大宮駅京浜東北線ホーム上尾寄りに位置する「駅そば大宮」は佐野ラーメンが看板メニューという珍しい立ち食いそば店です。見た目の印象はかなり違いましたが、京浜東北線のホーム上でこれだけちゃんとしたラーメンが食べられるのですからこれで十分だと思います。
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大宮駅構内は立ち食いそば店が多い
大宮駅はJR東日本・東武・埼玉新都市交通の3社が利用する駅で何と13路線が乗り入れており、路線数では東京駅に次いで全国2位という巨大なターミナル駅です。新幹線6本・在来線16本とJR東日本だけでも22本もホームがあり、横方向にも上下にも広がりがある構造となっています。
私自身は乗り換えが大変な駅というイメージを持っており、湘南新宿ラインと新幹線の乗り換え時は端から端まで東西連絡通路を抜け、さらにエスカレーターで新幹線ホームまで上がらなければなりません。そんな大移動を何度も繰り返しているうちに何となく感じたのが「大宮駅構内は立ち食いそば屋と本屋が多い」ということでした。
「LUMINE」が立ち食いそばに進出している
大宮駅では広い構内を突っ切る東西連絡通路にそば屋が2店あったように思いますし、それに加えてホーム上にもあります。さらに同じホーム上であっても上尾寄りか赤羽寄りかで違う店があったりもするようです。もはや名古屋駅のきしめんレベルと言ってもいいかもしれません。そんな中で今回立ち寄ってみたのが「駅そば大宮」です。
駅そば大宮は京浜東北線が発着する1・2番線ホームの上尾寄りに位置する立ち食いそば屋で、㈱ルミネの子会社である㈱ルミネアソシエーツが経営しています。首都圏のJR駅構内のそば屋がNRE傘下の「いろり庵きらく」や「あじさい茶屋」によりほぼ制圧されてしまった中では珍しい存在で、あの「LUMINE」が立ち食いそばに進出していることにも驚かされました。
佐野ラーメンが看板メニューの立ち食いそば店
彌彦神社と白山神社をお参りして新潟から戻ってきたところ、ちょうどいい感じの夕食タイムとなっていました。
こちらはメニューになんと佐野ラーメンがあることで知られた店です。駅の立ち食いそば屋でラーメンを出している事例は西新井駅などでこれまで見ましたが、「佐野ラーメン」と限定されると話は変わってきます。
佐野ラーメンは言わずと知れた栃木県のご当地ラーメンで、青竹を使って打った平麺とコクのある透き通ったスープが特徴となっています。栃木県内なら高速道路のSAやショッピングモールのフードコート等で見かけることは普通ですが、縁もゆかりもない埼玉県の立ち食いそば屋で看板メニューとなっていたことに驚かされました。
どうやらJRのキャンペーンで栃木が取り上げられた際、試しに佐野ラーメンを出したら大好評だったことがきっかけのようです。
駅のホーム上の人気店
これで十分ではないかと思う
こちらが駅そば大宮の佐野ラーメンです。注文してから2分半ほどかかっているので生麺を茹でたものだと思われます。
佐野ラーメンと言えば青竹打ちの平麺が最大の特徴で、竹の下に練った小麦粉の塊を置き、青竹に足をかけ体重をかけて上下させてつぶすようにして生地を延ばしていきます。延ばした生地の厚みが不均一なので麺の太さがまちまちになるものなのですが、こちらの麺は縮れた平麺ではあるものの太さは一定です。しかし麺はモチモチしていてスープとよく絡み、これはこれでいいのではないかという気になります。
自家製チャーシューやスッキリとしたスープが麺とよく合っており、全体としてはバランスの取れたラーメンではないかと思います。実際の佐野ラーメンとは見た目の印象がかなり異なっていますが、京浜東北線のホーム上でこれだけちゃんとしたラーメンが食べられるのですから、これで十分ではないかと思います。
駅そば大宮について
主なメニュー
さいたまそば 520円
天玉そば 560円
肉そば 540円
醤油ラーメン 570円
店舗概要
営業時間 7:00~21:00
定休日 無休
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