「肉汁うどんの南哲」は相模原にある武蔵野うどんの人気店です。徹底的にこだわった肉汁うどんは麺もつゆもうま味が凝縮しており、強靭な味わいのうどんでした。※2018年9月23日作成。2024年8月14日改定。
- 武蔵野うどんの王道メニュー「肉汁うどん」
- 南さんと哲さんが始めた「南哲」
- 肉汁うどんに徹底的にこだわった店
- 麺もつゆもうま味が凝縮していて強靭だった
- 肉汁うどんの南哲について
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武蔵野うどんの王道メニュー「肉汁うどん」
「肉汁うどんの南哲」はJR横浜線の相模原駅から25分くらいの場所に位置しています。店名にまでなっている「肉汁うどん」はかつおだしをベースとしたつゆで豚肉やネギを煮込んだ熱いつゆに皿に盛った冷たいうどんをつけて食べるもので、武蔵野うどんの王道メニューとされています。
多摩川と荒川に挟まれた武蔵野台地は農業に適した土壌でありながら水源に乏しく、水田を賄うほどの水がなかったことから麦が盛んに作られてきました。水田は無理であっても水車を回すくらいの流れはあり、製粉も盛んに行われていたことからうどんはこの地域の代表的な郷土料理となりました。
各家庭でうどんを打つ習慣があったため、「うどんが打てなければ、女は嫁に行けない」とまでいわれた時代があったといいます。
南さんと哲さんが始めた「南哲」
讃岐うどんブームの陰で武蔵野うどんも地道に勢力を拡大しているようです。武蔵野うどんは埼玉県から東京の多摩北部にかけて広がる武蔵野台地上で食べられてきたうどんですが、最近は多摩川よりも南側で店を見ることが増えました。相模原は武蔵野台地とも武蔵国とも言えない地域ですが、こういう場所に武蔵野うどんの店があってもいいでしょう。
創業は2012年11月で、南さんと哲(さとし)さんの二人で始めたから「南哲」となったようです。
国産の四種類の粉をブレンドして自家製麺し、本枯節を中心とした四種類の鰹節と日高昆布で出汁をとり、豚バラ肉や野菜は全て相模原市内で直接仕入れるという気合が入った店のようです。
肉汁うどんに徹底的にこだわった店
店は国道16号線と町田街道の中間というお世辞にも便がいいとは言い難い場所にあるのですが、相当な人気店であるようで11時半頃には10台分あるという駐車場は満車となっています。
行列もすでに相当なものでした。
肉汁うどんに関しては相当なこだわりを持った店のようで、小盛(300g)並盛(400g)中盛(600g)大盛(800g)特大(1㎏)と5サイズ用意されています。武蔵野うどんの店ではどこも1㎏などとメニューにしれっと書いてあるものですが、埼玉や多摩北部にはこういう無茶な食べ方をする人がいるのでしょうか。
テーブルには「南哲流肉汁うどんの食べ方指南書」まで用意されています。
店内はカウンターとテーブルで28席あり、明るい雰囲気でした。
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麺もつゆもうま味が凝縮していて強靭だった
注文したのは肉汁うどんの中盛です。
思っていたより小盛で最初は「これで600gか?」と思いましたが、麺の1本1本が太く箸でつまんでみるとずっしりとしています。一度に2本くらいしかつまめず、またそれ以上は口に入りません。しかしゴリゴリ感は全くなく、ツルツルとした食感でした。
茶色っぽくて風味が強く、つけ汁に半分だけ浸して食べると麺にしっかりと味が付いていることがわかります。
つけ汁は魚介系系のつけ麺のようで酸味と醤油味が目立っており、肉が分厚く旨味が感じられました。七味唐辛子をかけると味わいが引き立ちます。
テーブルにはスープ割用のだし汁が置かれており、最後の一滴までつけ汁を楽しむことができました。
麺もつゆもうま味が凝縮していて強靭な味わいのうどんであり、肉とネギの存在感がすごかったと思います。
肉汁うどんの南哲について
主なメニュー
かけだしうどん並盛 670円
肉汁うどん並盛 880円
ひや肉うどん並盛 900円
麺の追加(200g)150円
地図
店舗概要
神奈川県相模原市中央区宮下2-9-15
営業時間 11:00~20:00
定休日 水曜日
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