大阪の「なんばうどん」では出汁の美味さを凝縮したようなうどんを味わうことができます。「ミナミ」の中心部を貫くなんば大阪通の入口付近にあり、大阪を代表する激安店としても知られています。
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「なんば南海通」の有名なうどん店
大阪には「キタ」と「ミナミ」と呼ばれるエリアがあり、「キタ」とは大阪駅などがある梅田エリア、「ミナミ」は難波や道頓堀、千日前周辺の繁華街を指します。
難波駅から地上に出ると目の前に「なんば南海通」の入口があり、アーケードの商店街がなんばグランド花月に向けて伸びています。
まさにミナミのど真ん中を貫く商店街であり、「見るからに大阪」といった外観の店が連なる中を多くの買い物客や観光客が歩いています。
この商店街の中に大阪を代表する有名なうどん店が至近距離で2軒あり、夕食をとるためにそのうちの1軒を訪れ、朝食をとるために翌朝にもう1軒を訪れることになりました。
「難波の誇る激安うどん店」
「なんばうどん」はなんば南海通商店街に入ってすぐの場所に位置しており、早朝から深夜まで営業している利便性の高い店です。「難波の誇る激安うどん店」として知られており、調べてみると文章としてではなく動画で数多く紹介されていました。
かけうどんが260円というのは讃岐うどんでも滅多に見ないような相当な安さですが、少し前までこれが170円だったそうです。うどんばかりが注目されていますが、ラーメンやそばも出しています。
入口と出口がしっかりと分けられており、「先頭」と書かれた貼紙もあります。私が訪れたのは夕方だったのでそれほどでもありませんが、恐らくお昼時にはものすごい行列ができるのでしょう。女性の一人客でも気軽に入ることができる店でもあるようです。
関西のうどん
昔ながらの大阪のうどん店
メニューは数多くありますが、肉うどんが名物の店のようです。ひょっとすると大阪のうどんの真の定番メニューは今やきつねうどんではなく肉うどんなのかもしれません。
壁際に置かれた自販機で食券を購入して席に着きます。店内はコの字型になっており、カウンター席のみでテーブル席はありません。
そばやラーメンがメニューに入っているとはいえ、注文されるのはうどんばかりでした。その都度袋から麺を取り出して湯がき、出汁を注いであっという間に客の前に出されます。
昔ながらの大阪のうどん店はこういうスタイルがほとんどのようです。あくまでも出汁が主役でこちらにはたっぷりと手間をかけ、脇役の麺は主役の邪魔にならないようほどほどに抑えているのでしょう。
出汁の美味さが素晴らしかった
今回注文したのはおすすめメニューの肉うどんです。見た目はイメージ通りの大阪のうどんで、旨味が凝縮した透き通った出汁に肉の味が溶け出しています。
真っ白な麺はふわふわとしたやさしい口当たりで、出汁と肉の旨味をしっかりと受け止めていました。もう完全に出汁の美味さを味わうために麺があるというようなうどんだったと思います。
こういう文化圏で「麺が命」の讃岐うどんが猛威を振るい始めているのですから、うどんの世界も奥深いものです。
なんばうどんからなんば南海通を5分くらい進むとたこ焼きの超人気店である「わなか」があります。
「飲み物か!」と思うほどトロトロのたこ焼きを味わうことができますので、併せて訪れてみては如何でしょうか。
なんばうどんについて
主なメニュー
かけうどん 260円
きつねうどん 350円
天ぷらうどん 350円
カレーうどん 470円
肉うどん 470円
地図
店舗概要
営業時間 7:00~23:30
定休日 無休
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