新宿の東京麺通団は私が初めて釜玉うどんを食べた店であり、間違いなく新宿で一番美味いうどん屋だと思います。
麺通団とは何か?
麺通団とはもともと香川のタウン情報誌の編集者で作られ、地元の穴場のうどん屋を紹介し続けてきたグループです。掲載していたコラムを単行本にした「恐るべき讃岐うどん」がテレビで紹介されたことによって讃岐うどんブームの火付け役となり、遂にはこれを題材とした映画「UDON」が公開されるまでになりました。
団長の田尾和俊氏と評論家の勝谷誠彦氏が共同でプロデュースして開店したのが東京麺通団で、ここでは高松の名店である「宮武」の指導を受けたスタッフの打ったうどんが食べられます。
東京麺通団が創業したのが平成15年で、私が初めて釜玉を食べたのがこの店です。
◆東京の讃岐うどんの名店の記事
釜玉うどんとは?
讃岐うどんにおいては「かけ」「ざる」「釜揚げ」「釜玉」が四大食べ方とされていますが、東京麺通団は私が初めて釜玉うどんを食べた店です。
通常茹でたうどんは一旦冷水で締めます。それによりあのエッジの効いたシコシコとした麺ができますが、釜揚げはうどんを締めずに釜から直接すくってどんぶりに入れます。冷水で締めていないためモチモチとした食感が楽しむことが出来、通常はこれをつけ汁で食べます。
一方茹で上げた麺に生卵をからめ、生醤油をかけたものが釜玉うどんです。
釜玉うどんは香川の名店「山越」で生まれたというのは有名な話ですが、誕生した時期についてははっきりとはしていません。
新宿で一番美味いうどん屋だと思う
久し振りに訪れた店は昔と同じ場所に同じ姿でありました。
さっそく釜玉を注文します。茹でている麺を釜から直接すくうためタイミングが悪いとしばらく待たされますが、ちょうど茹であがった時だったのですぐに食べられました。
とにかくよくかき混ぜてすすり込みます。
うどんと玉子、玉子と醤油、うどんと醤油、それぞれは最高の相性の良さです。それが三つ重なったことで口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。うどんはモチモチしていて、その中にしっかりと腰がありました。そこに玉子と醤油が加わることで、1+1+1が5にも6にもなったように感じます。
東京麺通団は間違いなく新宿で一番美味いうどん屋だと思います。
店の壁には香川県の地図が貼られ、うどんの名店の位置が示されています。所々「閉店しました」というシールが貼られているのが寂しいところです。
営業時間 平日 8:00~23:30
土日祝10:00~23:30
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