全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

〖丸亀〗おばあちゃんのワンオペ店「おふくろ」で味わう中讃地方の絶品うどん

「おふくろ」は超個性派のうどん店が集まる香川県の中讃地方にする歴史のある店で、風格が感じられる店内ではおばあちゃんがワンオペで客に対応していました。全く無名の店であるものの麺も出汁も全ての面で一定以上のレベルであり、全体としてかなり美味しいうどんでした。

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讃岐富士の周辺に超個性派の店が集まる「中讃」

サンライズ瀬戸から見た飯野山

讃岐うどんの食べ歩きをするために香川に向かう際に私はいつもサンライズ瀬戸を利用しており、瀬戸大橋を渡って進行方向右手に「讃岐富士」こと飯野山が見えてくると四国に来たことを実感します。

香川平野

浦から見た飯野山

おにぎりの形をした小さな山が数多く点在しているのが香川平野の特徴で、その中でも飯野山は表から見ても裏から見てもきれいな円錐形となっており、香川を象徴する風景となっています。

飯野山丸亀市坂出市の境に位置しており、この両市と善通寺市・仲多度津郡・綾歌郡を総称して「中讃(ちゅうさん)」と呼んでいます。香川県全域に散らばった讃岐うどん店の中でもこの中讃には特に個性的な店が集中しており、讃岐うどんの食べ歩きをしていると必然的に飯野山を横目にしながらレンタカーを乗り回すことになります。

おばあちゃんがワンオペで対応する歴史ある店

おふくろの看板

「おふくろ」もまた飯野山周辺に点在するうどん店の一つで、このエリアの幹線道路である県道22号線沿いに位置しています。この地域はナビがなければ県外からの旅行客は到底たどり着けないような立地の店が多い中、大変に珍しい存在なのではないかと思います。

おふくろの外観

さぬきうどん全店制覇攻略本によれば1972年(昭和47年)創業という相当に歴史のある店で、建物にも風格がにじみ出ています。ただし、「田舎の雑貨屋にしか見えない」とか「納屋と間違えた」ということは決してなく。どこから見てもうどん店です。

おふくろの駐車場

大型トラックでも駐車OKなのだそうです。

おふくろのカウンター

おふくろの店内

店内はカウンターとテーブル席・座敷席があり、私が訪れたときにはおばあちゃんがワンオペで一つ一つの注文を順々に確実に処理していました。席で注文すれば完成したうどんを席まで持ってきてくれる「一般店」タイプの店です。

周辺の名店

kakeudon.hateblo.jp

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全ての面で「中の上」全体としてハイレベル

おふくろのかけうどん

店の人気メニューは肉うどんだったそうですが、変化球を混ぜると他との比較ができなるのでこちらでもかけうどん(小)を注文しました。かけと言っても甘く煮込んだ三角形の油揚げとかまぼこが入っています。

かけうどんと牛筋煮込み

サイドメニューとして牛筋煮込みを2本取りました。

縮れた太麺

麺は太麺と言っていいでしょう。柔らかでありながらモチモチしたコシもあってのど越しもよく、関西の超有名店で食べたうどんを思い出しました。出汁もスッキリとしていて油揚げも甘く、麺との相性も良かったと思います。

麺も出汁も牛筋煮込みも全てにおいて「中の上」レベルで、全体としてかなり美味しいうどんでした。※香川のうどんの中で「中の上」という意味です。念のため。

無名でもこんな店がある

おふくろは「讃岐うどんのおすすめ店BEST〇〇」「讃岐うどんの人気店〇〇選」といった類の記事では見たこともない店で、須崎食料品店や谷川米穀店の駐車場を埋め尽くす県外ナンバーの車に乗っている人々には全く知られていないと思います。

そういう店の中にこれだけのうどんを出せる店があるところに「うどん県」の凄さがあるのです。

おふくろについて

主なメニュー

かけうどん300円

なべ焼きうどん550円

肉うどん500円

ざるうどん300円

地図

店舗概要

おふくろ

香川県丸亀市川西町南甲814

0877-28-6645

営業時間 9;00~17:00

定休日 第2・4日曜日

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