新梅田食道街の潮屋梅田店は大阪駅を利用するついでに立ち寄るのに適した店で、土曜日の朝でも混雑していました。自家製のプルンプルンとした麺と国産の素材で取った濃厚な出汁の取り合わせが素晴らしく、「うまくて、はやくて、リーズナブル」な店でした。
二日目の朝食として選んだ店
京都への一泊二日の旅に際して大阪のうどんも味わいたかったことから宿をあえて大阪駅前で取り、なんばグランド花月周辺で肉うどんが名物の店を二軒巡りました。二日目は朝一番で京都に戻るつもりであり、新快速に乗る前に朝食をとしてもう一軒うどん屋に入りたいものです。
早朝から開いている店もちらほらある香川に対し、関西ではほぼ全てのうどん屋が見事なまでに11時開店で揃っていたため、店探しは苦労しました。「せっかく大阪にいるのだから」と必殺の気合で探し、何とか見つけたのが朝6時40分開店の潮屋梅田店です。「うまくて、はやくて、リーズナブル」がうたい文句の店で、JR大阪駅東側にある新梅田食道街の中に位置しています。
完全に迷路だった新梅田食道街
土曜日の朝7時ということもあり、大阪駅前といえどまだひっそりとしていました。
しばらく見ないうちに大阪駅周辺は別世界のようになっています。大阪人は本当に観覧車が好きなようです。
新梅田食道街はガード下の飲食店街で、「大阪で一番カンパイが似合う街」を名乗っています。
それほど広くはないスペースに無数の店が入っています。
公式HPをもってしても「約100店舗が営業中。」という状態ですから、店舗数を正確に把握している人はほとんどいないのでしょう。内部は天井が低くて通路が入り組んでおり、完全に迷路でした。
関西を代表するうどんの名店
土曜日の朝なのに混雑していた
「大阪で一番カンパイが似合う街」を名乗るだけあって構内は飲み屋が中心のようで、私が見た範囲ではこの時間に開いていたのは潮屋だけでした。
それでも大阪駅で電車に乗る前に朝食を取ろうとする人たちで店内は混雑しています。座って食べられるカウンター席もあったのですが、この時間は立ち席しか空いていませんでした。新梅田食道街の中に「潮屋梅田店」がオープンしたのが1969年11月ですから、もう50年以上もこういう光景が続いてきたということになります。
自家製の麺に厳選した国産素材で取った出汁と材料にこだわり抜いた店ですが、立ち食いの店らしく価格は手頃です。入ってすぐ左手のレジで食券を買い、奥のカウンターに置いてうどんの出来上がりを待ちました。
濃厚な出汁とプルンプルンとした麺が印象的だった
こちらで注文したのはきつねうどんで、待ち時間はほとんどありませんでした。色も味も濃厚な出汁が印象的で、「関西風は色も味も薄口」というイメージはもう改めた方がいいかもしれません。煮込まれた油揚げの味がしみだしているのか程よい甘さもありました。
麺は柔らかではあるものの弾力もあり、全体としてはプルンプルンとしていたという印象です。表面にねっとり感もあり、その分だけ濃厚な出汁ともよく絡んでいました。
全体としては上質な味わいのうどんだったと思います。大阪駅を利用するついでに立ち寄ることができる場所で、待ち時間ほぼゼロでこんなに安くてうまいうどんが食べられるのはうらやましい限りです。
潮屋梅田店について
主なメニュー
かけそば・うどん 330円
月見そば・うどん 400円
きつねうどん 400円
たぬきそば 400円
エビ天そば・うどん 450円
地図
店舗概要
大阪府大阪市北区角田町9-28 新梅田食道街 味の一番街1F
営業時間 6:40~23:30
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