小平うどんは小平と聖蹟桜ヶ丘に店舗を構える武蔵野うどん専門店で、看板メニューの肉汁うどんは極太麺と醤油味の漬け汁のからみが素晴らしく、しっかりとした食べ応えがありました。※2020年11月19日作成、2024年10月3日改定
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「モヤさま」もやってきた店
小平うどんは2009年に誕生した武蔵野うどんの専門店で、小平市の新小金井街道沿いに本店と製麺所を構えています。地元で収穫・製粉された地粉と呼ばれる国産の小麦粉を使用してうどんを打っており、極太でやや茶色がかった麺が特徴となっています。
聖蹟桜ヶ丘店がオープンしたのは翌年の2010年12月で、京王線聖蹟桜ヶ丘駅から川崎街道を西へ500メートル進んだ場所に位置しています。
この日は店が入居している建物が大規模修繕工事中でしたが、足場がかかっていないとこんな感じです。
他の武蔵野うどんの店と同様に、つけ麺タイプの肉汁うどんが看板メニューの店であるようで、麺は本店に併設された製麺所から毎日直送される麺を使用しています。つけ汁としては産地の異なる本枯かつお・さば節・宗田節を長時間煮出した出汁に醤油・本みりん・砂糖の「かえし」を加えているといいます。
テレビ東京の人気番組「モヤモヤさまぁ~ず2」でも紹介された店なのだそうです。
武蔵野エリアで食べられてきた独特なうどん
武蔵野うどんは東京の多摩地区から埼玉県西部にかけて広がる武蔵野エリアで古くから食べられてきたうどんです。
多摩川から荒川に挟まれた武蔵野台地では米作に不可欠な水源に乏しく、そのため古くから小麦・大麦が盛んにつくられてきました。そのため地元の粉を使用して打ったうどんは代表的な郷土料理で、「うどんが打てなければ女は嫁に行けない」という言葉が残されるほどだったといいます。 農林水産省の「米麦加工食品生産動向」によると埼玉県が香川に次いでうどんの生産量が全国第2位ということで、今では「第二のうどん県」などと呼ばれるまでに至っています。
加水率が低く塩分濃度は高めで、そのためコシがかなり強くゴツゴツした食感のうどんとなっており、それを醤油味のつゆに浸してガシガシとしっかりと噛みしめて食べます。山梨の吉田うどんや名古屋の味噌煮込みうどんとは違う硬さです。
◆武蔵野うどんの名店
肉汁うどんはしっかりと食べ応えがあった
聖蹟桜ヶ丘駅周辺の商業地域からは完全に離れた場所にあるのですが、お昼どきを外したにもかかわらず順番待ちの列ができていました。(店内の食券自販機の前に並んでいる)
店内はカウンター席とテーブル席のみのようで、全て埋まっていました。
注文したのは肉汁うどんの600gです。
つけ麺で600gといえば大きめのドンブリに山盛りとなるのが通常ですが、武蔵野うどんの場合は麺の1本1本が太いのでこれで600gになるのです。
ずっしりとした極太麺なので一度に1本しか挟めませんし、ツルツル感がないので啜りこめません。箸で押し込んでいくと1本で十分に口に中がいっぱいになりました。硬めではありますが決してバキバキではなく、醤油味で甘辛のつゆと共に口の中でワシワシと噛みしめるとしっかりとした食べ応えがあり、小麦の風味も感じられました。
600gとはいえ特に苦労するということもなく完食できました。
せっかくの肉汁ですから最後までしっかりと味わいたいものです。こちらではスープ割りも頼むことができます。
カレーうどんも名物メニュー
小平うどんはカレーうどんも人気メニューです。カレーうどんは原則的に熱盛で小ライスを付けてもらえます。
小平うどん聖蹟桜ケ丘店について
主なメニュー
肉汁うどん600g 950円
肉増しうどん600g 1100円
カレーうどん600g 950円
ごまみそ担々麺600g 1000円
塩あんかけ
つけうどん600g 900円
地図
店舗概要
東京都多摩市一ノ宮4-20-24
営業時間 11:00~17:00
定休日 無(年末年始除く)
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