全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着した独自のうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

春月庵承天寺前店のメニュー:餅のような麺と出汁

春月庵(しゅんげつあん)承天寺前店は「饂飩蕎麦発祥之地」の石碑が建つ承天寺のすぐ前にある店で、130年の歴史を持つ製麺会社が運営しています。鎌倉時代の製法を可能な限り再現した「中世博多うどん」は柔らかい餅のような麺とスッキリとした出汁が一体化していました。

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130年の歴史を持つ製麺会社の店

春月庵は福岡の平和フーズ工業が運営しているうどん店です。

1890年創業の平和フーズ工業は130年以上にわたって手打ちうどんの麺を造り続けており、最近はその技術を活かして餃子や春巻の皮づくりも行っているようです。2003年からは製麺だけではなくうどん店の経営にも参入しており、現在では福岡市内に3店舗を構えています。

春月庵承天寺前店

承天寺前店は「博多旧市街」と呼ばれるエリアの一角で、承天寺を始めとする歴史的文化財が多く残る寺社町の入口のような場所に位置しています。

「饂飩蕎麦発祥之地」

開山である聖一国師鎌倉時代に饂飩・蕎麦の製法と製粉技術を日本に持ち帰ったとされることから、承天寺には「饂飩蕎麦発祥之地」という石碑が建てられています。うどんに関わる会社としてこういう場所に店を出すことは長い間の念願だったようです。(「うどん発祥の地」がどこかという問題についてはここでは触れません。)

鎌倉時代の製法を再現した店

中世博多うどんの看板

春月庵では承天寺にうどんが伝わった鎌倉時代の製法を可能な限り再現しており、それに基づいた「中世博多うどん」を最大の売りにしています。

鎌倉時代には物資の輸送力など微々たるものであったでしょうし、当時の製粉技術では胚芽などを分別することができなかったことは容易に想像できます。そのためうどんを打つ際の小麦粉は九州産の物を使用し、今では使わない小麦の胚芽やふすまも混ざったままにしています。

うどんだけではなくそばも扱っており、福岡市内の工場で製麺されたものを毎日直送して使用しています。また出汁は昆布・鰹節等を使用して毎朝とっています。

博多を代表する柔らかいうどん(記事は下に続きます)

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2玉でも3玉でも値段は一緒

春月庵承天寺前店は地下鉄祇園駅から徒歩2分くらいの場所に位置しています。空港線の駅ですから飛行機が着陸してから30分くらいで到着可能で、こういった点に福岡の交通事情の素晴らしさを感じることができます。

春月庵承天寺前店と博多千年門

店は博多千年門のすぐ隣です。ここは7月にも来た場所ですが、その時はこんな場所に有名なうどん屋があるとはまったく気が付きませんでした。

メニュー

麺の量は自由に選べるとされており、2玉でも3玉でも値段は一緒とされています。但し4玉・5玉だとどうなるかについてはわかりません。

店内の様子

店は天井の高い古民家風の建物で、カウンター席のみとなっています。周囲の人がみんなそばを食べているように見えたのは気のせいでしょうか。

柔らかい餅のような麺とスッキリとした出汁

肉ごぼう天うどん

ごぼう天うどんの2玉で、どんぶりの予想外のでかさに驚きました。胚芽やふすまも入っているということで麺は若干ではあるものの茶色がかっており、出汁は上品な薄い色で透き通っていました。

春月庵の麺

麺はふわふわしていてコシや弾力といったものは一切なく、箸で持ち上げるとそれ自体の重みで切れてしまったります。柔らかくなるまで煮込んだ餅のような食感で、その分だけスッキリとした和風の出汁と一体化していました。のどに優しいうどんだったように思います。

ごぼうは野生味をしっかりと残しており、また肉も上質でしっとりとしていました。

柔らかな麺で出汁の味を楽しむという、博多のうどんに対して私が持っていたイメージに近いうどんだったと思います。食べていると「追加はいいですか?」と店の人が聞いてきたので、替玉のようなサービスもあるのかもしれません。

春月庵承天寺前店について

主なメニュー

かけうどん    600円

きつねうどん   680円

丸天うどん    750円

ごぼう天うどん  750円

肉うどん     880円

地図

店舗概要

福岡県福岡市博多区博多駅南1-7-1

営業時間

11:00~16:00(平日)

11:00~15:30(土曜)

定休日 日曜日・祝日

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