うどん市場兵庫町店(うどんいちば)は味も見た目も典型的な讃岐うどんで、骨付鳥も食べることができます。高松を代表する繁華街の入口に位置しており、お昼だけ営業する店が圧倒的という讃岐うどん店の中で夜まで営業している便利な店です。
四国を代表する繁華街の入口に位置する店
高松市の中心部を南北に貫く高松中央商店街は、兵庫町・片原町東部・片原町西部・丸亀町・ライオン通り・南新町・常磐町・田町の8つの商店街を総称したもので、アーケードの総延長が2.7㎞というのは日本一なのだそうです。日用品の店から世界的に有名な高級ブランド店まであって「高松市内で欲しいものは全て手に入ると」とまで言われており、一日の通行量は平日・休日共に四国でもトップクラスです。
なかでもJR高松駅に最も近い場所に位置する兵庫町商店街は高松中央商店街の表玄関と言ってもよい立地となっており、丸亀町商店街と交差する場所には三越やルイヴィトン、ロレックスが出店するような場所となっています。
はなまるうどんの巨大店舗である「高松兵庫町店」が出店しているのもこちらで、その斜め前に位置しているのが「うどん市場兵庫町店」です。
骨付鳥を扱う珍しいうどん屋
うどん市場の1号店である塩屋町店が誕生したのは1983年で、「市場のように安く、市場のようにいろんなものがあって、市場のように賑わっている」店を目指して名付けられたといいます。現在は兵庫町店のみのようですが、この店は1995年に私が高松に赴任した際に既にあったように記憶しています。
和食の兄と洋食の弟がコンビで始めたというだけあってうどん市場兵庫町店では讃岐和牛や温泉卵を使用したかけやぶっかけなど数多くのメニューがあり、特に香川第二の名物と言われる骨付鳥も扱う珍しいうどん屋です。
骨付鳥は塩・こしょう・ニンニクで味付けした鶏モモ肉を焼いたもので、ハリウッド映画に出てきたローストチキンをヒントに丸亀の居酒屋で開発されたものです。
せっかく高松まで来たのですからちゃんとした店で骨付鳥を食べるつもりだったのですが、あらかじめ調べておいた専門店に行列が出来ていたので心が折れてしまい、邪道とは思いつつすぐ隣のうどん市場に入りました。
きちんと焼くと20分かかる(ビールを飲みながら待つしかない)ものを讃岐うどんの店でどう扱うか注目です。
周辺の名店
味も見た目も典型的讃岐うどん
単純にかけうどんと骨付鳥を注文しました。
半透明な麺と透き通った出汁という、見た目からして典型的な讃岐うどんです。麺は柔らかくて程よい弾力があり、のど越しが良く口の粘膜に吸い付いてきます。イリコの香りが漂う出汁もやさしい味わいで、麺と絡んでお互いの良さを引き出しあっていました。
すぐに出てくるうどんに対し、骨付鳥は10分ほど待つことになるそうです。(その旨記載されています。)あらかじめ調理しておいたものをレンジで温め直すだけと思っていましたが、ちゃんとその場で焼いているようです。おとなしくビールを飲んで待つことにしました。
食べ方の解説が壁に貼られています。
これが香川県第二の名物「骨付鳥」です。
マニュアル通りひっくり返してハサミでカットします。
ゆず胡椒もにんにく醤油も肉の味と合っており、大変に美味でした。専門店で出されるものとは似て非なるものかもしれませんが、香ばしく焼けた鶏肉を食べてビールを飲んでいると香川の夜を楽しんでいるような気分になれました。
うどん市場兵庫町店について
主なメニュー
オリーブ牛しゃぶしゃぶ風かけうどん(小)1150円
とり天ぶっかけ(小) 630円
すたちおろしぶっかけ(小) 450円
骨付鳥 980円
地図
店舗情報
うどん市場兵庫町店
高松市兵庫町2-8
営業時間
11;00~17:00(月)
11:00~20:00(火~土)
定休日 日・祝(連休の場合は営業)
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