川福本店は高松市の中心部にあるライオン通り商店街に位置しており、夕食をとるのに適した店です。「ざるうどんの元祖」と言われるだけあって麺の美味さが最高でした。
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高松で問題なのは夕食
讃岐うどん店の営業時間は9:00~14:00という場合が最も多く、それに加えて製麺所系の店が早朝の6時頃から開いていたりします。この場合特に何か書かれていなくても「麺が無くなり次第終了」であることは暗黙の了解であり、人気店の場合13時を過ぎたら閉まっていることがほとんどです。
そのため香川を訪れた場合は朝一番から12時半ころまで忙しく駆け回り、それ以降に神社や寺院を巡っているのですが、疲れているので大抵の場合は夕方頃ホテルに入ります。
そこでいつも問題になるのが「夕食をどうするか」ということです。
夕食としてうどんを食べられるエリア
せっかく香川に来たのですから香川でしか食べられないようなものを食べたいものです。そこで「第二の名物」と呼ばれる骨付鳥の店をいつも覗くのですが、本格的な店は一瞬で心が折れてしまうような行列ができているのが常で、そうなるとやはり夜もうどんということになります。
そうはいっても香川に来てまではなまるうどんに入りたくはありません。(但し、丸亀製麺と違ってはなまるうどんは香川県内で立派に通用しています。)
香川で夕食にうどんということになるとエリアが限定され、飲み屋さんの多いライオン通り商店街(上)がフェリー通り(下)のどちらかということになります。
今回はライオン通り商店街の川福本店を訪れました。
香川で夕食に適したうどん店
「ざるうどんの元祖」川福本店
川福本店は「ざるうどんの元祖」として知られており、店頭の提灯にも「ざるうどん」と記されています。「ざる蕎麦があるならざるうどんも」というのは誰でも考えられることですが、客に出せるようなレベルのうどんを打つのは難しかったようです。
うどんで最も大切なのはのど越しと考えた川福の初代は麺の表面を滑らかにするために生地を練る際に様々な工夫をしました。また試行錯誤した結果「うどんの太さを4ミリにすると、一番のどごしがいい」との結論に至り、それ以来うどんの太さはずっと縦横4ミリ、長さ90センチに保たれています。これにより夏場は半数以上、冬場でも3割ほどのお客様がざるうどんを注文しているといいます。
麺の美味さが最高だった
あれやこれや自分でやらなければいけないセルフではなく、川福本店は席でメニューを見て注文すると席までうどんを持ってきてくれる「一般店」タイプの店です。壁には相撲関係者との記念写真が数多く貼られており、店の格式の高さが感じられました。
川福本店のメニューです。香川のうどんとしては値段が相当に高いことに驚かされます。
今回注文したのは天ざるうどんです。恐ろしいほど麺のきめが細かく表面が滑らかで、シルクの極みといった口当たりでした。どこまでもモチモチつるつるしており、柔らかでありながらしっかりとしたコシもありました。
初代店主がのど越しの全てをかけただけあって、のどに吸い付いてくるような麺の美味さが最高でした。
川福本店について
主なメニュー
天ざるうどん 1390円
釜上げ天ぷらうどん 1390円
かけうどん 620円
ぶっかけうどん 750円
地図
店舗概要
087-822-1956
営業時間 11:00~14:00 18:00~22:00
定休日 火曜日
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