全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着した独自のうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

「手打麺や大島」のメニュー しなやかで強靭な麺と柔らかな出汁は香川一

髙松の「手打麺や大島」はメニューがなくうどんの玉数を伝えるだけの店です。何から何まで自分でやる「フルセルフ」の店で、しなやかさと強靭さを兼ね備えた麺と柔らかな出汁は香川一と言っても過言ではありません。※2023年1月23日作成、2024年1月20日改定、2025年4月26日改定。

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閉店する名店を引き継いだ現店主

手打麺や大島の外観

「手打麺や大島」は高松市の太田下町に位置するうどん屋で、この地で営業していた「馬渕製麺所」を引き継ぐ形で2013年にスタートしています。

馬渕製麺所は50年以上続いた人気店でしたが、店主が高齢のため引退を決意していました。せっかくの店を閉めてしまうのはもったいないとの声が上がり、現在の店主に声がかかったといいます。そこで実家である大島うどんを出て前店主と一ヶ月一緒に働き、それによりうどんの製法や出汁の取り方も受け継ぎました。

そうやって以前からの常連客を納得させ、その上で少しずつ自分の思う理想のうどんに近づけているといいます。

2022年12月に初めて訪れて完璧な麺と出汁の味わいに仰天し、2024年1月に再度訪れて「香川で一番美味い店なのではないか」と確信しました。

観光客向けのガイドブックで紹介されるような店ではありませんが、舌の肥えた地元の人々でいつも混雑している店です。最近ではYouTube動画で数多く紹介されるようになりました。

ことでん太田駅から徒歩約12分

ことでん太田駅

手打麺や大島はことでん太田駅から徒歩約12分くらいの距離にあります。

太田駅の踏切

1995年に私が異動で高松に赴任した際、こちらは近隣住民が公然とバラストの上を歩いて線路を横切る「勝手踏切」でした。いつの間にか設備が整ったちゃんとした踏切になっています。

太田へ来たのはあくまでも手打ちうどん上田が目当てではありましたが、ここまで来て大島を素通りすることはできません。

鹿の井出水自然公園の桜

途中にある鹿の井出水自然公園では桜が満開でした。大島を訪れるのはこれで三度目ですが、道中にこんな場所があることを始めて知りました。

店の前の行列

到着したのはちょうど開店時間で、既に行列ができていました。店の中から延びているため、実際の行列はもう少し長めです。

香川でトップクラスの名店(記事は下に続きます)

 kakeudon.hateblo.jp

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「メニュー無し」の「フルセルフ」の店

「メニュー表なしの店」「フルセルフの店」等々、手打麺や大島には様々な異名が付けられています。

手打麺や大島のメニュー表

大島のメニューは麺の玉数と言っても過言ではなく、店に入ると「何玉食べますか?」と聞かれるので「1玉」「2玉」等と答えればそれが注文になります。うどんだけでなく日本そばや中華そばも扱っており、「ひやちゅう(冷やし中華そば)」「うちゅう(うどん+中華そば)」といった注文の仕方もあるそうです。

はなまるうどん丸亀製麺の影響により「セルフ」は東京でも珍しくなくなりましたが、香川の本格的なセルフの店は麺を湯煎して温めるところから出汁を注ぐところまで自分でやらなくてはいけません。そんな香川において大島はとりわけやらなければいけないことが多く、「フルセルフの店」と呼ばれるほどになっています。

湯煎をする場所

注文するとどんぶりにうどん玉を入れて渡されるので、自分で麺をテボに入れて湯煎して温めます。出汁は手前にある蛇口の下にあります。(奥にもある)

薬味置き場

自分で薬味を加えて完成です。左手前に置かれているのが「いりこオイル」、右手前が「揚げいりこ」です。

香川の本格セルフの店であっても自分でやらなければいけないのはここまでで、食べ終わったら食器類一式を下膳口に出して終了です。しかし大島では食器の片づけも自分でやらなければいけません。

シンク

箸を一番右の紙袋に捨て、残った出汁を隣のザルのような場所に流し、お盆と食器類をシンクに沈めます。かつてはどこの店でも当たり前にやっていたことですが、私の知る限り現在では大島だけになりました。

しなやかで強靭な麺と柔らかな出汁

店内のカウンター席

店内のカウンター席

手打麺や大島の店内はカウンター席のみとなっています。

かけうどん

注文したのはかけうどんで、今回は揚げいりこを加えてみました。やや黄色味を帯びた麺に出汁がまとわりついてピカピカしています。

大島の麺

大島のうどんは水分量がやや高めということですが、「飯野屋」や「時とまるUDON」のようなムニュムニュ系ではありません。表面はツルツルではなく滑らかで、しなやかさと強靭さを兼ね備えた粘りや弾力がありました。これこそが「真のうどんのコシ」ではないかと思っています。

出汁はいりこに鰹節・昆布等が加わった讃岐特有のもので、柔らかな味わいとなっています。(途中でいりこオイルを加えてみましたが、味の変化がよくわからなかった)

大島のちくわ天

ちくわ天は香川ではかけうどんに最も合うトッピングとされ、店によって様々な工夫が凝らされています。

ちくわ天の断面

手打麺や大島のちくわ天は半分に切ってから揚げており、凝縮されたうま味が印象的でした。

香川で一番美味い店だと思う

「山越」や「谷川米穀店」、「手打ち十段うどんバカ一代」いった有名店は数多くの媒体で取り上げられており、ネット上で検索すれば数多くの情報にヒットします。「手打ち麺や大島」はそれらに比べるとかなり地味な店ですが、味は驚くべきものがありました。

「香川で一番美味い店なのではないか」という私の考えはどうやら間違いではなかったようです。

手打ち麺や大島について

主なメニュー

1玉 350円

2玉 450円

3玉 550円

4玉 650円

肉皿  250円

地図

店舗概要

香川県高松市太田下町3013-1

087-867-2895

営業時間9:30~15:00

定休日 第1・3・5日曜

香川で食べ歩きをする方は必見!

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