑さも相当なものがあり、JR蒲田駅からの日陰がほとんどない道は相当体に応えます。

到着してみると幸いなことに行列は無く、そのまま冷房の効いた店内に入れました。

「時間がかかる」「注文内容によって順番が前後することがある」と明記されています。満席であれば食券を購入して炎天下で並ばなければならないようで、外で待つことなく店内に入れたのは本当に幸運だったのかもしれません。


店内はカウンター席のみ8席のようでしたが、後で調べてみると個室席が別にあるようです。
動きまくる店主とムニュムニュ系のうどん
店を訪れてみると噂通り厨房にいるのは店主一人だけで、そして注文を受けてから生地を延ばし始めていました。前の客にうどんを出した途端、次の客のために生地を延ばして切って茹で始めます。その合間に天ぷらを揚げたり、食べ終わった客の食器の片づけまでやっているのです。
ミスチルや槇原敬之の曲が流れる店内で店主が右に左に動き回る様子がカウンター席からは丸見えでした。あんなに激しく動いて1日持つのだろうかとつい心配してしまいます。

注文したのはその名も「東京エッジうどん」で、これにお好みでだし醤油をかけて食べます。天ぷらはエビ・ちくわ・鶏・餅・ゴボウで、赤くて丸く見える物は梅干しかと思ったらミニトマトでした。「冷たいうどんにわさび」というのは岡山駅ホーム上の「ぶっかけふるいち」と同じです。

エッジが立った麺は予想通りムニュムニュ系で、「柔らかさ9に対して弾力1」というような食感でした。口の中で集団化するとムニュムニュ感が増幅され、そのまま喉に流れ込んでいく感覚が印象的です。
妙にクリーミーだなと思ったら麺の下から温泉玉子が登場し、それとは別に海苔の風味も感じられました。
全体としてはカツオ風味のだし醤油とワサビがムニュムニュの麺によく絡み、その良さを引き出していました。後はシャカシャカと動きまくる店主が気になるかならないかだけのように思います。
うどん屋大作について
主なメニュー
東京エッジうどん 1200円
天ぷらうどん 1200円
大作つけうどん 1200円
とり天明太バターうどん 1200円
夏季限定冷やしトマトうどん 1200円
地図
店舗概要
東京都大田区蒲田1-18-7
営業時間
11:30~14:30(月・火・金)
11:00~15:00(土・日・祝)
定休日 水・木
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