「釜あげうどん岡じま高松店」は釜あげうどんが看板メニューのセルフの店です。ほとんど待つことなく提供された釜あげうどんはフワフワした麺と甘辛の出汁のバランスが最高でした。
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これまで何十回も素通りし続けてきた店
「釜あげうどん岡じま高松店」はその店名からもわかる通り釜あげうどんが看板メニューの店です。
店は高松市の中心部を南北に貫く中央通りが瀬戸大橋通りと交差する寿町交差点にあります。高松にいれば何度も通ることになる場所なので、「いつでも行ける」という安心感から逆に後回しにし続けてきた店でした。香川まで行ってうどんの食べ歩きをするようになったのが2021年であり、恐らくこれまでに何十回も店の前を素通りし続けてきたと思います。
ネット上で調べると割と評判の良い店のようであり、そうなると行かない訳にはいきません。マリンライナーに乗って東京に帰る前に立ち寄りました。
「釜あげ」が看板メニューのセルフ店
釜あげは茹であげた麺を釜から直接どんぶりや桶に取り、そのまま出汁につけて食べるうどんです。冷水で締めていないのでもちもちフワフワした食感を楽しむことができ、表面がざらついていることから出汁もよく絡みます。
茹で置きができない釜あげは麺を釜から取り出すタイミングでしかうどんを客に提供できません。流れ作業のように客をさばいていかなければいけないセルフの店においても同様であり、釜あげを注文すると茹で上がりのタイミングまで一旦その場で待たされるのが通常です。そのため、「長田」や「わら家」のように釜あげうどんが看板メニューの店は一般店タイプが多いように思います。
その「セルフ」と「釜あげ」を両立させたのが岡じまで、「釜揚げ」と「釜たま」が二大おすすめメニューとなっています。看板では「釜あげ」ですが、メニューでは「釜揚げ」のようです。
時間のかかる釜あげを迅速に提供するため、岡じまでは多くの茹で網を使用して通常より少量の麺を何回にも分けて茹でているといいます。こうすることにより常に茹でたて状態のうどんを出せるのですが、これは時間帯ごとの来客数のデータが頭に入っていないとできる芸当ではありません。
釜あげうどんが看板メニュー(記事は下に続きます)
看板がとにかく目立つ
岡島は丸亀が本店で、高松店は2015年にオープンした2号店です。
高松駅周辺でこの看板は目立ちます。駅の真ん前にある「めりけんや高松駅前店」に次ぐと言ってもいいかもしれません。但し観光客が長蛇の列を作るめりけんやに対し、岡じまは周辺で働くビジネスマンが多いようです。
うどん用に開発された香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」を使用してうどんを打っているようです。従来品であった「さぬきの夢2000」の弱点であった「つなぎ力不足」を改良し、「もっちり感」や「旨み」に生地の伸びや粘りが加わって格段に製麺に向くようになりました。
全80席ということで店内はかなり広めです。
カウンター席のみでテーブル席はありません。
麺と出汁にバランスが良かった
看板メニューの釜あげうどんとちくわ天で、ほとんど待つことなく提供されました。
「長田」や「わら家」といった釜あげうどんの店は出汁に徹底的にこだわります。岡じまの出汁は独自ルートで伊吹島のいりこをベースに、北海道産の天然真昆布など厳選した素材を使用してとっています。
麺が滑ることがないよう、箸先に溝が刻まれているのがお分かりいただけますでしょうか。麺はフワフワしていて一本一本が長く、見るからに切れそうなのですがなかなか切れません。口に入れてみるとコシと弾力があり、のどをこすって流れていくような食感です。極太ですが、フワフワしているせいかそれを感じません。
出汁は甘辛で長田のようなごつさは無く、程よいコシの麺とバランスがとれていたと思います。
釜あげうどん岡じま高松店について
主なメニュー
かけうどん(小) 300円
ぶっかけうどん(小) 380円
ざるうどん(小) 380円
釜揚うどん(小) 380円
釜たまうどん(小) 420円
地図
店舗概要
087-813-3918
営業時間 10:00~15:00
定休日 無休
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