山梨のうどん
小作甲府駅前店は山梨の郷土料理レストランで、看板メニューのほうとうは何と14種類もあります。塩を使わず打った平麺を野菜とともに味噌仕立ての汁で煮込んでおり、味の点でも栄養の点でもバランスの極みでした。
富士吉田の金蔵製麺では新感覚の吉田うどんを味わうことができます。麺とつゆに独自のこだわりを持っており、大盛で食べたくなるようななじみやすいうどんでした。
桜井うどんは富士吉田市のほぼ中心部に位置する人気店で、メニューが「温かいうどん」と「冷たいうどん」の2種類しかないことで知られています。茹でキャベツの起源となった店と言われるだけに茹でキャベツが主役と言ってもいいうどんでした。
富士吉田市のつるや食堂は70年以上続く吉田うどんの名店です。通常の半分の量の塩で打ったマイルドなうどんを楽しむことができます。ゴマベースのすりだねを加えると見事なまでに味が変化しました。
入山うどんは外観も内部も民家そのものという店で。吉田うどんでは珍しく柔らかめの麺が特徴となっています。肉の硬さとキャベツのシャキシャキ感が麺の良さを引き出し、すりだねでつゆの味に深みが増しました。
ふじ山食堂は最も富士吉田らしさが感じられる場所でメインとなる通りに面した店で、登山客を相手にしたボリュームのあるうどんを楽しむことができます。醤油ベースのつゆを味噌だれとすりだねで調節する他では味わえないうどんを楽しむことができました。
手打ちうどんムサシは「富士吉田で一番硬い」と言われるほどの店で、デカデカとしたかき揚げがのせられた「ムサシうどん」が看板メニューです。一本一本しっかりと噛みしめれば噛みしめるほど様々なうまみが感じられるうどんでした。
新倉屋は戦後まもなく開業したというとんでもない歴史を持つ店で、外国人観光客であふれる新倉富士浅間神社の近くに位置しています。吉田うどんにしては細くモチモチした麺にすっきりとしたつゆがからみ、讃岐うどんのようにソフトでのど越しを楽しめました。
門々利うどん(かがりうどん)は王道とは一線を画した個性派のうどんを追及している店で、醤油ベースのさっぱりとしたつゆが手打ちの平麺や豚肉と絡み、辛子高菜が味に深みを加えていました。
「元祖みうらうどん」は吉田うどんを代表する有名店で、尋常ではない数の外国人観光客であふれる下吉田駅の近くに位置しています。四角い極太縮れ麺は食べ応えがあり、さっぱりとしたバランスの取れた味わいでした。
「麺許皆伝」は吉田うどんを代表する手打ちうどんの有名店であり行列店です。40分並んで食べたうどんはコシと程よい圧か感じられ、噛みしめるとうまみを感じるものでした。