「元祖みうらうどん」は吉田うどんを代表する有名店で、尋常ではない数の外国人観光客であふれる下吉田駅の近くに位置しています。四角い極太縮れ麺は食べ応えがあり、さっぱりとしたバランスの取れた味わいでした。
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予定変更で急遽訪れた店
日本を訪れる外国人観光客の数はコロナが一息ついたことにより増加を続けており、コロナ前の2019年対比で8割近くまで回復してきたようです。最近はJR・富士急行直通特急の富士回遊号の指定席が全く取れなくなっため先日は高速バスで河口湖に向かったのですが、走行中の車内で急遽目的地を下吉田に変更し、近くにあるうどん屋ということで見つけたのが「元祖みうらうどん」です。
吉田うどんを代表する有名店
一般財団法人ふじよしだ観光振興サービスが作成したパンフレットは富士吉田市内のうどん屋が分かりやすくまとめられており、吉田うどんの食べ歩きをする際に便利です。(特に今回のように現地で急遽予定変更する際には欠かせません。)
「どこかで聞いたことがある」という程度の認識でみうらうどんを選びましたが、後になって調べてみると1981年に創業した吉田うどんを代表する有名店でした。河口湖と都留に姉妹店があり、そのため下吉田の「みうらうどん」は屋号に「元祖」が付いています。
ここで修行して独立した店も多く、それらの店は「みうら系」と呼ばれているそうです。
吉田うどんの特色
吉田うどんでは麺を打つのは基本的に男の仕事で、塩水を使用して力任せに生地をこねたため歯ごたえのあるねじれた太麺が主流となりました。
つゆは味噌ベース・醬油ベース・味噌と醤油をブレンドしたものと3通りあるようで、店によって異なります。
上に載せる具材としては茹でたキャベツと肉というのが鉄板で、肉は馬肉を使うことが多いのが吉田うどんだけに見られる特徴です。
そしてゴマ・山椒・唐辛子等を使用して店ごとに研究を重ねた「すりだね」と呼ばれる薬味で「味変」するのがお決まりです。
みうらうどんはどのようなうどんが出てくるのでしょうか。
店内には座卓と座布団が並んでいる
みうらうどんは富士急行「下吉田駅」徒歩約10分という場所に位置しています。新倉富士浅間神社の忠霊塔を訪れる尋常じゃない数の外国人観光客が降り立つ駅ですが、彼らはうどんには完全に無関心らしく、駅の反対側にあるこちらまで来る人はいないようです。
店はプレハブ造りで、お昼時にはまだかなり早い時間であったにもかかわらず駐車場は地元ナンバーの車でいっぱいでした。
店内は全席小上がりタイプでどちらかというと公民館といった感じです。入り口で靴を脱いで座敷に上がると座卓と座布団が並んでいました。
各メニューとも中と大の2種類で、麺のお替りである替え玉もあります。素うどんとかけうどんの違いがよく分からなかったのですが、本当にうどんとつゆだけというのが素うどんで、かけうどんには茹でキャベツと油揚げがのせられているようです。
吉田うどんの名店
食べ応えのある極太縮れ麺だった
今回は定番中の定番メニューである肉うどん(中)を注文しました。
つゆの色の濃さと大きめに刻んだ茹でキャベツが印象的です。
テーブル上にあった天かすを投入しました。
いい感じに縮れた四角い極太麺はずっしりとしており、適度な弾力もあって食べ応え抜群です。煮干しを丁寧に炊き上げて出汁をとり、醤油と味噌をベースにしたつゆは若干味噌の方が強く感じられ、茹でキャベツも加わることでほうとうに似たものを感じました。馬肉は目立ちすぎないよう淡白な味付けとなっており、全体としてさっぱりとした、バランスの取れた味わいだったと思います。
自家製すりだねの中身については秘密なのだそうです。
すりだねを投入するとピリピリ感が加わり、見事に味わいが変わりました。
元祖みうらうどんについて
主なメニュー
かけうどん 400円
肉うどん 500円
肉付けうどん 500円
替え玉 200円
地図
店舗概要
営業時間10:00~14:00
定休日 水曜日
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