「あご出汁うどん こがね丸」は福岡空港の保安検査場の先の出発ロビー内に位置する店です。「あごだしつゆ」を使用した甘い出汁をコシのある麺が受け止めており、博多うどんとは少々異なるものの美味しいうどんでした。
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福岡空港の出発ロビーにうどん屋があった
発車の直前に駆け込んでも構わない鉄道と違い、飛行機に乗る場合は出発時刻の随分と前に空港に入っていなければなりません。そうなるとどうしても待ち時間が長くなるため、飲んだり食ったりして時間をつぶす人は多いと思います。今や空港とグルメというのは切っても切れない関係となっていて、規模の大きな空港には必ずと言っていいほどレストラン街があります。(高松空港には無かった。)
和洋中華とあらゆる種類の店が揃っていて何を食べようか迷ってしまうほどですが、保安検査場に入ってしまうと後は喫茶や軽食くらいしかない場合がほとんどなのではないでしょうか。
しかし福岡空港では保安検査場の先の出発ロビーにうどん屋があるのです。
ロイヤルホストと久原醤油のタッグ
「あご出汁うどん こがね丸」は福岡空港の国内線出発ロビー内に位置する店です。こんな場所にうどん屋があることは7月に博多を訪れた際に気付いており、帰りにここに立ち寄るために二泊三日の最終日は途中の食事量を調整していました。
どうやらロイヤルホストで有名な「ロイヤルホールディングス」傘下の店のようで、「あごだしつゆ」の久原醤油とタッグを組んで福岡空港と中部国際空港の2ヶ所に出店しています。
駅構内で食べられるうどん
飛行機を見ながらうどんが食べられる店
福岡空港でうどんといえばレストラン街の「博多やりうどん」やフードコート内の「因幡うどん」はガイドブックに載っていたりします。しかしまさか出発ロビー内にこんな店があろうとは、事前に知っていないと想像もできないでしょう。
店内はテーブル席とカウンター席があり、カウンター席からは駐機場の飛行機や離着陸も見ることができます。
うどんを食べながらこんな景色を楽しむこともできるのです。
こがね丸ではつゆに久原醤油の「あごだしつゆ」を使用しています。「あご」とトビウオのことで、焼いたトビウオ・鰹・昆布、・椎茸のだしに加え、火入れをして数日間寝かせた久原醤油を加えて仕込んでいます。
甘いあご出汁とコシのある麺
注文したのはここでも肉ごぼう天うどんで、こういったタイプのごぼう天は初めて見ました。
トビウオは文字通り海面を飛ぶので他の魚よりも運動量が多く、身の脂肪分が少なくタンパク質の割合が多くなっています。そのためあご出汁はスッキリとした甘味と上品な味わいが特徴となっています。
肉ごぼう天うどんの出汁は肉の味が溶け出していて概して甘めなのですが、こがね丸の出汁は「こんなにもか?」と思うほどでした。
厨房には生麺を茹でる程の設備は見当たらず、恐らく冷凍うどんを使っているのでしょう。モチモチとしていてコシと弾力があり、甘い出汁をしっかりと受け止めています。福岡空港内のうどん屋ですが、「博多うどん」とは一味違ううどんのようです。
ごぼう天はサクサクしていて香ばしいスナック菓子のようで、肉はすき焼き風でした。
保安検査場の先にあるので飛行機に乗る時以外絶対に食べられないうどんです。福岡空港を利用する際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
あご出汁うどん こがね丸について
主なメニュー
かけうどん 660円
ごぼう天うどん 890円
丸天うどん 950円
肉ごぼう天うどん 1300円
ぶっかけ肉うどん 1160円
店舗概要
営業時間 6:45~20:30
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