おうどん瀬戸晴れでおすすめのかけうどんは太麺ですが柔らさとコシもあり、出汁と絡んで驚くほどやさしい味でした。以前は屋島駅の南方向にありましたが、最近になって八栗駅の北側に移転したので間違えないようにしてください。
屋島から八栗に移転した
おうどん瀬戸晴れは創業が2019年とまだできて日の浅い店ですが、独特な食感の麺を出す店として早くも全国ネットのテレビ番組で何度も紹介されており、今や讃岐うどんを代表する店となっています
「本格手打もり家」で修行した店主が最初に店を構えたのはJR屋島駅の南方向にある高松市新田町で、2022年7月より高松市牟礼町に移転しています。しかし移転したばかりなので「さぬきうどん全店制覇攻略本(2022-23年版)」にはまだ反映されていません。
間違えてしまうと実際の店とは正反対の方向に進んでしまうことになるので、十分に注意してください。
新しいおうどん瀬戸晴れはことでん八栗駅より徒歩5分くらいの場所に位置しており、周辺には源平の「屋島の戦い」の遺跡が数多く残されています。
公共交通機関も十分利用可能な立地ですが、それでも駐車場はたっぷりと確保していました。
同じ高松市の東部にありながら屋島とは全然姿の違う五剣山が印象的です。
様々な形容詞で表現される食感
おうどん瀬戸晴れの最大の特色は「柔らかいのにコシがある」と評されるしなやかで艶のある麺で、その独特な食感は「むにゅもち」・「艶モチ」・「モニュムチ」・「ふわっもちっむにゅ」・ 「むにゅむにゅ」・「ヌルヌル」と媒体ごとに様々な形容詞で表現されています。
うどんを打っている様子を外から見ることができます。
行列に並んでいる間にメニューが渡され、注文するシステムのようです。麺の茹で置きはせず打ちたて茹でたての状態で出すことにこだわっているようで、席に着いてからうどんが出されるまでにそれなりの時間がかかりました。
註文すればうどんを席まで持ってきてくれる一般店タイプの店なのでスタッフの数も多く、10人前後いたように思います。移転してきたばかりとあって店内は大変きれいで、テーブルの上にアクリル板が置かれてコロナ対策もばっちりです。
周辺の名店
おすすめメニューはやはりかけうどん
おうどん瀬戸晴れを訪れるのは昨年の9月に続いて2回目です。
どちらも土曜日だったので開店前から行列ができています。出汁の香りが周辺の道路まで漂っていました。
昨年はおすすめメニューとされていたすだち冷かけを注文しました。半透明の麺はモチモチした食感で弾力もあり、また独特の粘りがありました。出汁は表面にこれでもかというくらいすだちのスライスが浮いていながらそれほどの酸味はなく、全体としてスッキリとした味わいだったと思います。
しかし讃岐うどんのメニューの中ですだち冷かけは「変化球」と言ってもよく、初めての店ではやはり直球勝負をすべきでした。
そこで今回注文したのが王道のかけうどん(小)です。
トッピングとしてちくわ天と半熟卵も選びました。
うどんに薬味と半熟卵天を投入して準備完了です。太麺ですがふんわりと柔らかく、それでいて弾力とコシもありました。表面がなにやらヌメヌメしていてその分だけイリコ控えめの出汁とよくからみ、全体として驚くほどの優しい味のうどんとなっています。
ちくわ天はしっとりとしていながらサクサクしていました。これまであちこちの店でちくわ天を食べましたが、こういう食感は初めてです。
若干物足りなさを感じていた前回の訪問時と比べ、瀬戸晴れのイメージが大きく変わりました。その店の真価は直球勝負をしてみないとわからないようで、おすすめメニューはやはりかけうどんのようです。
おうどん瀬戸晴れについて
主なメニュー
かけ(温・冷) 350円
ぶっかけ(温・冷)420円
はも天(香川県産)300円
地蛸入りかき揚げ 200円
地図
店舗概要
おうどん瀬戸晴れ
087-813-6988
営業時間9:00~15:00
定休日 木曜日
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