全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

ブラタモリに登場 山とものうどんはコシと弾力が強力だった

丸亀市の山ともはブラタモリタモリが食べた店として有名です。機械を一切使わず全て手作りで打ったうどんは細麺でありながらコシと弾力が強力でした。

ブラタモリタモリが食べた店

丸亀市の山ともはNHKブラタモリに登場した店として知られています。この時のテーマが「なぜ讃岐うどんは名物になった?」で、山ともの店内がオープニングの場所でした。

日頃から「うどんは博多に限る」「讃岐うどんは硬すぎる」と公言しているタモリが「せっかくだから」と山とものうどんを食べ、「想像していたものと違った」とつぶやきます。そして番組を通じて様々なことを知り、エンディングで「讃岐うどんに対するイメージが変わった」と言うまでになったのですから、その影響はその影響は相当なものがありました。

番組では店名は明かされませんでしたが、ネットで検索してみたらすぐに出てきました。香川県民を何かとモヤモヤさせていたタモリの発言を覆させる舞台として選ばれたのは「わら屋」でも「山越」でも「がもう」でも「宮武」でもなく、讃岐うどん界ではまだ日の浅い山ともだったのです。

2015年創業の「新進気鋭の店」

県内にまんべんなくうどん屋がある香川県内でも有名店やマニアックな店は丸亀市善通寺市を中心とした中讃(ちゅうさん)と呼ばれるエリアに多く、その中でも2015年創業の山ともは「新進気鋭の店」と評されているようです。

店主はまんのう町のやまうちうどんで3年間修業しており、そこでコシと弾力がある細麺を身に着けました。そこに宮武で指導を受けたイリコと昆布、かつおの出汁を合わせて食べます。全ての工程を手作業で作っており、機械は一切使用していないそうです。

「あつあつ」「ひやあつ」とは何か?

香川ではかけうどんを注文する際に「かけの大」などと言わず、「あつあつの大」などと呼ぶことがあります。

「あつあつ」とは温めた麺に熱いだしがかかった普通のかけうどん。「ひやひや」は冷たい麺に冷たいだしがかかった冷かけうどん。これに対して「ひやあつ」は冷たい麺に熱いだしをかけたもので、味は当然ながらぬるくなります。(あるのはこの3種類だけで、温めた麺に冷たいだしをかける「あつひや」は存在しません。)

ブラタモリの冒頭であつあつを食べたタモリに対し、アシスタントの近江アナが食べたのがこのひやあつで、山ともの一番人気のメニューのようです。

タモリのタオルが目立つ店内

山ともの外観

店頭の貼り紙

山ともは県道33号線の土器町交差点の近くの道路沿いの比較的見つけやすい場所にありました。

ブラタモリの公式タオル

ブラタモリの色紙

店主とタモリのツーショット写真

店内には数多くのサインが貼られていましたが、やはりブラタモリ関連が目立ちます。

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プルンプルンしていたひやあつ

かけうどん(ひやあつ)

2021年10月に訪れた際に注文したのは「ひやあつ」の小です。

かけうどん(ひやあつ)とちくわの天ぷら

ちくわの天ぷらもトッピングとして取りました。

麺はかなり細目で、やわらかではありますがノビもすごく、そうとうな弾力があります。プルンプルンとした食感で口の中の粘膜に吸い付いてくるようで、何とも心地よい食感でした。だしは適度な味と香りで、決して邪魔することなく麺の良さを引き出していたように思います。

しかし冷たい麺に熱いだしをかけた「ぬるいうどん」というのは初体験で、違和感を払拭するまでには至りませんでし

あつあつは出汁が強力だった

あつあつの小

今回は「あつあつ」の小を注文しました。

かけうどんとちくわの天ぷら

前回と同様にちくわの天ぷらもとっています。

フワフワの細麺でありながらコシと弾力がすごいのは前回のひやあつと同様ですが、あつあつは出汁が色も味も香りも濃くて強く、ゴツさが感じられました。

ひやあつの時とはまるで違う、力強いうどんになっていたように思います。

手打ちうどん 山ともとは

主なメニュー

かけうどん(小)290円

しょうゆ(小) 290円

ぶっかけ(小) 330円

かまたま(小) 350円

地図

店舗概要

手打ちうどん 山とも

香川県丸亀市土器町東9-194

営業時間

9:30~14:00(麺が無くなり次第終了)

定休日 火曜

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