全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

〖鍋焼きうどん〗アサヒはずっしりした麺と甘いつゆの組み合わせが最高

「アサヒ」は松山における鍋焼きうどんの元祖的存在の店で、今年で77年の歴史があります。ずっしり感のある麺と甘いつゆが合っており、全体的な満足感のある店でした。

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松山最大の繁華街に2軒のうどん屋

松山市の中心部にある「一番町交差点」は松山城坂の上の雲ミュージアムの入口のような場所であり、周辺に三越ANAホテル等の施設があるまぎれもない市の中心部です。

大街道

銀天街

「一番町交差点」を起点として南に伸びるアーケードの商店街は「大街道」と呼ばれており、終点の「大街道交番前交差点」からは「銀天街」が伊予鉄松山市駅に向かって伸びています。

この大街道と銀天街が松山で最大の繁華街で、銀天街が西に向かってカーブする付近の路地に松山を代表する二つのうどん屋が徒歩わずか数十秒という間隔で位置しています。どちらも10時開店の昼営業のみで予定を組む際に苦慮しましたが、一度に2軒巡ることで問題を解決しました。

鍋焼きうどんの元祖的存在の店

日本では多くの場所にご当地うどんがあり、各地を旅することでそれぞれの個性的な味を楽しむことができます。香川の讃岐うどんがあまりにも有名すぎてその陰に隠れてしまっていますが、実は松山にも地域に根付いたご当地うどんがあるのです。

アサヒの外観

松山のご当地うどんは鍋焼きうどんで、1947年に創業した「アサヒ」はその元祖的な存在となっています。

アルミ鍋

松山では鍋焼うどんはアルミ鍋で提供されるのが一般的です。物資の乏しい時代に丈夫で長持ちするアルミ鍋が重宝されたことがきっかけであり、土鍋やガラス鍋と比べて熱伝導率が高いアルミ鍋を使用することで結果として客を待たせず提供することが可能になりました。

創業時はまだ甘いものが貴重だった時代で、甘い味がごちそうだったことからつゆが甘くなったといいます。

アットホームな雰囲気の店内

銀天街から一歩奥まった路地

アサヒは銀天街から一歩奥まった路地に位置しているため、最初は迷ってしまうかもしれません。

アサヒの看板

鍋焼きうどんのもう一方の雄である「ことり」とは徒歩わずか数十秒という距離で、この場所で左方向に90度向きを変えるとことりの看板が見えます。

店内のテーブル席

店内は基本的にテーブル席ですが、一人だった私は隅の小上がり席に通されました。地元の常連客ばかりといった印象で、アットホームな雰囲気でした。

アサヒのメニュー

ことりと同様にアサヒのメニューもシンプルの極みで、「鍋焼きうどん」「鍋焼き玉子うどん」「いなりずし」の3種類しかありません。

松山の名物

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ずっしりとした麺と甘いつゆ

アサヒもことりと同様に、うどんと引き換えに代金を払います。

鍋焼き玉子うどんといなりずし

注文したのは鍋焼き玉子うどんといなりずしです。

いなりずし1個

ことりでも食べてきたばかりだったので、さすがに今回は1個にしました。

地魚のすり身を油で揚げた「じゃこ天」が具に入っているのはアサヒだけではないかと思います。それほど甘さを感じなかったことりに対し、アサヒのつゆは甘さが際立っていました。博多の肉うどんにあるような肉の甘味が溶け出したというのではなく、完全に砂糖で味付けした甘さでした。

アサヒの麺

麺には柔らかさに加えてモチモチ感とずっしり感がありました。これだけ甘いつゆは初めてでしたが、麺とよく合っていたと思います。

玉子を崩した鍋焼きうどん

玉子とうどんの相性は最高で、つゆの甘さだけでなく玉子の黄身の甘さもうどんに加わりました。

全体的に満足感の高いうどんだったように思います。

鍋焼きうどんアサヒについて

主なメニュー

鍋焼きうどん            880円

鍋焼き玉子うどん    950円

いなりずし(一皿)300円

(一個)150円

地図

店舗概要

愛媛県松山市湊町3-10-11

営業時間 10:00~麺が無くなるまで

定休日 火曜日・水曜日

松山と言えば道後温泉松山城

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