天政は大阪を代表する有名店で、うどんに加えてかやくご飯が人気です。「早くて・安くて・うまい」がモットーで、これ以上ないくらい胃に優しいうどんでした。
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「難波本通」にある人気うどん店
難波は梅田周辺と並んで大阪の二大繁華街の一つであり、南海や近鉄・大阪地下鉄の難波駅周辺は大阪の商業の中心地となっています。多種多様な商店が混在して雑多で賑やかな雰囲気を持っているのが街の特徴で、駅周辺の商店街はどこも活気に満ちていて「シャッター通り」などどこにも見当たりません。
それでも地域差というものはどうしてもあるもので、なんばグランド花月のある千日前周辺と大阪の大動脈である御堂筋周辺では街の様子がかなり違います。
御堂筋に面した「難波本通」は「なんば南海通」とは大きく違って「レトロ感」があふれており、土曜日の朝ということもあって至って静かでした。
こんな商店街の中央付近に位置しているのがうどんの人気店である天政です。
ちなみに天政の前を過ぎると通りの雰囲気は一変します。
大阪のうどん
「早くて・安くて・うまい」店
天政は大阪のうどん店について調べると必ず引っ掛かってくる店で、見ただけでその歴史と伝統が伝わってきます。
難波の他のうどん店と同様に天政も「早くて・安くて・うまい」を売りにしており、実際にメニュー表を見てみると看板に赤字で大書しているだけのことはありました。ボードに緑の養生テープで貼り付けているのは半透明だからなのか、それとも貼り換えをしやすくするためなのか、どちらなのでしょうか?(養生テープは剝がしやすく跡が残らない。)
天政の開店は8:45で、6時半とか7時とかに開店する店がすぐ近隣にある難波ではかなりゆっくりめに感じます。じっくりと時間調整をして開店直後に入ったので私は並びませんでしたが、「先頭」なんて札がかかっているくらいだからお昼時には大変な行列ができるのでしょう。
胃に優しいうどんだった
店内はコの字型になっており、カウンター席のみでテーブル席はありません。また食券自販機もなく、口頭で注文してお金はその場で払います。開店直後だったにもかかわらず、ほとんどの席が既に埋まっていました。
大阪のこういったタイプの店の場合、うどんは基本的に製麺所から取り寄せた袋麺を使用しており、天政でも袋から取り出した麺を湯がいてそのままドンブリに入れていました。その分だけ出汁にはたっぷりと手間をかけているようです。
注文したのはきつねうどんです。本当はかやくご飯もセットで頼むのがこの店の常道なのですが、この日はこれで2杯目でこの後更に何杯か食べる予定であったことから控えました。関西特有の和風だしの美味さが際立っています。
白くてさっぱりとした麺はこれまで食べてきたうどんの中でも一番フワフワしていたように思います。特に何もしなくても口の中でつぶれていくような柔らかさで、昆布の効いた出汁の美味さを邪魔することなく引き出していました。揚げは少ししょっぱめに煮込まれていて、さっぱりとした麺や出汁に遭っていたと思います。
これ以上ないくらい胃に優しいうどんであり、飲みすぎた翌朝に食べるには最高なのではないでしょうか。
天政について
主なメニュー
かけうどん 260円
きつねうどん 320円
天ぷらうどん 360円
肉うどん 520円
かやくご飯 200円
地図
店舗概要
営業時間 8:45~19:00
定休日 なし
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