全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

〖富士吉田〗入山うどんは柔らかめの麺と肉・キャベツの組み合わせが最高

入山うどんは外観も内部も民家そのものという店で。吉田うどんでは珍しく柔らかめの麺が特徴となっています。肉の硬さとキャベツのシャキシャキ感が麺の良さを引き出し、すりだねでつゆの味に深みが増しました。

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店の外観は民家そのもの

入山うどんは「富士山眺望日本一」として知られる新倉富士浅間神社からほど近い場所に位置しています。

入山うどんの外観

「ほど近い」といっても外国人観光客が群がる神社周辺からは完全に切り離された住宅街のど真ん中にあり、周辺には目印になるようなものは何もありません。店の外観が民家そのものということもあり、木製の看板が正面になければ絶対に気付かないでしょう。

一般財団法人ふじよしだ観光振興サービスが作成したパンフレット

一般財団法人ふじよしだ観光振興サービスが作成したパンフレットは富士吉田市内のうどん屋がまとめられており、吉田うどんの食べ歩きをする際に便利です。

吉田うどんの地図

大変にわかりやすい地図も添付されています。

吉田うどん地図の拡大図

讃岐うどんの食べ歩きをする際の「さぬきうどん全店制覇攻略本」のような存在で、このおかげで入山うどんにも道に迷うことなくたどり着くことができました。

古そうで新しい店

吉田うどんは織物業と縁が深く、機織りをする女性の手を煩わせることがないよう男がひたすら力任せにうどんを打ったことからこの地域のうどんは現在のような姿となりました。そして自宅の居間を利用して機織りの関係者や買い付けに来た商人たちにも振舞ったことから、下吉田地区の店は玄関で靴を脱いで座敷で座布団に座ってうどんを食べるというスタイルが主流となったといいます。

入山うどんは新倉屋と並んでこのタイプの店の究極形であり、自宅の台所が厨房で1階の座敷が客席となっています。さぞや歴史のある店に違いないと思ってしまいがちですが、じつはオープンが2007年というまだまだ新しい部類の店のようです。

吉田うどんの名店

kakeudon.hateblo.jp

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店の内部もまた完全に民家だった

入山うどんの玄関

暖簾が下がっているので営業中のうどん屋であることは間違いないのですが、それでもやはり民家の庭先に無断で侵入している何やらくすぐったい感覚はどうしてもぬぐえません。玄関の引き戸を開けて入ると中は完全なる民家でお店っぽさは全くありません。すぐに店の人が出てきてくれたので何ということもありませんでしたが、そうでなければその場で立ち尽くしていたでしょう。

案内された客席

案内された客席です。部屋の隅に様々な物が押し込まれており、営業時間外はここが家族の生活の場であることが伺われました。「座敷で座布団に座ってうどんを食べる」という吉田うどんの特色を存分に楽しむことができる店です。

入山うどんのメニュー

メニュー数は少なめかもしれません。

麺が柔らかかった

肉うどん

注文したのは肉うどんです。

天かすを投入した肉うどん

別皿に盛られた天かすも投入しました。

入山うどんの麺

麺は中太で若干色が付いており、見るからに「小麦を挽いてこねてつくりました」という雰囲気を醸し出しています。

一口食べてみて驚いたのが、麺が柔らかいということです。男が力任せに打ったのではなくおばあちゃんが優しくこねたとでもいうかのようなうどんで、噛むことに注力しなくて済むのでその分だけじっくりと味わうことができました。

しっかりとした歯ごたえの馬肉とシャキシャキした茹でキャベツが柔らかめの麺の良さを引き出していたと思います。

すりだね

ここで一味とゴマ油、ごまをあわせたすりだねを投入します。

すりだねを投入した肉うどん

味噌味のすっきりとしたつゆにピリピリ感が加わって味に深みが増しました。すりだねは多めに入れた方がいいように思います。

入山うどんについて

主なメニュー

かけうどん  450円

肉うどん   550円

天ぷらうどん 600円

替え玉    130円

地図

店舗概要

山梨県富士吉田市浅間1-7-30

営業時間 11:00~14:00

定休日 月・火曜日

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