高松の「手打ちうどん麦蔵」(むぎぞう)は香川県立中央病院と高松競輪場の間の三角形の空間にあるかしわざるが看板メニューの店です。宮崎県産地鶏を使用した揚げたての天ぷらは強烈なコシのうどんと相性抜群でした。
ナビでもたどり着くのに苦労した
讃岐うどん店というものは実に様々な場所にあるものです。
その昔、まだゼンリンの住宅地図しか頼る物がなかった時代、伝説的なガイドブック「恐るべきさぬきうどん」の編集者でも何度も迷ったり行きすぎたりしてようやく店にたどり着くということがよくあったようです。しかし現在ではほぼ全てのうどん店の電話番号がレンタカーのナビに登録されており、これを入力しさえすれば県外からの旅行客でも店のすぐ近くまでは簡単にたどり着くことができます。「目的地周辺です。案内を終了します。」というアナウンスがあればその辺で車を停め、周囲をキョロキョロすれば大抵の場合それっぽい建物が近くにあります。
しかし店に電話がなく、仕方なく住所を入力して到着してもそれっぽい建物がなく、また周辺に車を停める場所もないという、「ないないづくし」で苦労したのが手打ちうどん麦蔵(むぎぞう)です。
電話番号がない理由がわかった
手打ちうどん麦蔵があったのは香川県立中央病院と高松競輪場の間の三角形の空間で、ほっかほっか亭の隣の建物でした。最初はこれがうどん屋とは思えず、周辺をぐるぐる回っている間に暖簾の隅っこに小さく「麦蔵」と書かれているのは確認できたのですが、今度はどこに車を停めていいのか分かりません。仕方なく競輪場の前の駐車場を利用しました。(ほっかほっか亭の前に車を停めていいのか、今でもわからない。)
食べ終わって外に出る人の数に合わせ、店員が並んでいる人を店内に呼び込んでいるようです。
恐らくプレハブ造りの建物なのでしょう。
中に入ると建物全体が厨房と客席のようであり、「バックヤード」は全くなさそうです。「さぬきうどん全店制覇攻略本」に電話番号が書かれていない理由がよくわかりました。
ざるとぶっかけの有名店
看板メニューは「かしわざる」
「手打ちうどんの田」の看板メニューが角煮うどんであるように、麦蔵の看板メニューはかしわざるです。讃岐うどん店では珍しく店に入るとまず食券の自販機があり、左上の一番大きなボタンがかしわざるとなっていました。
店内を見渡すと大半の客がかしわざるを注文しているようで、テーブルに置かれたざるうどんの上にかしわ天がゴロゴロしています。この日はこれで4軒目で腹具合を考えるとかなり悩みましたが、なるようになれということで私もかしわざるを注文しました。
席に着いて食券を渡してからうどんが出てくるまで時間がかかっており、うどんもかしわ天も注文を受けてから作り始めているようです。
かしわ天とうどんの相性が最高だった
これが麦蔵のかしわざるで、かしわ天がドカンとのっています。
つけ汁に薬味を投入して準備完了です。
ざるうどんは久しぶりで、ツルツル・モチモチした食感と強烈なコシが素敵でした。出汁に使用する鰹節や昆布も吟味しているといい、ざるや釜あげで食べるとうどんと生姜の相性の良さを再確認することができます。
宮崎県産地鶏を使用した天ぷらはジューシーで、揚げたてなのでサクサクでした。うどんとの相性も最高だったように思います。
手打ちうどん麦蔵について
主なメニュー
かしわざるうどん700円
肉うどん 650円
天ぷらざるうどん700円
かしわうどん 600円
地図
店舗概要
手打ちうどん麦蔵(むぎぞう)
☎ なし
営業時間 11:00~麺が無くなるまで
定休日 木曜・祝日
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