「うどん大文字大野城本店」は福岡市に隣接した大野城市にあるうどん屋で、博多とはやや異なる独自のうどんを提供しています。フワフワの自家製平打ち麺に上品な味わいの出汁がよく絡み、気持ちよく完食できました。
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福岡の隣で味わった独自のうどん
福岡県は日本を代表するうどん処の一つであり、「太くて柔らかな麺と和風の出汁」というイメージで全国的に知られる存在となっています。しかし地元の方に言わせると福岡のうどんはそんな単純なものではなく、同じ県内でも「博多」「筑後」「小倉」の各地域で味が全然違っているそうです。
大野城市は福岡市の南東隣に位置しており、市役所の最寄り駅である西鉄春日原駅には天神から10数分で着くことができます。「筑後」と呼ばれるエリアとは少々異なるようですが、こちらに店を構える「うどん大文字」では他で食べたことがないような独自のうどんを味わうことができます。
「うどん大文字」とは
うどん大文字は大野城市と筑紫野市に店を構えるうどん屋で、福岡のうどんについて調べると必ず目にする店です。

印象的な店名は毎年9月に市内で開催される「おおの城 大文字まつり」にちなんでおり、その看板はかなり遠方からでも識別することができました。
麺は福岡県産の小麦粉とミネラル豊富な塩を使用して熟成した自家製平打ち麺で、形状としてはむしろきしめんに近いといってもいいかもしれません。出汁は羅臼昆布に加えて花かつお・さば節・厚けずり節・うるめ節でとった旨味たっぷりの天然出汁を使用しています。
厳選された九州産ブランド豚を使用したカツ丼でも有名な店で、ご飯だけ卵でとじてその上にカツをのせた「極みカツ丼」は超人気メニューとなっています。(店内をざっと見渡してみて、カツ丼を食べている人の方が多かったように思います。)
「王道のうどん屋」とでもいうようなメニュー

うどん大文字大野城本店は西鉄天神大牟田線春日原駅から徒歩約10分という場所に位置しています。

福岡空港からの移動が思いのほか順調で午前中に到着できたため、順番待ち用のベンチには座らずに済みました。

「民芸調」という表現がピッタリする店内はカウンター席・テーブル席・座敷席がバランスよく配置され、一人客からファミリーまで対応できる造りとなっています。

「王道のうどん屋」とでもいうようなメニューが並んでいます。「肉ごぼう天うどん」が一番人気なのはやはり福岡だからでしょう。
福岡のうどん(記事は下に続きます)
気持ちよく完食できた

注文した肉ごぼう天うどんで、ごぼう天は別盛となっていました。もうこの時点でいい香りが漂っています。出汁は上品な薄口和風出汁で、これならいくらでも飲めそうです。

麺はきしめんに近い平打ちで、こうして見るとエッジが立っています。しっとりフワフワした食感で出汁とよくからんでおり、関西によくある「出汁を味わうためのうどん」であるように感じられました。

ごぼう天は濃厚な味わいで、太さがあることからザクザクとした歯ごたえも楽しめます。

最後まで気持ちよく完食できました。
うどん大文字大野城本店について
主なメニュー
かけうどん 390円
丸天うどん 620円
えび天うどん 670円
肉ごぼう天うどん 890円
肉えび天うどん 1000円
地図
店舗概要
福岡県大野城市山田4-2-1
営業時間
11:00~15:00 18:00~21:30 平日
11:00~21:30 土・日・祝
定休日 不定休
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