うつ海うどん(うつみうどん)は讃岐うどんの超人気店で長く修行した店主が独立してオープンさせた店で、交通の便の良い高松市の中心部で早朝から開いています。極太ながらフワフワした食感のうどんは見ただけで美味いとわかりました。
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香川で横の移動はなかなか大変
香川県の県内には様々な地域性があり、一般的に「西讃(観音寺市・三豊市)」「中讃(丸亀市・坂出市・善通寺市・仲多度津郡・綾歌郡)」「東讃(高松から東)」の三つに分けられています。讃岐うどんの食べ歩きをする際は寝台特急サンライズ瀬戸で現地入りし、高松を拠点にレンタカーで県内を走り回ることになります。
日本一狭い県と言えど横の移動はなかなか大変なものがあり、特に東讃の店を巡ろうとしているときは最初に入る店の選択が重要です。さぬき市や東かがわ市に行くのは意外に時間がかかるもので、人気店が多いからと言って西の方の店からスタートしてしまうと間に合わなくなってしまう恐れがあるのです。
高松市の中心部周辺で朝早くから開いている店ということで見つけたのが「うつ海うどん」です。
交通の便のいい場所で朝6時から開いている店
うつ海うどんは高松駅から車で20分くらいの場所に位置しています。創業は2016年で、超人気店の「さか枝」で7年以上修行した店主が独立して設けました。
店は太田と志度を結ぶ県道147号線沿いで新道と旧道の交差点に面した見つけやすい場所にあります。四国の大動脈である国道11号線に近く、高速のインターチェンジも近隣にあることから西に進むにも東に進むにも好都合です。しかも朝6時から開いており、そういうことで二日目の朝食をとる場所としてはうってつけです。
本場の讃岐うどんの名店
コテコテの完全セルフの店
創業してまだ約8年という比較的新しい店であり、うつ海うどんの外観にはマニアックな要素はまったくありません。
外から見ただけなら一般店タイプかと思ってしまうかもしれませんが、渡されたうどん玉を自分で湯煎して温め、タンクから出汁を注ぐコテコテの完全セルフの店でした。ちなみにうつ海うどんの麺はかなり太めであり、湯煎の時間は10秒くらい必要です。
常に出来立てを提供するため、麺は15分以上の作り置きなし。出汁のタンクは火加減が難しくてどうしても煮詰まってしまうため、そういうことのないように工夫を重ねたそうです。セルフの店で普通に見るあのタンクにこんな秘密があるなんて全く知りませんでしたが、醤油はメーカーによって煮詰まり方が違うなんて奥が深すぎます。
見ただけで美味いとわかるうどんだった
王道のかけうどん小で、めんが出汁を纏ってピカピカしており、見るからに美味そうです。
かけうどんの最高のサイドメニューであるちくわ天は一本揚げで、中まで火が通るように縦に一本切込みが入っています。
極太麺ですが表面はモチモチしており、フワフワした食感でありながら強めの弾力もありました。イリコが効いたやさしい出汁と絡んでツルツルとのどに流れ込んでくる感覚は素敵なものがありました。
こういう見ただけで美味いとわかるうどんを前にすると心躍るものがあります。うつ海うどんはガイドブック等では全く見たことがない店ですが、そんな中にもこんなうまい店があるのですから、わざわざ寝台特急に乗って香川まで来てよかったと思います。
うつ海うどんについて
主なメニュー
かけうどん小270円
ぶっかけうどん小320円
ざるうどん小320円
肉ぶっかけ小550円
地図
店舗概要
087-813-0365
営業時間6:00~15:00
定休日 火曜日
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